【ノンフィクション・ドキュメンタリー】タグの実用書
ミシュランガイドの星付きの店の数のランキングは以下の通り。1位東京、2位パリ、3位京都、4位大阪、5位ニューヨーク。日本が、「世界一美食の国」と絶賛される所以です。「プロフェッショナル」「ガイアの夜明け」などさまざまなメディアに出演し、「銀座小十」をはじめ東京やパリ、ニューヨークに出店、日本料理の旗手として世界的に活躍する著者が、料理人ならではの視点でその魅力をさまざまな視点から探る。
「本当に存在するのは神のみであり、人間を含め、その他のものはすべて神の<様態>に過ぎない」――一見、もっとも「自由」からはほど遠いように見えるスピノザ哲学が、自由こそは人間の「本性」と考えるのはなぜなのか? 政治的閉塞に被われた現代社会に風穴を開ける、もっともラディカルな思想の魅力を平易な文体で綴る。まったく新しいスピノザ哲学の入門書。・「自然の権利や決まりとは、わたしの理解では、個物それぞれに備わった自然の規則に他ならない。あらゆる個物は、こうした規則にしたがって特定の仕方で存在し活動するよう、自然と決められているのである」(スピノザ『神学・政治論』第16章2節)。・「スピノザが『神学・政治論』後半部で提示した政治哲学は、恐らくそれまでの西洋哲学史上類を見ないほどの徹底性をもって、わたしたち一人一人の「哲学する自由」つまり思想・言論・表現の自由のかけがえのなさを強調しています。しかもただ闇雲に大事だと叫びたてるのではなく、大事なものである理由を人間の自然権という、存在論的な基盤にまでさかのぼって徹底的に根拠づけようとしているのです」(本書第8回 自由は国を滅ぼすか――スピノザの思想<四>より)
ホセ・ミゲル・バトルの犯罪組織は’ザ・コーポレーション’の看板を掲げ、ニューヨークの富を喰らって肥大化していく。逮捕を機に組織の核心である数当て賭博事業を実の息子ミゲリートに譲渡したバトルは、麻薬の売買へと触手を広げた。集められた大量の金は、たっての願望でもあった「俺のカジノ」、ペルーの〈カジノ・クリヨン〉で洗浄される。事業の拡大、夢の実現。捜査の手も躱し続け順風満帆に見えた’ザ・コーポレーション’にも、最後の時は近づいていた。キューバ革命が産み落とした憎悪と欲望の忌み児、キューバ・マフィアの爛熟と崩壊を綴るクライム・ノンフィクション後篇。
ベントン彫刻機と三省堂がなければ、日本の活字デザインの歴史は変わっていた!? かつて、活字のデザインは、ごく限られた天才=「種字彫刻師」の頭の中にのみあるものだった。現代の「書体デザイン」につながる手法を伝えたのは、辞書の「三省堂」とベントン彫刻機だったのだ。これは、「書体」が生まれるその舞台裏で奔走したひとびとの記録である。【本書推薦の言葉】日本の印刷界近代化の貴重な記録。それもタイポグラフィの原点にスポットを当てた内容は、我が国では初めてではないだろうか。まさに’渾身の作品’だ。小塚昌彦(タイプデザインディレクター)
