【ノンフィクション・ドキュメンタリー】タグの実用書
「声を磨けば人生は変わる」。動画の総再生回数3億回超! 人気歌い手・ウォルピスカーター初著書。独学で1オクターブ半の音域を拡げた高音のスペシャリストによる、声の仕組みと磨き方を綴ったエッセイです。ごく普通の男子高校生だった著者は、日々の歌唱練習&動画投稿により自身の声をロートーンからハイトーンに成長させ、人生が大きく好転しました。「歌唱力が抜群に上がった」「明るくなった」「人と上手にコミュニケーションが取れるようになった」「同じような仲間ができた」etc.仕事においても、歌い手としての活動だけでなく、CDリリース、ライブ活動、ラジオMCといった「声」を軸とした多彩なビジネスを展開するまでに。「声」は、人が持つ代表的なコミュニケーションツール。高い、低いなど個人差はあれど、日常でちょっと意識するだけでも声の伝わり方は変わります。本書では、声の理論や発声メソッド、ビジネス展開など、ウォルピス流の声の活かし方を紐解きます。著者が実際に行ったボイトレ方法や、貴重な楽曲制作の裏側なども紹介。人気歌い手Gero、あらきを交えた特別対談も収録します。声を生業にしたいクリエイターはもちろん、歌が上手くなりたい人や、人とコミュニケーションを取ることが苦手な人にぴったりな一冊です。また、本書のカバーイラストは、ウォルピスカーターはもちろん、YOASOBIなどのMVも手掛ける気鋭のアニメーション作家・イラストレーターの南條沙歩の描き下ろし。コラムのイラストは、お笑い芸人のイラストが度々SNSでバズり注目を集めるdoccoが担当するなど、人気クリエイターたちによるイラストも必見です。
「本物の知性をなめるなよ。」現代を分析するときに必要とされるのは「読解力」である。そこで役に立つのは古典をはじめとする書物だ。万巻の書を読み卓抜の読解力を有する二人が、仕事論、米中対立、オリンピック、リーダー論、日本人論を縦横無尽に斬る。その無敵の斬れ具合を玩味すること以上の知的な興奮はない。第一章 人新世から見た仕事論第二章 米中対立 新冷戦か帝国主義戦争か第三章 オリンピックはなぜやめられなかったのか第四章 愛読書から見るリーダー論第五章 日本人論の名著を再読する
神社には、なぜ鳥居があるのか。神社の本殿は、なぜあのような形をしているのか。神社のルーツは何か。どのようにして今の形になったのか──伊勢神宮、出雲大社、あるいは沖ノ島、熊野三山、三輪山の磐座祭祀といった代表的な神社とその信仰のかたちを分析するとともに、日本各地に今も残る古い信仰のかたちの中に神社のルーツを探る。神社についてのすべてがわかる決定版。
義足のパラアスリート谷真海、東京2020パラリンピック挑戦の記録。走幅跳でアテネ、北京、ロンドンのパラリンピック3大会に出場し、2013年には東京オリンピック・パラリンピック招致プレゼンテーションでの名スピーチによって一躍パラリンピアンを象徴する存在となった佐藤真海(当時)。その後、結婚&出産を経て、競技も走幅跳からトライアスロンに代えて、彼女は谷真海として再び夢の舞台をめざす。障がいクラスのパラリンピック除外、コロナ禍、開催延期……幾多の困難を乗り越え、ただひたすら「スポーツの力」を信じて走り続けたその生きざまを、2年半に及ぶ密着取材、貴重な撮り下ろし写真で解き明かすドキュメンタリー。東京パラリンピックがゴールじゃない、障がい者も健常者も生きやすい共生社会の実現に向けて私たちみんながなすべきことは? 一緒に考えるヒントが詰まった1冊です。
政治家夫妻が自ら現金を配って回った、前代未聞の買収事件!カバーの写真は2019年7月4日、参院選の公示日。広島選挙区に立つ出陣式で聴衆に語りかける河井案里と、それを見つめる夫の克行だ。素知らぬ顔で明るい未来と自身への支持を訴えるが、しかしこの時すでに2人は手分けをして数多くの地方議員や後援者への買収工作を進めていた。広島のみならず、日本中を大きな政治不信の渦に巻き込んだ「大規模買収事件」。それはどういったものだったのか。’買収夫妻’は何者なのか。この事件は政界に何を残したのか。そして、本当の’巨悪’は誰なのか……。その全貌を広島の地元紙・中国新聞が総力を挙げて取材した、執念のノンフィクション!
