【ノンフィクション・ドキュメンタリー】タグの実用書
「ヒグマの聖地」である北海道に流入していった人間たちとヒグマとの凄絶な死闘をもとに、近代化の歪み、そして現代社会の矛盾を炙り出す。膨大な資料から歴史に埋もれた戦前のおびただしい北海道の人喰いヒグマ事件の数々を発掘し、なぜヒグマは人を殺すのか、人間はヒグマや自然に何をしてきたのか、という問いを多角的に検証する労作!北海道で幕末以来に発生した人喰いヒグマ事件をデータ化し、マッピングした「人食い熊マップ」も掲載!(目次序 章 歴史に埋もれた人食い熊〜上川ヒグマ大量出没事件第一章 明治初期の人喰い熊事件〜石狩平野への人間の進出第二章 鉄道の発展と人喰い熊事件〜資本主義的開発とヒグマへの影響第三章 「枝幸砂金」と人喰い熊事件〜ゴールドラッシュの欲望と餌食第四章 凶悪な人喰い熊事件が続発した大正時代〜三毛別事件余話と最恐ヒグマの仮設第五章 軍事演習とストレスレベルの関連性〜大正美瑛村連続人喰い熊事件第六章 受け継がれる人喰い熊の「DNA」〜北見連続人喰い事件第七章 十勝岳大噴火〜天変地異とヒグマの生態系との関連第八章 炭鉱開発と戦中戦後の人喰い熊事件〜封じ込められたヒグマの逆襲第九章 樺太〜パルプ事業の拡大と戦慄の「伊皿山事件」おわりに 現代社会にヒグマが牙を剥きはじめた
2017年4月、長崎海星高校2年の男子生徒が首つり自殺した。いじめを示唆する遺書が残され、後に加害者の実名が記されたノートも発見された。 親族のみでひっそりと葬儀を終えた両親に対し、学校の教頭は自殺を「突然死」や「転校」に偽装することを提案する。学校がいじめを隠蔽しようとしているのではないかと疑問を持った両親は、息子がいじめを苦に自殺したことを全校生徒や保護者に伝え、再発防止に努めてほしいと要望する。 学校は自殺の原因を調査する第三者委員会を設置するが、第三者委がいじめと自殺の因果関係を認める結論を出すと、その報告書の受け入れを拒否する。両親が2019年2月に記者会見してその事実を公表すると、全国的な大きなニュースとなった。 だが、その後も、報告書を受け入れて再発防止策を履行するように県の指導を受けながらも、学校が態度を改めることはなかった。 そして、両親の会見から3カ月後、長崎海星高校では新たな自殺者が出た――。
コロナ禍でさらに進んだ貧困問題想像を絶する貧困のリアルから様々な支援の方策まで――国内外の最底辺を取材し続けてきた著者が若い世代に全力で届ける感動の講義。※この電子書籍は2019年9月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
米大統領選→コロナワクチン→ウクライナ侵攻、次々に連鎖する陰謀論。誤情報をネットで流布する匿名の発信者を追い、デマに翻弄される人々の声を聞く――。高度化する’嘘’の裏側に迫るドキュメント。『読売新聞』長期連載「虚実のはざま」、待望の書籍化。 同じ事柄について話しているのに、「何が事実なのか」という根本的な認識すらも全く異なる人が増えている。虚と実の境界がどんどん曖昧になり、社会で共有されるべき大切な土台が少しずつ浸食されているのではないか。そんな違和感が膨らんでいた。コロナ禍がもたらす負の作用が、それを顕在化させつつあるようにも感じていた。 コロナというパンデミックは、一部の層の人間が利益を得るために計画され、人為的に引き起こされた――。通底していたのは、そんな被害妄想に近いものだった。そして、その陰謀論を信じて疑わない人々の叫びがネット空間に大量に吐き出されていた。 いったいなぜ、多くの人が引き寄せられるのか。私たちは当事者に直接話を聞こうと取材を始めたのだった。 (本文より)
ロシアのプーチンと一人で闘うウクライナの大統領ゼレンスキーとは何者なのか? ロシア語を話し、コメディアンとしても鳴らした注目の人物の謎と今後の動きを、克明に明かす初めての本。