『アンネの日記』を断ち切ったのは誰か?元FBI捜査官率いるコールドケース・チームが歴史的迷宮入り事件を徹底検証した迫真のルポ。世界的ベストセラー『アンネの 日記』を書いた15歳の少女を密告したのは誰なのか?世紀の未解決事件を解明するため、元FBI捜査官を筆頭にプロファイラー、歴史学者、データ・サイエンティストら20名を超える各方面の専門家が結集。最新技術とテクノロジー、プロファイリング、法医学検査、人工知能など現代の捜査法を駆使し、真相に迫る――。誰もが知る結末を、彼女は知らない。’アンネ・フランクの物語’の基本的なアウトラインはほとんどの者が知っている――第二次世界大戦中、ナチスの占領下に置かれたオランダで、ユダヤ人の十代の少女が両親、姉、一家と親しくしていた何人かと共に、二年以上のあいだアムステルダムの屋根裏に隠れて暮らしていた。最後はついに密告されて全員が強制収容所送りとなり、のちに生還できたのはアンネの父親オットー・フランクだけだった。わたしたちがこうしたことを知っているのは、主として、八月のその日にナチスが人々を連行しにやってきたとき、アンネの貴重な日記が置き去りにされたからだ。(序文より)【目次】序文 〈追悼の日〉と自由を奪われた日々の記憶第一部 ‘密告事件’の背景第1章 摘発と緑衣の警官第2章 アンネの日記第3章 コールドケース・チーム第4章 利害関係者たち第5章 「あの男に何ができるか見てみよう!」第6章 ひとときの安全第7章 猛攻撃第8章 プリンセンフラハト二六三番地第9章 身を隠す第10章 頼まれたから承知したのです第11章 恐怖の事件第12章 摘発の詳細第13章 ヴェステルボルク通過収容所第14章 帰還第15章 対独協力者第16章 娘たちは帰ってこない第二部 迷宮入り事件の調査第17章 調査第18章 ドキュメンツ・メン第19章 もうひとつの本棚第20章 最初の密告第21章 脅迫者第22章 近所の人々第23章 ナニー第24章 もうひとつの説第25章 ユダヤ人ハンターたち第26章 V - フラウ第27章 実質的な証拠ゼロ PartI第28章 仲間のユダヤ人のところへ行きなさいよ!第29章 記憶を探る第30章 フランク一家を逮捕した男、ウィーンで発見される第31章 ミープが知っていたこと第32章 実質的な証拠ゼロ PartII第33章 八百屋第34章 ユダヤ人評議会第35章 見直し第36章 オランダの公証人第37章 活動を始めた専門家たち第38章 友達のあいだのメモ第39章 タイピスト第40章 孫娘第41章 ハウトスティッケル事件第42章 爆弾第43章 厳重に守られた秘密おわりに 幻影の街あとがきにかえて謝辞公文書館と機関用語解説原注参考文献
暴力団も警察も恐れた史上最凶の半グレ集団「怒羅権(ドラゴン)」初代総長が明かす禁断の内幕! 暴力団も警察も恐れた史上最凶の半グレ集団「怒羅権」――。中国残留孤児2世を中心とした半グレ集団の初代総長・佐々木秀夫による初書籍がついに刊行。なぜ怒羅権は誕生したのか? なぜヤクザすらも恐れたのか? なぜ警察権力に歯向かい続けたのか? なぜマフィア化したのか? 東京での闇社会への影響力はあの関東連合をも凌ぐといわれた半グレ集団の謎に包まれた実態を、初代総長が語り尽くす!
