【ノンフィクション・ドキュメンタリー】タグの実用書
そこは鼻をつままれてもわらかない漆黒の世界。滴下水でびしょ濡れになり、狭い隙間にはまって動けなくなり、ときには落石で骨折することもある。何度死にかけようとも、暗闇のその先にある、誰も見たことのない世界がどうしても見てみたい!!・縦穴を降下中落石で骨折。300メートルのロープを片手でよじ登る。・17センチの隙間があればとりあえず潜り込む。・持ち込んだ食料はすべて食べきり、排泄物はすべて持ち帰る。・洞窟内でご遺体を発見&大変だった搬出。・世界中で洞窟探検&ベトナムで火山洞窟発見。・目指すはラオスの巨大未踏洞窟。「オレは洞窟に出合うためにこれまで生きてきた。もし洞窟に出合えなかったら、どんなダメな大人になっていただろう。そして、人生の全エネルギーを洞窟探検に注いでいる。洞窟探検ほど面白いものはない」(本書より)洞窟に魅入られ、洞窟に人生を救われた洞窟探検家の、エネルギッシュで胸がすくような探検譚!※電子版は、本文中に使用している写真がカラーになっております。
やっぱり人が好き 世の中がすき年末のお楽しみ、「サンデー毎日」人気連載をまとめた世相観察コラム集が今年も登場!恒例の映画ベストテン、藤井聡太二冠誕生、無観客の大相撲、トランプにイライラ、 シャクだけどアッパレな韓国映画、故・坪内祐三さんの後ろ姿......いろいろあったステイホームの日々を彩る娯楽バナシを大放出。自筆イラスト&自作句付き。
塩野七生氏推薦!私の友人の中でも最高にオカシナ男が書いた、フフッとは笑えても実生活にはまったく役に立たない一冊です。それでもよいと思われたら、手に取ってみてください。記者生活30年。還暦間近の記者が思い立ってヒマラヤに行ってみた――。8000メートルの極限の世界で考えた、老い・恐怖・死、そして生のこと。毎日新聞医療プレミア、毎日新聞夕刊で人気の連載が待望の書籍化!
ウィズコロナの時代、一層注目の集まっている体の免疫力。それを支えるプロバイオティクスの概要を、プロバイオティクス学会理事長である著者がユーモラスにわかりやすく解説する。口腔から肛門にいたる広義の消化管、鼻腔から気管支にいたる起動、尿道、産道のような外界と通じた部位、さらには皮膚表面にも、我々の体には膨大な数の常在菌が定住している。その中でも生体に有益な効果を発揮する細菌群、いわゆる善玉菌を活性化させるプロバイオティクスには、様々な効能がある。プロバイオティクス協会理事である著者が、プロバイオティクスの概要を生い立ちから効能まで、軽妙な筆致で教える家庭の医学の教養書。
2020年12月23日に死去した昭和歌謡の巨星、直木賞作家であり孤高の「平和の語り部」であったなかにし礼、最後のメッセージ!食道がんとの闘いの中で続けていたサンデー毎日連載「夢よりもなお狂おしく」(〜2020年3月)単行本未収録分に加え、美輪明宏、黒柳徹子、北島三郎、石川さゆり、市川海老蔵、坂東玉三郎、千住真理子、ジェジュン、保阪正康、村松友視、青木理、松尾潔ら、多数の芸能者による珠玉の「なかにし論」を収録。時代を代表する著者最後の著作であるとともに、最速最強の追悼本。
戦後75年――。62の言葉が、この国の実像を照らし出す。沖縄には言葉がある。もう少し正確に言えば、沖縄という地に関わった人たちの言葉は深く、重い。こんな場所は日本中どこをめぐってもないだろう。それは沖縄の歴史が人に考えることを促すからだ。 ――「はじめに」より日本で唯一の地上戦が繰り広げられた沖縄。戦後末期から、終戦につづく米統治時代、さらに本土復帰を経て昭和、平成、そして令和の現代へ。沖縄をめぐって、どんな言葉が生まれたのだろうか? 62の言葉をとりあげ、その背景や意味をさぐって時代を読み解く。
18歳の少年が死刑判決を受けたのち逆転無罪となった〈二俣事件〉をはじめ、戦後の静岡で続発した冤罪事件。その元凶が、’拷問王’紅林麻雄である。検事総長賞に輝いた名刑事はなぜ、証拠の捏造や自白の強要を繰り返したのか? アダム・スミスからベイズ統計学、進化心理学まで走査し辿りついたのは、〈道徳感情〉の恐るべき逆説だった! 事実を凝視することで昭和史=人類史を書き換え、人間本性を抉る怪著。解説/宮崎哲弥