ベルリンの街に魅了され、その後もベルリン・シュテーグリッツ区にアパートを借り続けた一人のエッセイストによる街の記録。 生活者の目線で描いた日本とドイツの往復生活を、詩的な文章と季節を彷彿とさせる写真で綴っている。
雲間に鮮やかな満月が光を放つ、平成元年三月五日、早朝――。後にライスシャワーと呼ばれる一頭の牡の仔馬が、生を受けた。小柄で真っ黒な、生粋のステイヤー(長距離馬)の血統だった。その仔馬の一生を騎手、調教師、厩務員らの温かい目が見守る。そして待ち受ける衝撃の結末! 一頭のサラブレッドの生きた奇跡を追う、迫真と感動のドキュメント!
新型コロナ対策をめぐる政治と専門家の関係が注目されている。専門知はいかなる思考と根拠のもとで政治に助言するのか? コロナ専門家会議をはじめ日本学術会議問題を契機に、占領期から現在までの特徴的な6ジャンルで考える。
ジャポニズム、日露戦争、大衆消費社会を背景とした20世紀初頭の柔術・柔道の世界的な流行。嘉納治五郎に期待され米大統領に柔道指南する柔道家もいれば、レスラーと異種格闘技試合をする柔術家もいた。熱狂の時代を豊富な図版資料とともに描く。
嘘や不正は、かくして暴かれる!文書鑑定の第一人者が明かすあの大事件、難事件の舞台裏目次第一章 筆者識別第一話 無国籍児を救った外国人女性二人のサイン第二話 そろって冤罪をまねいた下田事件の四人の鑑定人第三話 満州国皇帝・愛新覚羅溥儀を裁いた国際軍事裁判第四話 政界の騒ぎに巻き込まれた竹下登の念書の鑑定第五話 第二次大戦後の「新教育勅語案」、筆者は誰だ第六話 土田邸爆破事件、背伸びが過ぎた大学教授の筆跡鑑定第七話 誤用の漢字が決め手となった父親の遺言書第八話 借用証書の署名を否認した連帯保証人第九話 ウソがバレて弁護士をクビにした小料理屋の女将第二章 世間を騒がせた文書事件第一話 不法入国でFBIに捕らえられた日本赤軍の菊村憂第二話 蜂谷真由美こと、北朝鮮工作員・金賢姫の偽造日本国旅券第三話 不法入国女性’ジャパゆきさん’の偽造パスポート第四話 認証スタンプを悪用した入国審査官の小遣い稼ぎ第五話 変造されたアメリカ財務省発行の八十五枚の小切手第六話 ロッキード事件を暴いた児玉誉士夫の四十九枚の領収証第七話 テープライターで印字された道警・道庁爆破事件の犯行声明文第三章 文字にまつわるさまざまな話題第一話「俺はサムライ」で署名を裁いた内閣総理大臣・吉田茂第二話 日本人はサインを持っていない第三話 方言やなまりも文字に書かれる第四話 似ている漢字の書き方、あなたはどっち派?第五話 本名から生まれる異名(偽名)第六話 異体字と呼ばれるさまざまな漢字第七話 法廷で問題視された漢字の部首名第八話 筆順には’誤った筆順’はない第九話 気付かずに書かれている誤字と誤用第十話 筆順が多い「必」と、一字に七十通りもある「蔵」の筆順第十一話「千」を「干」と書いても誤りにならない第四章 文書鑑定雑稿第一話 ヨーロッパで生まれた「科学捜査」第二話 日本語版小冊子もある「FBI御案内」第三話 指紋を廃止とした中曽根康弘の覚書と法務省の水面下の調査第四話「インク」と「インキ」はどこが違うの?第五話 機械で大量に作られている三文判第六話 コンピューターが音をあげた筆者識別の試み