読める わかる知の高峰を「読み平らげる」新シリーズ第1弾人だれしもが抱く「ほんとうの生き方」への憧れは、近代において、どのようなかたちをとりうるか。魂の通じ合いとしての恋愛。社会変革を目指す革命。道徳的生き方、芸術と学問による自己表現――『精神現象学』は、近代社会における人間の生と社会の在り方の「可能性」を、深く洞察した希有の書だ。難解で鳴るヘーゲルの文章を徹底的に解読し、これまでになく平易かつ明快な言葉で、思想の新たな可能性を開く。[本書の特色]●原典の訳文に忠実に●その上でより平易に、わかりやすく●解読度を【A】から【D】で表示●「章頭解説」で各章を簡潔に要約●難所難所に解説を配す●巻頭・巻末解説で著作のトータルな理解が可能に
近代国家と資本主義の正当性とは?「人間的自由」の本質に立ち戻り近現代思想を根本から問い返す!「国家」と「資本主義」の矛盾を克服し、その獰猛な格差原理を制御する新しい時代思想はいかにして可能か。ポストモダン思想をはじめとする20世紀社会思想の対抗原理の枠組みが失効したいま、資本主義的自由国家の「正当性」をどう哲学的に基礎づけるか。カント、ヘーゲル、マルクスら近代哲学に立ち戻り現代社会の行き先を再検証する画期的論考。ヘーゲルは、「人間的自由」の本質は必ず近代の「自由国家」を必然化し、またそれは「放埒な欲求の体系」(競争的資本主義)へ転化すると考えた。そして近代国家の「人倫」の原理だけが、この矛盾を内的に制御し克服しうると主張した。……われわれはヘーゲルが近代国家論を完成したと考えたこの場面に立ち戻り、ヘーゲルの構想を、もういちど人間的自由の本質からはじめて’解体構築’しなおす必要があるのだ。――<本書より>
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。阿修羅像(興福寺)の手は6本、顔は3つ。では耳はいくつ? 答えて、わかって、会いに行こう!――楽しくクイズに答えていくうちに忘れていた仏像の名前を思い出したり、基本知識が身につく本! かんたんなものから、深まったクイズ、コラムまでいろいろあってお寺に行ったときにも役立ちます。日本の仏像の素敵さ、美しさにあらためて感動。できるだけたくさんの仏像に会いに行って好きになれる像に出会って!●千手観音は本当に手が1000本ある?●お釈迦様のおでこの白いポッチは何?●如来と菩薩、男? 女?●奈良の大仏とガンダム、大きいのはどっち?●髪をお下げにして花をつけたりしているのは誰?
世界最高峰(イタリア)の匠の業! 膨大な手間と時間をかけて生み出される伝統工芸に賭ける24人の気高き生き様!!――時の権力者に愛され、世の賞賛を浴びたルネッサンス期の芸術文化。伝統を重んじるフィレンツェの匠たちは、その世界最高峰の業を後世に伝えるため、数世紀を経たいまも当時と同じ手作業による工程で芸術品をつくり続け、その作品は世界中の人々に愛されている。伝統工芸にひたむきな愛情を注ぎ、技巧を凝らしたデザインと優美な感性で世界をリードする職人24人の人生観に触れたとき、私たちが忘れてしまいがちな「本当に豊かな人生」を目の当たりにする!※本作品は1993年12月、JTBパブリッシングより刊行された『フィレンツェの職人たち』を加筆・再編集したものです。
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。「相対性理論」という言葉は聞いたことがあっても、実は何だかよくわからない。「アインシュタイン」の名前は知っていても、実はどんな人かよく知らない。しかし、彼の人生には、凡人が生きるうえでのヒントがたくさんかくされ、相対性理論は来たるべき宇宙時代に、少しは知っておきたい重要な理論なのだ!就職に悩み、妻には愛想をつかされる。難解な理論は好奇心に満ち、人間味あふれる青年だからこそ生み出せたのだ! 知っておきたい人気の大科学者の素顔!!「天才中の天才」の人間的魅力と「宇宙のしくみ」がよくわかる! マンガならではのわかりやすさで、大天才の魅力と難解な理論をやさしく解説。