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。――「知らなかった」を言い訳にして、誰かを傷つける時代を終わらせようイマサラ聞けないLGBTQ+のギモンに答える入門書!〇内容紹介最近よく聞く「LGBTQ+」ってなに?カミングアウトされたら、どうすればいいの?カミングアウトするときに、気をつけなければならないのはどこ? 日常生活において、どういった不都合が生じているの? 職場ではどんな質問が「ハラスメント」になるの? なぜ、同性での結婚は認められていないの? 法律で同性では結婚できないっていうけれど、パートナーシップ制度ではだめなの?どうしたら、みんながより快適に過ごせる環境をつくれるの? フェミニズムとLGBTのかかわりって?本書は、いまさら聞けない「LGBTQ+」の基本から、最新の情報、お互いにできることまで、19の体験談を含む22のマンガを読みながら楽しく学べる作品です。各章には解説やよくある質問FAQもついているので、なんとなく興味がある人にも、詳しく知りたい人にもぴったり!下記のような方々にオススメです。・「LGBTQ+」について知りたい人、もっと学びたい人・性に関する悩みがある人、モヤモヤしている人・生徒の教室での居心地をよりよくしたい学校関係者・職場で無意識にハラスメントしていないか気になる上司 など……
いまの日本は「天上大風」、すなわち、ものすごい勢いで荒々しく吹きまくる嵐のまっ只中にある。解決する道はなかなかみつからない。中国がどうの北朝鮮がどうのということではなく、日本国そのものが大転換期、解体しつつある、先行きは不安ばかり、といってもいい。そうした「行き止まり」のときに、日本人は、とくに若い人たちは、どう生きたらいいのか。そうなんです。明日に光明をもてない、「行き止まり」であればあるほど、物事をきちんと考え、真面目に、自分のなすべきことを困りつつウンウンと唸ってやりつづけながら、君たちは人間であることをやめないで生きなさい、と。──ことし1月12日に長逝された半藤一利さんが生涯の最後まで訴え続けたこと。それは「歴史に学べ」ということでした。本書は半藤さんがものした数多くの文章や講演から、そのエッセンスを集約したものです。明治人のリアリズム、大正期の石橋湛山が示す理想のパワー、昭和天皇の懊悩、そして宮崎駿の投げかける問い。昭和史研究の第一人者が残した軽妙にみえて重い言葉です。
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。「ドラゴン桜」の前シリーズから10年。受験勉強はネットと、すぐれたデジタルツールの出現によって大きく変わった!目標に向かって合理的に考える思考法と、常にアップデートする勉強法で、東大合格を目指す、新「ドラゴン桜」流受験術!いかに知識を詰め込むかというインプットを重視した勉強から、得た知識をいかにアウトプットする勉強へ。受験勉強の在り方は、大きく変化した!英語のリスニング力、そして読解力。受験に求められる力とは、一度自分の頭のなかで理解し、それを説明することにより鍛えられる。机にかじりついて勉強するだけでは養われない、そうした力をSNSやスタディサプリといったネットやデジタルツールを使って身につけよう!やみくもに「頑張る!」を連呼し、受験期間中に息切れして成績が上がらない。「勉強はひとりで取り組むものだ」と、勉強の「効率」を考えない。そんな古臭い受験のイメージを、自分のなかから追い払う意識改革を実行しよう。そして、どんどん新しい勉強法を実践し、合格という目的のために最短距離を歩もう!思考法と勉強法を常にアップデートし、取捨選択しながら時代にあった勉強法を取り込める者だけが、受験で結果を出すことができるのだ!