オランダベストセラー! 世界中で続々翻訳される話題のノンフィクション。新型コロナ、出世前診断、虐待、安楽死……人生の「特殊な時間」でしか得られない学びが詰まっている。科学ジャーナリストである著者がオランダの日刊紙『デ・フォルクスラント』で始め、話題となった連載コラム「ある特別な患者(Die Ene Patient / That One Patient)」。本書はそのうちの89の話をまとめた1冊。1話5ページほどのストーリーの中で医師や看護師、医療従事者たちが、「自分の人生を変えたひとりの患者」について語っていく。新型コロナウイルスや難病、安楽死などを巡る場面で、忘れ難い思い出や素晴らしい教訓を残した患者について医療従事者の葛藤や心情が明らかにされる。「人はどう生きるべきか」を考えずにはいられない自己啓発書としても読める1冊。【目次より】第一部 家族――「つながり」への考え方が変わったとき第二部 感情――「人はどう思うか」への考えが変わったとき第三部 予期――「希望」と「失望」への考え方が変わったとき第四部 理解――「関係性」への考えが変わったとき第五部 死―――「運命」のとらえ方が変わったとき
次は「香港人改造」か? 大量虐殺、レイプ、強制移住……中国の少数民族政策は日本をも脅かす! 内モンゴル、チベット、ウイグルで何が起きているのか──中国籍を拒絶した「亡国の知識人」が警告する。第19回正論新風賞受賞論文収録。
浄瑠璃や歌舞伎にはじまり、1910年の映画化以降、何度も何度も作られ続ける『忠臣蔵』。実は時代によってその描かれかたは変化している。忠臣蔵の歴史を読み解けば、日本映像の歴史と、作品に投影された世相が見えてくる。物語の見所、監督、俳優、名作ほか、これ一冊で『忠臣蔵』のすべてがわかる!【目次】はじめに第一章 「忠臣蔵」概論 A 6つの見せ場/B 三大キャラクター/C 愛された理由/D 作り手側の事情第二章 忠臣蔵は世につれ 1 江戸時代=庶民たちの反逆 2 国家のために利用される「忠君」 3 「義士」から「浪士」へ〜『赤穂浪士』 4 GHQの禁令と戦後の「忠臣蔵」〜『赤穂城』 5 東映の「赤穂浪士」 6 大河ドラマ『赤穂浪士』 7 悪役を主役に!〜『元禄太平記』 8 悩める大石〜『峠の群像』 9 ドロドロの人間模様〜『元禄繚乱』 10 TBS三部作 11 「決算! 忠臣蔵」第三章 キャラクター名鑑 A 四十七士/B 脱落者/C スターのための脇役/D 吉良方のスターたち/E 女性たち第四章 オールスター忠臣蔵の系譜 A 戦前編/B 東映三部作/C 松竹、大映、東宝の動向/D その後の二本/E テレビの動向第五章 外伝の魅力 A 外伝名作五選/B 後日談おわりに参考文献索引
フェミニズムに人生が救われた――。恋愛やセックス、仕事、人間関係。生活と地続きに考えるフェミニズムの形。石川優実はなぜ闘うのか。自らを見つめ直した渾身の書き下ろしエッセイ!