「ある日ふっとぼくの前に現れて、ぼくの一番苦しいときを助けてくれて、そしてまた突然ふっと消えていったゆう子」――九州一円を巡演する親子七人のファミリ-劇団、造形劇場の妻子ある主宰者と恋に落ち、五人の私生児を設けながら、ひたすら芝居を追い求めた女優・池ゆう子、42年の情熱の炎に包まれた生涯。●観客から贈られた沢山の花束を抱いてホテルに戻ったゆう子に、祐吉はさらにもう一つの小さな花束を差し出した。 「ほんとに、あれでよかったの?」 まだ上気した顔のゆう子が問い返した。 「はっきりいって、口上役は七十点だったね。ただ、「語り」とおへまには文句なしに百点をつけるよ。とうとう、ゆう子はおへま役を創造したなというのが、ぼくの正直な感想だよ。とっても自然で、愛らしくって、なによりも品があって……これだ、これがぼくが長年思い描いてきたおへまなんだと思ったもの。――勇造君にも観てもらいたかったね」 祐吉が心からそう告げたとき、花束を胸一杯に抱くゆう子の眼に不意に涙が溢れ、「パパ、ありがとう」という涙声が口を洩れていた。
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。みかえり仏像にアフロ仏像、モデル体型、色白美人……。仏像大好きイラストレーターが、独自の視点で日本の仏像の魅力をご紹介! 初心者にもわかりやすい基礎知識の解説も。この一冊で仏像の面白さが堪能できる!
「誇り」と「自信」を持って人生を送るために。――仕事と人生との関わりについての洞察力は、高年齢化社会を生きる私たちに深い示唆を与えてくれる!●心豊かに生きていける社会づくりを鬼の特捜検事から、仏のボランティアへ転身を図って6年。第二の生きがいとしたボランティアのネットワークづくりに邁進する著者が、自らの人事課長時代の経験から、職場での人間関係、上司との付き合い、部下への気配り、誇りを持って仕事に取り組むためのヒントを示唆。人生80年時代を有意義に生き抜くには、「心」の在り方の見直しが必要と、サラリーマンが生きる指針とすべきものを明快に教示します。
予備知識なしに、重要哲学書がわかる「超解読」シリーズ第1弾!「小説みたいにおもしろい」。メルロ=ポンティがこう語ったという、『精神現象学』。自然、自己、他者、共同体、神などに関するさまざまな人類の経験を経ながら、主人公である「意識」はいかに成長していくのか。近代社会に生きる人間の「欲望」の本質は何か。ヨーロッパ哲学史上、最も重要にして最も難解なヘーゲルの主著を、おなじみのコンビがわかりやすく読み砕く。【著者紹介】竹田青嗣(たけだ せいじ)1947年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業。明治学院大学国際学部教授を経て、現在、早稲田大学国際教養学部教授。哲学者、文芸評論家。著書に、『現象学入門』(NHKブックス)、『人間の未来』(ちくま新書)、『ハイデガー入門』『完全解読ヘーゲル『精神現象学』』(共著)『完全解読カント『純粋理性批判』』(いずれも講談社選書メチエ)などがある。西 研(にし けん)1957年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科修士課程修了。和光大学現代人間学部教授を経て、現在、東京医科大学教授。哲学者。著書に、『実存からの冒険』『哲学的思考』(ともにちくま学芸文庫)、『ヘーゲル・大人のなりかた』(NHKブックス)、『哲学のモノサシ』(NHK出版)、『完全解読ヘーゲル『精神現象学』』(共著、講談社選書メチエ)などがある。【目次】まえがき――自由のゆくえ緒論第一章 意識第二章 自己意識第三章 理性第四章 精神第五章 宗教第六章 絶対知おわりに