作家・桜庭一樹が記録するコロナ禍の東京・2020年1月〜2021年1月。分断が進むこの世界で、私は、あなたは、どこにいて何を思考する、誰なんだろう――?
人工知能が生み出す奇妙でワンダフルな世界にようこそ! AIがいかに学習し、試行錯誤を繰り返し、適応していくかについて、シンプルな実験を重ねながら紹介。思わず吹き出してしまいそうな出力例(「地獄の渦」味のアイスはいかが?)や、予想の斜め上を行く解決策を示しながら、AIの得意分野と不得意分野、危険性や限界を解説する。ロボットが何を考えているのかに興味のある人のための、パーフェクトな一冊。
毒殺、撲殺、自殺偽装……暗殺の舞台はイギリス、そしてアメリカへ。裏切り者は、必ず葬り去られる。オリガルヒ、反体制派、内部告発者、外国人協力者まで、クレムリンはいかに彼らを追い詰め、抹殺するのか? そして、なぜ西側諸国はプーチンを止められないのか? ピュリツァー賞ファイナリストによる渾身の調査報道。
衛星画像を分析して遺跡を探す「宇宙考古学」。現代では、より高解像度でマルチスペクトルな画像を用いることで、踏査の難しい砂漠や密林を探索し、古代の集落、道路、神殿、墓地などを発見することが可能だ。だが、ひとたび遺跡を見つけたなら、やはり発掘チームをつれて現地に赴き、地道な発掘作業が始まるのだ。気鋭のエジプト学者が、みずからの体験を軸に、考古学者の仕事とその魅力、宇宙考古学の最先端と可能性を紹介する。
アイドル飽和状態の現代、今や誰でも地下アイドルになれる。本書は、総勢29組の個性溢れる地下アイドル達から、リアルな本音を聞きだしたインタビュー集である。彼女達はなぜアイドルを始め、なぜアイドルとしてしか生きられないのか。その個性的な生き様に混沌とした令和を生き抜くヒントが隠されている!はじめから地下アイドルになりたいと思う人はなかなかいません。 私もそうでした。そもそも地下アイドルを知らなかったからです。でも気がついたら地下アイドルになっていました。そして同じような活動をしている面白い人とたくさん出会いました。 いま地下アイドルと呼ばれている人たちも、それぞれのきっかけがあって地下アイドルになっています。地下アイドルの世界は変てこで、華々しいばかりではありませんが、そうした不器用な歪さも人を惹きつける魅力として受け入れられています。 彼女たちの活動は、生きるための実践なのです。(著者まえがきより)
アキには売春している人間から漂ってくる、ある種の後ろめたさのようなものが微塵も感じられない。強い使命感みたいなものがあるので、汚れた仕事をしているという感覚がないのだろう。「私、ただ必死でやっているだけで、これがエンコーなのか、売春なのかって、考えたことないです。今やっているのは、個人営業のヘルスみたいなものです。私自身にとって、本番は撮影オプションの1つに過ぎないんですよ」(第2章「彼に毎月100万円貢ぐため『個人撮影』で身体を売る元アイドル・アキ20歳」より) 10代の中高生から、61歳で風俗業界にデビューした熟女、さらには近年急増しているウリ専ボーイまで。カラダを売って金を稼ぐことに、彼らはどう向き合っているのか。元風俗嬢のノンフィクション作家が、28名の赤裸々な告白を取材した衝撃作。第1章 居場所を失い、性の暴走者となった中高生――それぞれの事情第2章 個人撮影――女性はヌードモデル+オプションで二重に稼げる性の穴場第3章 主婦合コン――タダ飲みだけでは収まらなくなった主婦の欲望第4章 ウリ専――男だけの世界ではなくなった魔界の新たな主役たち第5章 肉食系の女がたどる性のけものみち第6章 運命の一夜が終わったあとに訪れた予期せぬ災い第7章 母性、父性が大きな付加価値になる性のマーケット第8章 最底辺のフーゾク嬢たちの本音とプライド●酒井あゆみ(さかい・あゆみ)福島県生まれ。元風俗嬢にして元AV女優という異色の経歴をもつ作家。