正規の職に就くことができず、路頭に迷うノラ(野良)博士は、全国で約10万人にものぼるという。ベストセラー『高学歴ワーキングプア』で彼らの窮状を世に知らしめた著者の、今回のテーマは「大学での生き残り術」だ。「褒める筋肉をビルドアップせよ」「論文を書きすぎるな」「懇親会にはデートを断ってでも出席せよ」――。人事は紙切れでは決まらない、もっと情緒的なものだ、という著者のアドバイスに従えば、きっと道が開かれるだろう。
世界を変えたいなら、目の前の常識を覆せ――世間からの批判、嘲笑、度重なる挫折に底をつく資金。それでも諦めなかった者の熱狂ドラマがここにある!今こそ読みたい壮大ノンフィクション。夢の国をつくったのは、リアルで泥臭い、人間の挑戦のストーリーだった――リスクを顧みない直感と決断力、そして優れた芸術性とディテールにこだわる緻密さを兼ね備えた天才ウォルト・ディズニー。世紀のアミューズメントパークをこの世に生み出したひとりの男と、彼によって見出された、何十、何百という優秀な人々の知られざる闘いとは――。綿密な調査と取材で明かされる、ディズニーランド誕生の裏側。今を生きるイノベーターたちに贈りたい、話題の書!*************ディズニーの哲学がここにある――○ディテールにとことんこだわるパーク内の線路に敷く砂利や、地上12メートルの高さにある手すりひとつにもウォルトは「リアル」を追い求めた○「清潔であること」は絶対条件当時の遊園地は雑多で汚れているところが多く、清潔にこだわるウォルトの行為は「金の無駄遣い」と揶揄された○新しいものを恐れない新しい「テレビ」という媒体を映画業界は「敵」とみなしたがウォルトはいち早くそこに可能性を見出す○進化しつづけるトライアル&エラーを繰り返し、日ごとディズニーランドは進化をつづける。ウォルトは言う。「ディズニーランドは完成することがない」*************◆目次第1章 1955年7月17日 日曜日 午前4時第2章 ディズニーランドとの出会い第3章 ネズミにつけるにはひどい名前第4章 鉄道博覧会第5章 庭を走る蒸気機関車第6章 衰退する遊園地第7章 ミニチュアの世界第8章 始動第9章 バズとウッディ第10章 オレンジ郡第11章 密かな買収 第12章 ロイ・ディズニー第13章 世界のどこにもない場所第14章 崖っぷちのテレビ局第15章 アイデアを売り込む第16章 イマジニアたち第17章 海軍大将第18章 ジャングルをつくる第19章 アロー社第20章 ハリエットと模型工房第21章 本物の鉄道第22章 未開拓地の王第23章 スポンサー探し第24章 スタッフ教育第25章 ポニー・ファームの誕生第26章 ジャングルクルーズに必要なもの第27章 ゾウの乳しぼり第28章 期待を背負ったオートピア第29章 未来のロケット第30章 お城のゲートをくぐって第31章 完璧主義者第32章 ルースの役目第33章 労働組合との衝突第34章 開業までのカウントダウン第35章 光陰矢の如し第36章 ディズニーランドの幕開け第37章 幕開けの舞台裏:暗黒の日曜日第38章 ダメージ・コントロール第39章 価値のあること第40章 プラシング第41章 山とモノレール第42章 ディズニーランド1959第43章 アメリカから世界へ第44章 天国の神様を訴える第45章 理想郷と批判第46章 史上最高の都市計画第47章 別れのとき第48章 終わらない夢
北条義時の暗躍。なぜ鎌倉殿13人の頂点に立てたのか?源平合戦、幕府の草創、承久の乱…初の武家政権成立までの謎に迫る!権力の座を巡る者たちの行動や勢力がどのように関係していたか、99のQ&Aでひも解いていく。【目次】1章 源平合戦をめぐる謎2章 頼朝の幕府草創はなぜ成功したのか3章 暗躍する北条義時4章 承久の乱と後鳥羽上皇5章 承久の乱後の鎌倉幕府
夫や交際相手11人の死亡で数億円の遺産を手にした筧千佐子。なぜ男たちはごく普通のオバちゃん然とした彼女の虜になってしまったのか?その秘密を探ろうと23度もの面会を重ねた著者は、彼女の体に染みついた’業’を身をもって思い知ることになる――。語ったこと、そして頑なに語らなかったことから、知られざる千佐子の闇を白日の下に晒す。