日系進出企業の実態を衝く! アジアの民衆を訪ねたレポートーー『自動車絶望工場』の著者が、日本企業の東南アジアへの進出実態を知るための旅に出た。現地の労働者たちは、みな驚くほどの低賃金と苛酷な超管理体制のもとで働いている。国家権力による弾圧も厳しい。にもかかわらず、民衆は彼らの想いを熱心に語る。アジアを知ることは、われわれ自身を知ることだ。
まさに「悪い奴ほど、よく眠る!」。いかに権力を掌握し、日本を支配したか? 小針暦二、中曽根康弘、笹川良一など、闇の部分を徹底分析! ーー揺れ動く日本は、これからどうなるのか。日本の政治・経済を操ってきた7人の権力者を裸にする。政商・小針暦二をはじめ、永田町「蔭のドン」中曽根康弘やA級戦犯・笹川良一の勲章など、闇の部分に徹底的なメスを入れる。いかに権力を掌握し操作してきたか、そのパターンを分析し、現代に問うルポルタージュ。
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。京都の名園といわれる庭園40ヶ所を、「池泉庭園」「枯山水庭園」「茶庭」に分類し、それぞれを造園時代順に配列。庭園のどこに立って、どのように鑑賞すれば、本当の美をとらえることができるかを、その由来・作庭のポイントなど、やさしく解説した、ハンディーな名園解説書。
実際に学校をまわった教育現場からの報告ーー愛知・千葉などから全国にひろがった極端な管理主義教育は、教室での子どもたちの自由を奪い、その心を窒息死寸前にまで追い込んでいる。創造的で生きいきとした生活は、どうしたら甦るのか。いじめや子どもの自殺など緊急な課題を考えつつ、各地の小中学校をまわって、教育の反動化の実態を明らかにする。
同郷の著者が辿る力作。太宰治の文学精神に新しい光をあてるルポーー太宰治は、津軽の「地主貴族」の子として生まれた。にもかかわらず、太宰は「私は、無智の、貧農の子孫である」と、出自を韜晦(とうかい)するように書きつけている。それはなぜか。憎みつつ、しかし逃れようのなかった家と故郷。<罪>と<含羞(がんしゅう)>と<道化(どうけ)>の原点を、同郷の著者が肉親の証言と秘録で辿ったユニークなルポルタージュ!
いま兵器工場の内側で何が起こっているか? 毎年膨張を続ける軍需工場の現場を丹念に取材。危険な軍拡路線を批判する必読のルポーー軍備の増強は、日本の平和にほんとに役立っているのだろうか。いま防衛庁の年間調達総額は1兆円をはるかに越えるというのに、兵器産業の実態は厚いベールに覆われたままだ。兵器工場の現場を丹念に取材し、巨大な防衛産業なしでは立ちゆかぬ日本経済の体質と関係者たちの本音を、鮮明にレポートする。
時流に媚びない男の心意気を見よ! 新田次郎賞受賞のドキュメント。新聞記者を経て釜石市長になり、反権力・反公害に生きた男の破天荒人生を追う! ーーその男、鈴木東民。徹底した反ナチス報道でドイツを追われ、日本に帰ってからは軍部の言論弾圧に抗した新聞記者。敗戦後は読売新聞大争議を指導、のち釜石市長として反権力・反公害運動を展開。一生を時流に媚びず、「反骨」に生きた男の心意気が、痛切に胸を打つ。新田次郎賞受賞の渾身のドキュメント。
日本のテレビ、新聞、大出版社は足並みをそろえて、アメリカ大統領選挙のフェイク・ニューズを続けてきました。彼らの背後に潜む巨大な悪の組織が、今、私たちの目の前に露出しつつあります。本書は、副島隆彦とベンジャミン・フルフォードが「今、アメリカで起きている本当のこと」をテーマに、米大統領選の真実と合衆国の動乱と分裂を画策するディープ・ステイトについて徹底討論した、衝撃の初対談本です。もう、陰謀論とは呼ばせない!