なぜボストン美術館はアジア美術の宝庫なのか!そのキーマン富田幸次郎の全貌!富田幸次郎(1890〜1976)は東洋美術コレクションで名高い、米国ボストン美術館のアジア部長を戦前、戦中、戦後の32年間(1931〜1963)勤めた人物である。「岡倉覚三(天心1863〜1913)最後の弟子」と伝えられながらも、日本では、その経歴や業績はあまり知られていない謎の人物でもある。本書は、富田幸次郎の生い立ち、アメリカに渡った経緯、アメリカでどんな人々に出会い、どのような活動をしたのかを探りながら人物像に迫り、また、彼のアメリカにおける活動を解明することによって、20世紀前半の日米間の緊張が高まるなかにあって、「ボストン日本古美術展覧会」という一大イベントを成功させ、欧米人の日本文化への関心を多いに高めるとともに、その後の日米文化交流の道を切り拓いた知らざる歩みを明らかにするものである。目次内容はじめに 第一部 ボストン美術館アジア部キュレーターへの道のり第一章 父親、蒔絵師富田幸七──漆の近代を見つめて(1854〜1910)第二章 幸次郎の生い立ちと米国留学(1890〜1907)第三章 ボストン美術館──めぐり合う人々(1908〜1915)第四章 目覚め──美術史家として(1916〜1930) ──アーサー・ウエーリと司馬江漢の落款をめぐる論争考 第二部 富田幸次郎の文化交流──日米戦争のはざまを米国で生きる第五章 祖国に国賊と呼ばれて(1931〜1935) ──『吉備大臣入唐絵詞』の購入第六章 1936年「ボストン日本古美術展覧会」の試み(1936〜1940) ──戦間期における日米文化交流の一事例として終 章 太平洋戦争とその後(194 〜1976)富田孝次郎年譜
2021年、惜しくもこの世を去った知の巨人・立花隆。彼が全生涯をかけて追ったテーマは、人はどこから来てどこへ行くのか……?人間とは何か、生死とは何か、人生とは何か?そしてよりよい人生のためにはどう生きればよいのか?どう考えればよいのか?知の巨人の思索の旅と、読者へのメッセージを一冊に凝縮。池上彰の解説とともに贈る「21世紀の君たちはどう生きるか」生きるとは、旅すること。考えること。立花隆の膨大な著作のなかから厳選したテキストをダイジェストで収録。彼が終生追い続けた人間とは何か、死とは何かを振り返りそこから「ではなぜ、どのように生きるか」を学んでいく一冊となっています。書籍の冒頭、立花隆の思索世界にいざなう解説文は同じくジャーナリストである池上彰氏による書き下ろしです。この本を読めば見えてくる、限られた人生の正しく、楽しく、おもしろい生き方。※カバー画像が異なる場合があります。
あの頃、「テレビじゃなければ見られないプロレス」があった力道山の姿を一目見ようと街頭テレビに群集が押し寄せた黎明期、日本プロレスの熱狂、全日本プロレス旗揚げの真実、プロレス実況の飛躍、バラエティとプロレス、あの頃の「裏方」たちの狂騒。名プロデューサー原章を筆頭に、徳光和夫や福澤朗ら時代を彩った名実況者に取材。【目次】まえがき第1章 テレビがまさしくプロレスだ第2章 鉄の爪を逃さない第3章 テレビはプロレスを「作れない」第4章 ブラウン管ごしの抗争第5章 「プロレスは正力の遺産だ」第6章 厳しい船出第7章 リングのスター、テレビのスター第8章 お茶の間の人気をとる第9章 土曜8時の終焉第10章 夕方5時半時代第11章 「放送はどこまで行っても大衆への奉仕である」第12章 「一人の人間の生きざまを見せる」第13章 プロレス中継、斜陽の時代第14章 プロレスニュース第15章 終幕へ第16章 別れあとがき
2年後に死ぬとわかったら、あなたは何を想うでしょう。この時点で’いつまでも元気で長生き’という理想の選択肢は失くなります。だが、うろたえ、嘆き続けるわけにもいかない。たった一度の人生を終えるのです。もっと大事なことがあるはずです。人はみな自分の寿命を生きる。そもそも寿命とは何か。戦後一貫して日本人の平均寿命は延びている。自分の寿命はどこまで延ばせるか。「死を受け入れるのはむずかしい」と人は言うが、その達人はいるのか、楽な方法はあるのか。悔いなき人生をまっとうするには?