「デマ大国」かつ「幸福な監視国家・中国」が「健康帝国」化する日――中国から拡大し世界的に猛威をふるう新型コロナウイルス。中国は権威主義体制のもと人流抑制により、いちはやく封じ込めに成功したが、それにより民主主義体制への懐疑さえ生まれている。だが、中国の本質はそもそも「上に政策あれば下に対策あり」と言われる「デマ大国」であり、ゲテモノ食ひとつすら取り締まれない。その歴史的・社会的な課題を克服するためのツールが、本書が検証するデジタル・監視・大動員なのだ。習近平体制のもと、「健康帝国」へと突き進む中国の深層を、気鋭のジャーナリストがレポートする。
それは「奥田プロジェクト」と呼ばれた――トヨタが世界企業へと勇躍した時代、ロシア進出はいかに行われたか。エコノミストからロシア現地法人の社長へと転身した著者は粗野で不条理な社会と戦いながら、その大きな可能性を追いかける。しかし、ヨーロッパ有数の規模に成長した市場は、リーマンショックによって一気に崩壊するのだった……。一企業の変革の原動力と変革を担った人々の姿、そしてグローバル経済の本質を描ききる。目次よりプロローグ第一章 ロシア進出第二章 未成熟社会第三章 一燈を提げていく第四章 シベリア鉄道紀行譚第五章 リーマンショック、その後エピローグ
2019年9月に発売しベストセラーとなった、チャンネル登録者数182万人超のYouTuberラファエルの自叙伝『無一文からのドリーム』が約30ページの書き下ろしを加えて待望の文庫化! 貧しい家庭に生まれ育った幼少期から始まり、過酷な自衛隊時代や数字に追われる営業マン時代を経て、YouTuberとして成功を収めるまでが描かれている。ラファエルはどんな価値観や考え方を持ち、どのようにして成功に至ったのか !?
心を震わせた思い出を綴るベストエッセイ集。師・長谷川伸の思い出、亡き父の面影、友との交流など、人と人との出会いと別れ。旅への想い、食べ物の記憶、さらに時代小説のうらばなしまで。人生の明け暮れを温かく描く円熟の筆。
NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」を読み解くための最良の一冊。源頼朝、北条政子、北条義時、後白河法皇、そして後鳥羽院……。源平合戦から承久の乱までを描いた、歴史小説の第一人者による傑作歴史エッセイ集。歴史時代小説、大河ドラマファン必読!
人類未踏の地が極点を残すのみとなった20世紀初頭。南極点到達に向け、ノルウェーのアムンセン隊とイギリスのスコット隊が出発した。敗れた側が全員遭難死するという悲劇的結末を迎えた歴史的レースが「なぜそうなったか」詳細に追う。
小さなころ怖かった古典、過去の嫉妬を思い出す小説、何度も買った作家指南書、そして自身の著書について……デビューから書き続けた「本」にまつわるエッセイを一冊に。新たに5本を追加収録! 芥川賞作家である著者初の書評集。解説・島本理生。
アフリカゾウ虐殺の「真犯人」は誰だ!?年間3万頭以上のアフリカゾウが、牙を抉り取られて虐殺されている。象牙の密猟組織の凄惨な犯行により、野生のゾウは今後十数年以内に地球上から姿を消してしまうと言われる。元アフリカ特派員の筆者は、国際密猟組織に迫る取材を始める。そこでぶち当たったのは、密猟で動くカネが過激派テロリストの資金源になっている実態、背後に蠢く中国の巨大な影だった。そして問題は、象牙の印鑑を重宝する私たち日本人へと繋がっていく。密猟組織のドン、過激派テロリスト、中国大使館員、日本の象牙業者。虐殺の「真犯人」とは誰なのか――。第25回「小学館ノンフィクション大賞」受賞作。◎高野秀行(ノンフィクション作家)「ショッキングな現実が勢いある筆致で描かれ、『ザ・ノンフィクション』の醍醐味がある」◎古市憲寿(社会学者)「実は日本が加害者だった? ゾウと我々の意外な関係性が明らかになる」◎三浦しをん(作家)「私は、今後も象牙の印鑑は絶対作らないぞと決意した」(底本 2021年12月発行作品)※この作品は単行本版『牙 〜アフリカゾウの「密猟組織」を追って〜』として配信されていた作品の文庫本版です。※この作品はカラーが含まれます。