すらっと伸びた脚と大きな目、最先端のセクシーなファッションに身を包んで政界に登場したときは、マスコミはこぞって「女性政治家の星」として好意的に取り上げた。しかし、史上最大級の選挙違反で逮捕されるや、手のひらを返したように、「稀代の悪女」としてここぞとばかりに叩いた。 河井案里。 参院議員として活動したのは19カ月に満たなかったが、世間に大きなインパクトを残した。 彼女はマスコミの寵児となったが、実のところ、彼女のプライベートをよく知る記者はいない。 筆者は、当選直後から逮捕されるまで、インタビューなどの取材だけでなく、ことあるごとに電話やメールでやり取りをしてきた稀少な存在である。筆者の手元には、膨大な量の録音、メールがある。 あらためてそれらを読み返すと、不思議なことに気が付く。 宮崎で成功した建築家の家に生まれ、慶応大学に進学し、代議士の妻、そして自身も県会議員から参院議員と、これだけ聞くと恵まれすぎた人生のように見えるが、彼女からは、いっこうに幸せそうなようすがうかがえないのだ。 生きづらい女。 筆者は彼女の生まれた宮崎を訪れることからはじめ、その人生をあらためて取材してみた。すると、そこには、マスコミで見せた鼻っ柱の強い美人政治家とは別の顔が見えてきた。「私も黒川さんも、権力闘争のおもちゃにされたんです」 河井案里という一人の女性政治家の人生を通して、現代社会における女性の生きづらさに迫る。
【内容紹介】これから、まったく新しいスタートを切りませんか。思考を完全に切り替え、状況を反転させませんか。やることは、たったひとつ。シンプルです。「自考(じこう)」です。自分の頭で考えて、自分にふさわしい、自分のやり方を、見いだすこと。新しいやり方を創り出し、新たな行動に移すこと。この「自考」で、あなたの中の何かが変わります。私がアメリカでの勤務を終えて帰国した時、日本は実に息苦しい社会だと気付きました。人をはかるモノサシ、価値観、基準の数があまりにも少ない。自殺する人があまりにも多い。笑っている人が少ない。他人を妬む。他人を排除する。出る杭を打つ。決められたモノサシから外れたりする人を異質と決め付ける。ナンセンスな社会です。おかしな社会です。大事なのは、一人ひとりの個の人です。すべての人が価値ある存在であり、すべての人の価値観が受け入れられていいはずです。これからは私たち一人ひとりが、自分たちの質を高めていくしかありません。必要なことは、一人ひとりが、古びた過去と決別し、新しいやり方を「自考」で創り出し、行動することだという結論に、私は至りました。「自考」をひとりでも多くの人に知っていただきたい。本書にはそうした願いが込められています。約30年間、メディアの視点から日本を見つめてきたテレビ朝日・元アメリカ総局長の著者がたどり着いた、人生を取り戻すヒントとは。【著者紹介】[著]岡田 豊(おかだ・ゆたか)ジャーナリスト。1964年、群馬県高崎市生まれ。日本経済新聞記者を経て1991年から共同通信記者。山口支局、大阪支社、経済部。阪神淡路大震災、大蔵省接待汚職事件、不良債権問題、金融危機など取材。2000年からテレビ朝日記者。経済部、外報部、災害放送担当(民放連災害放送専門部会委員)、福島原発事故担当、ANNスーパーJチャンネル・プロデューサー、副編集長、記者コラム「報道ブーメラン」編集長、コメンテーター、ニューヨーク支局長・アメリカ総局長(テレビ朝日アメリカ取締役上級副社長)。トランプ氏が勝利した2016年の米大統領選挙や激変するアメリカを取材。共著『自立のスタイルブック「豊かさ創世記」45人の物語』(共同通信社)など。【目次抜粋】第1章 私たち市民の平和的な「革命」第2章 日本人に欠けていた自考第3章 自考が「不可能」を「可能」にする第4章 自己責任で情報と向き合う時代 自考で見極める第5章 自考で決別する 古びた伝統・慣習・価値観第6章 会社員よ公務員よ、立ち上がれ 自考で目覚める第7章 アメリカ人のセンス 出る杭を育て、やり直すことを認める第8章 世界で埋没する日本 自考で食い止める