「ネトウヨ」と罵られても私は挫けない!ネット全盛で「天下の朝日と池上彰」の権威は消滅学校の「いじめ」はYouTube教育で解消できるさぁ、保守派の狼煙をあげよう!衝撃のノンフィクション(書下し)私は、幼稚園児の頃にはリニアの運転手になりたいと思っていた。しかし、大人になると、アカデミズムの世界では嫌われる「保守系」の大学教員になってしまった。そしてYouTubeを馬鹿にしていた私が、いつのまにか教員を辞めて、なんとYouTube(岩田温チャンネル)を開局してしまった! それは何故か?YouTubeは全体主義と闘うための道具だと知ったからだ。そこで、私は大学教員を辞めて「独立型知識人」を目指して「YouTuber」になったのだ。象牙の塔の中で、現実をいっさい知らない政治学者が政治を語るバカバカしさを変えよう。序 章 「独立型知識人」を目指して「ユーチューバー」になってみた!第一章 「夫唱婦随」「二人三脚」「二足の草鞋」でYouTube開始第二章 YouTubeのリスクマネジメントを考えてみた第三章 「テレサヨ」に「ネトウヨ」と罵られても私は挫けない第四章 ネット全盛で終焉を迎える「朝日新聞」と「池上彰」の時代第五章 学校の「いじめ」はYouTube教育で解消できるおわりに──保守派の狼煙をあげよう!「ネトウヨ」と罵られても私は挫けない!ネット全盛で「天下の朝日と池上彰」の権威は消滅学校の「いじめ」はYouTube教育で解消できるさぁ、保守派の狼煙をあげよう!衝撃のノンフィクション(書下し)私は、幼稚園児の頃にはリニアの運転手になりたいと思っていた。しかし、大人になると、アカデミズムの世界では嫌われる「保守系」の大学教員になってしまった。そしてYouTubeを馬鹿にしていた私が、いつのまにか教員を辞めて、なんとYouTube(岩田温チャンネル)を開局してしまった! それは何故か?YouTubeは全体主義と闘うための道具だと知ったからだ。そこで、私は大学教員を辞めて「独立型知識人」を目指して「YouTuber」になったのだ。象牙の塔の中で、現実をいっさい知らない政治学者が政治を語るバカバカしさを変えよう。序 章 「独立型知識人」を目指して「ユーチューバー」になってみた!第一章 「夫唱婦随」「二人三脚」「二足の草鞋」でYouTube開始第二章 YouTubeのリスクマネジメントを考えてみた第三章 「テレサヨ」に「ネトウヨ」と罵られても私は挫けない第四章 ネット全盛で終焉を迎える「朝日新聞」と「池上彰」の時代第五章 学校の「いじめ」はYouTube教育で解消できるおわりに──保守派の狼のろし 煙をあげよう!
愛媛に残る妖怪や幽霊の伝説を中心に、その中に秘められた昔の人々の体験や知識、生活の知恵を紹介。様々な妖怪に姿を変えた風土と人間心理を詳しく解説します。『マンガで読み解く愛媛の伝説〜妖怪篇〜』を電子書籍化のために再編集しました。面白くて、びっくりすることが続々登場するエデュテインメント本です。後編の第三章は「里の妖怪」、第四章「幽霊」、第五章「妖怪とつきあう」。イラストとマンガでわかりやすく紹介されていますので、前編とともに合わせてご購入ください。
奨学金は、大卒即借金人生への片道切符か? 人生逆転の救いの手か?東洋経済オンラインで累計2000万PVを誇る人気連載が書籍化!現役高校生・保護者も必読の「奨学金のリアル」とは?「奨学金」を借りた人々の、「その後の人生」ーー。そして、これから借りる学生たちへ[収録されているケースの一部]奨学金400万円借りた男性に父親が言った驚くの一言は?年収120万円で290万円の奨学金の返済を続ける女性の暮らしとは?奨学金550万円を迷いなく借りた女性の真意とは?奨学金600万円借りた女性が苛立つ「ある一言」とは?奨学金総額2160万円! 借りた男性の「逆回り人生」とは?