歴史学、国際関係史の碩学が2018年BBCのラジオ講義「リース・レクチャー」をもとに書き下ろした2020年「ニューヨーク・タイムズベストブック10」入選の人文書、はやくも邦訳!戦争を真正面からとらえ、世界中を古今東西、縦横無尽に駆け回り約400のテーマを簡潔、丁寧に論じた戦争全般についての基本図書。「読みやすく説得力がある。マーガレット・マクミランの新たな傑作である」(ハーバード大学教授(ジョーゼフ・S・ナイ・ジュニア) 「重要な本であり戦争が社会のあらゆる面に入り込んでくる印象的な様を気づかせてくれる。読んで学ぶことが多い。」ジョージ・シュルツ(元米国国務長官)
・誕生50周年! 名作誕生の軌跡を追う、初の本格的ドキュメンタリー・綿密な取材と緻密な考察で定説を覆す画期的な一冊! 「WOO」はなぜ実現しなかったのか?映画界とテレビ界の当時の状況は? なぜ「怪獣路線」に変わったのか?企画室長・金城哲夫の苦闘と成果とは?「特撮」に留まらぬ視点から圧倒的筆力で描く決定版!!……ちょうど50年前、1966年1月2日、第1話「ゴメスを倒せ! 」の放送から始まった『ウルトラQ』は、テレビ史を変える画期的なシリーズだった。だが、名作誕生までの道のりは決して平坦でなかった。スタッフは前代未聞の番組を作るため、文字通り暗中模索であった。そして、番組成立の背景には、テレビの隆盛と映画の衰退という二つの歴史的潮流があった…。テレビ草創期を活写した2冊(『円谷一 ウルトラQと’テレビ映画’の時代』『飯島敏宏 「ウルトラマン」から「金曜日の妻たちへ」』)の著者が、「特撮」に留まらぬ広い視点から描く画期的ドキュメンタリー。かつてない徹底取材で歴史的事実に限界まで迫る。いま「伝説」は「歴史」になる!
●放送開始50年! 今こそ歴史的事実に迫る。●驚きをもたらす決定的ドキュメンタリー。●かつてない綿密な考証で定説に挑む!!「こういうことだったのか…!!」証言と各種資料を丁寧に照合し、ヒーロー誕生の軌跡を再現する。戦後日本最大のヒーロー「ウルトラマン」は、ちょうど50年前、1966年7月17日放送の第1話「ウルトラ作戦第一号」でブラウン管にその姿を現した。銀色に輝く巨大宇宙人という前代未聞のアイディアにたどり着くまで、金城哲夫をはじめスタッフは文字通り産みの苦しみを味わった。そして誕生したヒーローの物語は、才能溢れる若者達の情熱によって、驚くべき発展を遂げていく。各メディアで絶賛された『「ウルトラQ」の誕生』の著者が、いよいよ本丸「ウルトラマン」誕生の軌跡を追うドキュメンタリー第2弾。証言と史料をつきあわせ、かつてなく丁寧に、限界まで歴史的事実に迫る。こうしてウルトラマンは飛び立った。【伝説から歴史へ。】・TBS版「WoO」とは何か?・第1話誕生までの遠い道のり・作家・金城哲夫の目覚め・39話で終了したのはなぜか?
放送50年、若き才能と時代が生んだ奇跡の名特撮ドラマ、決定的ドキュメンタリー登場。前作『「ウルトラセブン」の帰還』で絶賛された驚異の分析力で定説に挑む! 1968年9月15日、第1話「壁ぬけ男」の放送で円谷プロの新シリーズ「怪奇大作戦」は幕を開けた。怪獣も宇宙人も登場しない新路線に戸惑っていたのは、視聴者だけでなく、金城哲夫をはじめとするスタッフも同様だった。一方で「マイティジャック」の失敗が、若き才能が集う’梁山泊’の先行きに暗い影を落としていた。それでも彼らは、切磋琢磨の中から、テレビ史に残る珠玉の傑作を送り出していく…。金城哲夫、上原正三、実相寺昭雄、円谷一、飯島敏宏…60年代後半、夢の映像工房に集った若き才能の角逐と光芒。その足取りを丹念に分析し、「そのとき何があったのか」を再構築する。前3作で圧倒的評価を得た著者が挑む、待望のドキュメンタリー第4弾。今回も史料と証言から、名作の歴史的事実に迫る。