国産小麦100%を実現!奇跡のパン屋物語。北海道十勝に店を構える小さなパン屋『満寿屋』。一見普通の店に見えるが、実は業界でも不可能といわれた国産小麦100%使用を成功させ、そして年商10億円を売り上げる、奇跡のパン屋なのである。水は大雪山の雪解け水を使い、小麦はもちろんバター、牛乳、砂糖、酵母、小豆まで地元産を使用。安全、安心、そして究極の国産パンを造ろうとチャレンジを続けてきた世界でも希なパン屋3世代の熱いドラマを描く。ベストセラー『サービスの達人』『イベリコ豚を買いに』著者が贈る、傑作ノンフィクション。※この作品は単行本版として配信されていた『世界に一軒だけのパン屋』の文庫本版です。
2度の結婚、病、大切な人との別れを経て。2度の結婚、突然の病、そして大切な人との別れ――女優・南果歩が書く、うつむきそうな全ての人にエールを送る自伝エッセイ。21年春、女優・南果歩はアメリカで新たな挑戦をしていた。見知らぬ土地、慣れない言葉、新しく出会う人々の中で、孤軍奮闘する彼女の背中を押したのは、まぎれもなく「過去の自分」だった。人生の「第2ステージ」を歩み始めた彼女が、深い喪失から回復する方法を真っ直ぐに綴る。《辛い場所にいる人、生きていくのに疲れた人、悲しみに溺れそうな人、孤独を感じている人、人を信じられなくなった人、長く暗いトンネルの中にいる人、それでも前に進みたいと思っている人、夢見たいと思っている人。どれか一つでも該当するなら、この本を読んでみてください。書くことは自身を晒すこと、痛みを伴うことだと分かっています。それでも私は、やっとここまで来られたことを、記すことが必要だったのです》(はじめにより)※この作品はカラーが含まれます。
北九州の製鉄の町を訪ねたルポルタ-ジュ。近代日本の100年を旧八幡製鉄の繁栄と衰退と共にした人々の歴史、製鉄労働者たちの生活、公害で汚染する洞海湾などを詳しく記録した著者初期の代表的な作品ーーかつて、明治以来の日本の経済を大きく支えてきた新日本製鉄が、鉄の町・北九州市一帯で君臨し栄えていた頃、そこに働く労働者たちは、どんな厳しい生活をしていたか。町の人たちはどう暮らしてきたか。みずから東田高炉工場で働いた著者が、その体験をもとに記録した、鉄の町・八幡と新日鉄80年の歴史の光と影。
男性本位から男女対等のセックスへ! スローセックスの原点を説く、アダム流セックスの入門書。お湯のように温められ沸点を迎える幸せなエクスタシー、射精しない、イカない、もう演技しないーー正しいセックスとはなにか。受け身の大和撫子は、日本男子の誤解に満ちた男性本位の未熟なセックスを長く甘受してきました。不幸なセックスから解放され男女ともに、最高のエクスタシーを得る方法があります。セックス・セラピストの権威が「スローセックス」を優しく易しく説き明かす、アダム流セックスの入門書。◎性感ヴァージンから解放されよう/不感症女性の95パーセントは正常/逃げ場がない生真面目な女性たち/女性は水の性、男性は火の性/膣でイカなくっても気にしない/DNAが覚えている淫靡なカラダの動かし方/100万人が実践したアダム流セックス入門
トラキチ必読! タイガ-ス監督の熱血人生。長嶋茂雄と闘い、王貞治と闘った14年間の現役時代と実業界で活躍した14年間を振返り、プロとは何か、リ-ダ-はどうあるべきかなどを、イキイキと語る注目の1冊ーー長島茂雄、王貞治らとしのぎを削り、最高殊勲選手、沢村賞など数々の栄誉に輝いた11年間の選手生活と、3年間の監督兼投手の生活、退団して4年間のサラリーマン生活、そして12年間の社長業……その多彩な歩みの中で、求め続けてきたものはなにか? 強いタイガース復活にかける、阪神・村山監督の熱血人生!