本書は「統一教会」問題の本当の核心は、歴史的な視点を取り入れた日韓関係、日朝関係、日米関係の中でしか見えてこない大きな問題であることを説明する。安倍元首相の銃撃事件が示唆する国際政治上の意味についても論究する。
世界各地での取材の前に「ネイティヴから学ぶ」「教材を自作する」など、独自の学習法で25以上の言語を学んできた著者。本書ではその学習法と実践の記録を、コンゴでの怪獣探し、ミャンマーのアヘン王国潜入など超ド級のエピソードとともに披露している。
1970年代、シンガーソングライターとして十代でデビューを飾った荒井由実。のちに日本最大の女性ポップスター、松任谷由実=ユーミンとなる煌めく才能はいかにして世に出たか――。八王子の裕福な呉服店に生まれ、ピアノに触れ、清元を学び、ミッション系の私立女子校に入学。グループ・サウンズが一世を風靡するなか、由実は高度経済成長期の東京を、好奇心いっぱいに回遊しはじめる。米軍基地、ジャズ喫茶、ミュージカル『ヘアー』、伝説のレストラン キャンティetc.……次々に新しい扉を開けて、才能を開花させていく。少女・荒井由実のデビューまでの軌跡をノンフィクション・ノベルとして描き出す。 名曲「ひこうき雲」が生まれるまでーー◆松任谷由実さんから寄せられたコメントこれはノンフィクションというより、ルポルタージュに近いかもしれない。山内マリコさんの獰猛な取材力とインタビューに、記憶のボタンが次々とクリックされ、私は幼少期を、青春を、サーフィンしまくった。目眩く楽しかった。これは多くの人たちが好きなサクセスストーリーの真逆だから、全くシンパシーが得られなかったとしても仕方ない。正に、’事実は小説よりも奇なり’。ひとりの特異な少女が、50s、60s、そして70sの、東京カルチャーとカウンターカルチャーに彩られ、特異なまま大人になってゆくお話。山内さんの大いなる好奇心が、私自身もすっかり忘れていた愛を、思い出させてくれた。こんな機会を与えていただけて、本当に良かったと思う。つくづく私は、’ユーミン’以外のものにはなれなかったのだなあと、覚悟とも諦めともつかない幸せな気持ちで、この小説を読み終えた。 ◆目次第一章 八王子の由実ちゃん第二章 ピアノ、清元、サウダージ第三章 立教女学院とパイプオルガン第四章 マギーと立川基地第五章 らせん階段の家第六章 フィンガーズ・デイズ第七章 一九六九年第八章 カルチエ・ラタン的御茶ノ水第九章 セブンティーン!第十章 ハロー、キャラメル・ママ
第二次大戦末期、敵国の中国大陸の奥深くまで「密偵」として潜入した若者・西川一三。敗戦後もラマ僧に扮したまま、幾度も死線をさまよいながらも、未知なる世界への歩みを止められなかった。その果てしない旅と人生を、彼の著作と一年間の徹底的なインタビューをもとに描き出す。著者史上最長にして、新たな「旅文学」の金字塔。
「プロレスはルールのある喧嘩である」日本におけるプロレスの父、力道山はこのような名言を残した。たしかにプロレスにはルールがあり、試合はその範疇の中で行われている。激しい打撃戦、血生臭い流血戦も、ルールに基づいて行われていれば、それはプロレスなのである。しかし、プロレスの長い歴史の中では、その範疇を明らかに超えた試合が存在する。それらの試合を本書では「喧嘩マッチ」と呼ぶ。力道山vs木村政彦、アントニオ猪木vsアクラム・ペールワン、アントニオ猪木vsウィリー・ウィリアムス、前田日明vsアンドレ・ザ・ジャイアント、ブルーザー・ブロディ&スタン・ハンセンvsミル・マスカラス&ドス・カラス、前田日明vsスーパー・タイガー、前田日明vsドン・中矢・ニールセン、ジャッキー佐藤vs神取しのぶ、橋本真也vs小川直也……。いまでは伝説となったそれら喧嘩マッチは、どのようなものだったのか。その試合は、なぜ起きたのか。試合映像や選手のインタビュー、雑誌・書籍などから65の喧嘩マッチを考察、その舞台裏に迫る!特別編として、北原光騎氏、齋藤彰俊選手、鈴木秀樹選手のインタビューを掲載。当事者から見た喧嘩マッチを聞いた。プロレスファンならば、絶対に観ておきたい試合がある。プロレスの奥深さを伝える一冊!