無実の罪に陥れた当局の論理とは? 冤罪事件の全貌を解明し〈つくられた犯人〉の不条理な運命の重さを問う衝撃的ルポ! ーーある日、突然、ひとりの青年が、殺人犯として逮捕された。彼がいかに彼の真実を叫び続けても、「血痕」鑑定を理由に、裁判所は極刑を宣告した。以来、真実は闇に葬られ、真犯人が名乗りでるまで、〈つくられた犯人〉の不条理な運命は、どのような軌跡を描いたのか。冤罪事件の全貌を解明する衝撃的ルポルタージュ。
日常の仏事から日本人の宗教観まで。心の恐れをとり除き、苦しみから救う「仏教」を、易しく、面白く語り伝える! ーー智の力ではとらえがたい「何か」が存在し、人間はそれによって生かされている。心がまき起こす不安・恐れ・怯えはいつもあるが、施無畏(せむい)の教えはそれをとり除き、苦しみから人々を救い出す。心の問題を抱える現代人に、瀬戸内寂聴と仏教研究者・久保田展弘が、対談の形でやさしく仏教を伝える、好個の入門書。
新しい発見が、街の中に眠っている! あなたの知らない東京を探る爆笑ルポ。渋谷・新宿・池袋・銀座……清潔だけれど、猥雑な東京を愛するすべての人々に! ーー東京というのはよく分からない街である。だから、東京との正しい接し方というのは、きっと「よく分からない」状態自体を楽しむことなのである。ぼくが1年間かけて突撃し、玉砕した結果がこの本である。「そうかそうか。玉砕したか。馬鹿め。うわははは!」と笑っていただければ幸いである。(「あとがき」より)
村が核のゴミ捨て場に! 「死の灰」と添寝することになった青森県六ヶ所村の人々の恐怖と苦悩を30年かけた取材で解明! ーー東北の一寒村の開拓地が、核廃棄物の終末処理場へ! 原子力発電所は、人間が制御できない危険物質を、日夜ためこんでいる。「死の灰」と添寝することになった青森県六ヶ所村の人々は、日常的な恐怖に脅かされている。強引につくられた核燃料サイクル基地の実態を解明した大レポート。毎日出版文化賞受賞。
「力道山×木村」の惨劇。禁忌と化す日本人対決。封印を破った「猪木×小林」に迫り、「藤波×長州」他、不穏で熾烈な闘いを描く。関係者多数に取材した未踏のプロレス・ノンフィクション!
権威を疑え。自分の頭で考えろ。さもなくば、民主主義は終わる。政権の「嘘」を暴き、糾弾し続ける元文部科学事務次官、待望の最新書き下ろし! 『面従腹背』から新たな闘争へ 。学ばない国民は政府によって騙される。愚かな国民は愚かな政府しか持つことができない。愚かな政府は腐敗し、暴走する。安倍政権から菅政権へと、露骨な国政私物化が続いている。菅政権になっても、「官邸官僚」主導の政治体制は変わらない。しかし、官邸官僚が「一本化」されたことで、安倍政権よりも支配構造がさらに強くなってしまった。愚かな国民は、愚かな政府しか持つことができない。賢い国民が育つために決定的な役割を果たすのは、メディアと教育だ。メディア関係者と教育関係者が権威主義や事大主義に毒され、同調圧力に加担し付和雷同に走るなら、日本国民はますます蒙昧の淵に沈んで行くだろう。安倍政権下で加計学園問題の疑惑を追及した自らの体験を交え、腐敗した日本の政治を問い質し、打開策を提示する。
迷走するコロナ対策、度重なる不祥事や利益優先、それでも上がらない投票率......。世の中のあらゆる「違和感」に、愛とユーモアを込めて一刀両断!大好評、毎日新聞別刷『日曜くらぶ』に連載中の「松尾貴史のちょっと違和感」書籍化。怒濤の時事コラム67本!巻末には、ミュージシャン・文筆家の近田春夫との対談、「違和感放談」を収録。