時代は「異能」を求めている。自ら行動し、目で見て、手で触れ、失敗から学ぶ。そうしてつかみとった感覚が、世界に通用する武器になる。UCLA、東大で教鞭をとり、福島原発「国会事故調」委員長を務めるなど、日本の学術・科学技術振興に精通する著者による渾身の提言!
石牟礼道子、茨木のり子、島尾ミホ、田辺聖子、辺見じゅん……。不朽の名作を生んだ9人の女性作家たち。唯一無二の父娘(おやこ)関係が生んだ、彼女たちの強く、しなやかな生涯。『狂うひと』『原民喜』『サガレン』など、話題作を発表し続けるノンフィクション作家が紡ぐ、豊穣たる父娘の物語(ナイン・ストーリーズ)。目次・渡辺和子 目の前で父を惨殺された娘はなぜ、「あの場にいられてよかった」と語ったのか?・齋藤 史 二・二六事件で父は投獄された。その死後、天皇と対面した娘が抱いた感慨とは――。・島尾ミホ 慈愛に満ちた父を捨て、娘は幸薄い結婚を選んでしまい、それを悔い続けた……。・石垣りん 四人目の妻に甘えて暮らす、老いた父。嫌悪の中で、それでも娘は家族を養い続けた。・茨木のり子 時代に先駆けて「女の自立」を説いた父の教えを、娘は生涯貫いた。・田辺聖子 終戦後の混乱と窮乏のなかで病み衰えた父の弱さを、娘は受け入れられなかった。・辺見じゅん 父の望む人生を捨てた娘は、父の時代――戦争の物語を語り継ぐことを仕事とした。・萩原葉子 私は、父・朔太郎の犠牲者だった――。書かずには死ねないとの一念が、娘を作家にした。・石牟礼道子 貧しく苦しい生活の中でも自前の哲学を生きた父を、娘は生涯の範とした。 ・「書く女」とその父 あとがきにかえて
体と出会い直すと、世界が輝き出す!シルク・ドゥ・ソレイユの大舞台から、国民的大ブームとなったパプリカダンス誕生秘話まで――「聖なる獣」と称される異能のダンサー・振付家が半生と共に明かす〈唯一無二の仕事術〉Sia『Alive』日本版MVでの土屋太鳳への振付、米津玄師の『感電』のMV、ポカリスエットCM「ポカリ青ダンス 魂の叫び」篇の振付などで知られる辻本知彦の初の著書。18歳から本格的にダンスをはじめた遅咲きのスタートから、コンテンポラリーダンスとの衝撃的出会い、シルク・ドゥ・ソレイユでの日本人男性初の大抜擢、さまざまなトップアーティストとの熱きセッションまで、人生の足跡から仕事の真髄を明かす。・ダンスの根源にはとてつもなく自由な地平が広がっている・人は’理想とする自己イメージの持ち方’で体も変化する・細くて長い、こまやかに美しく動く筋肉をつけるコツとは?・心身を解き放ち、一人ひとりが持つ固有の魅力を引き出す方法・子どもにダンスの魅力を伝えるうえで一番大切なこと……etc.己の美しさを解き放て! クリエイティブな力を引き出す仕事術から、子どもの情操教育まで――ダンスを通して〈己と他者の新しい可能性〉を発見する感動の書。【注】著者名の「辻」のシンニョウは、正しくは点1つです。機種依存文字のため、ウェブ上では「辻」を使用しています。
「この希有な旅人のことを、どうしても書きたい」『深夜特急』の沢木耕太郎が激しく共鳴し描く大型ノンフィクションの、序章と第一章を特別に無料公開!第二次大戦末期、敵国・中国大陸の奥深くまで「密偵」として潜入した日本人がいた。敗戦後もラマ僧に扮し、果てしない旅を続けた彼は――。掲載誌「新潮」8月号は完売したほどに、単行本の発売前から話題沸騰の本作。25年の歳月をかけて結実させた、著者史上最長編にして、「旅」の真髄に迫る傑作ノンフィクションです。