「最初から『できない』と決めつけて、自分の可能性を小さくしていないか。すべては、自分を信じることから始まる」ラグビーワールドカップ2019の日本代表として歴史的快挙となるベスト8進出に大きく貢献し、2021年には順天堂大学医学部に合格。まさに「文武両道」を実現した福岡堅樹の初となる著書。トップアスリートは、いかにして医学部に合格したのか――そこに特別な才能は必要なかった。彼が大事にしてきたことは、「自分と状況を俯瞰する客観力」、「集中するための切り替え力」、「迷わないための割り切り力」、そして「自分を信じる力」だった。「いつでも人は変わることができる。そう信じているからこそ、努力に意味が見出せる」決断に迷い、不安を感じてあと一歩が踏み出せない人が「自分を信じる力」を手に入れられる一冊。<目次> ※内容を一部を抜粋第1章 成長の限界を決めない人との出会いで能力は開花する/心の「拠りどころ」を見つける/逆境を乗り越えたときに人は強くなる第2章 自分を客観視する自分の行動を「言葉」にする習慣をつくる/「やりたいこと」の中から「得意」を生かす/自分の力で変えられないことは思い悩まない第3章 割り切る勇気を手に入れる夢を叶えるためなら切り捨てるべきものもある/「後悔しない選択は何か」を自らに問い続ける/「切り替え」を駆使して集中力を高める第4章 目標はいつ変わってもいい目標には「締め切り」を設定する/「あきらめる」のではなく、「次の目標に移る」/「目の前の目標」と「人生の目標」を見誤らない第5章 「ONE TEAM」で学んだこと発想の転換でネガティブ思考をポジティブ思考にする/運は努力でコントロールできる/集中力を高めるルーティンを身につける第6章 自分に合った勉強法を見つける自分にフィットした勉強法を信じて実践する/「できない自分」を許す/目標を2つ持つことで、心のバランスをとる第7章 社会の中で輝く歯車になるときとして組織の方針に従わない勇気を持つ/「完璧」も「強さ」も求める必要はない/異なるものを鏡として自分を知る第8章 信じた道をまっすぐ走る「自分にしかできない生き方」を探し続ける/「好き」こそが最大の原動力になる/後悔のない過去を積み重ねていく
【電子版のご注意事項】※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。故郷から遠く離れたカナダで人種偏見の壁を乗り越え、訪れるすべての人を笑顔に変えたNOMI’S CAFE。その奇跡の物語1958年11月、戦後復興を遂げつつある日本から、たったひとりで日系人の夫が待つカナダへ渡った清水ナオミ。日本人が故の人種偏見を受けながらも1971年11月、バンクーバー郊外に小さなレストラン「NAOMI‘S CAFE」を開業した。すべての料理は彼女の手から生み出され、そのおいしい料理は客同士を笑顔という名の絆でつないでいった……。NAOMI‘S CAFE、それは単におなかを満たす場所ではなく、喜びも悲しみも分かち合える、もうひとつのわが家となっていったのだ。1996年11月、惜しまれつつ店は閉じられたが、その後も料理インストラクターとして90歳を超える今も料理の素晴らしさを多くの人々に伝え続けているナオミ。NAOMI’S CAFEにはじまり現在も続く彼女の生き様、料理に向き合う姿は、人生に疲れているあなたへ勇気と元気を与えてくれるはずだ。清水 なおみ(シミズナオミ):1932年1月4日、大阪市此花区生まれ。1958年1月26日、カナダ日系2世の清水ジョージ昭三と結婚し、同年11月2日に横浜港からバンクーバーへ移住。1971年11月8日、NAOMI’S CAFEを開店。以後25年間、地元カナダの人たちにおいしくて居心地が良くて、第2の我が家だと愛される店となり、裁判官や大学の教授、工事現場の作業員や日本人留学生と、職業、人種を問わず多くの人々が訪れた。1996年11月8日、行列の絶えない人気店だったが、ビルの老朽化に伴い惜しまれながら閉店。その後はテレビや雑誌、コミュニティセンターなどのクッキングクラスのインストラクターを務める傍ら、教会のバザーやケータリングなどで、膨大な量の料理を90歳になったいまもなお一人で作り続けている。