父親がスーパー経営に失敗。莫大な負債をかかえ家庭崩壊。高校卒業後、キャバクラでバイトをしていた時、知り合った男にファッションヘルスの店を紹介される。それをきっかけに「風俗のフルコース」と愛人業、AV女優、銀座ホステスなどを経験。20歳のときにヘルスに来た客と一緒に「AVプロダクション」を設立。AV女優をしながら社長業務をする。デビュー作『東京夜の駆け込み寺』を上梓後、TBSの深夜番組『Tokyo 夜の駆け込み寺』のMCとして出演。小泉今日子が主演した『風花』の映画監修、江角マキコ主演のTBSドラマ『独身生活』、フランスで上映した吉本多香美主演の『TOKYO NOIR』の原案・監修、『アキハバラ@DEEP2.0』ではアシスタントプロデューサーを務めるなど、映像業界でも活躍する。風俗業界と売る女たちを机上の知識ではなく、痛みを伴う性と生の経験から描き出す文章は人の心を打ち、著書は20冊以上に及ぶ。
「住宅提供を打ち切られれば暮らしていけない」「なぜ避難者数に私は数えられないのか」。甚大な被害を及ぼした福島第一原発事故──避難者たちは、国の政策に翻弄されながらこの10年をどう過ごしてきたのか、その実態に迫る。
キャバ嬢、AV女優など実体験を通して夜の世界を体現しつつ、社会学の視点と女の感性を織り交ぜた軽妙な筆致で人気を博している文筆家・鈴木涼美によって、日本社会が生み出した難解なおじさんたちが今、解剖される
学生数16,000人を突破! オンライン教育が当たり前の時代になった現在、N高はさらなる進化を日々遂げている。「第2のN高」となるS高、世界初のアバター技術を使用したVR授業…。N高の現在とは。
衝撃のゴーン逃亡から1年。主役不在の中、共謀者とされるケリー被告の公判が進む。「私は日産の人間でした。決してカルロス・ゴーンの人間ではありません」――ようやく実現した独占インタビューの中でそう語る、右腕と呼ばれた男・ケリーとは何者か。共犯者か、それとも被害者か。犯罪は本当にあったのか。日産が失ったものとは何か。4回にわたるケリー被告への独占インタビューを基に、終わらない日産事件のその後に迫る。
なぜ人は、他人の目が怖いのか?なぜ、誰かが得すると自分は損した気になるのか?なぜ、人と比べないと幸せを感じないのか?GoToトラベルでは、本来それが経済をよくするためだとしても、「あの人だけ、いい思いをするなんて許せない!」とモヤっとした人は少なくありませんでした。ヒトは放っておけば生贄を探してしまう生き物なのです。パンデミックが私たちにつきつけたのは、人間の心の闇でした。社会不安から噴出した正義中毒。脳は暴走し、ネットだけでなく、コロナ禍で奮闘する医療者までも生贄探しの対象になったのを目の当たりにした日本人。脳科学者の中野信子さんと漫画家・随筆家で世界各国に暮らし異文化を経験したヤマザキマリさんが、そうした経験を無駄にせず、知恵に変えるために、ヒトの本質を鋭く分析。心豊かに生きる方法が得られます。
マタギとはただ獲物を狩るだけではない。茨城の石油会社に勤めていた猪俣昭夫さんは、父の死を機に23歳で福島県金山町に帰郷。そこで猟師のマタギたちと深く接し、その技能や知恵を体得する。以来、仕留めたクマは80頭以上。70歳を超える今でも冬は猟へ向かう。だが、ただクマを仕留めるだけでなく、「必要に応じて獲物を獲り、数を調整することで動物系、自然系の生態を守り、人間と自然の共生を図ることが自らの使命」だと考える。春〜秋には養蜂やヒメマスの養殖、野菜の収穫を行ない、自然の恵みを享受。そんな彼に師事したいという2人の若者も現われた。奥会津の最後のマタギ。その2年間に密着した。
昭和十(一九三五)年に起きた台湾大地震。その際に『君が代』を歌いながら死んでいった少年の話が、国定教科書に掲載されていた。このことは何を意味しているのか? そして「君が代少年」は実在したのか? 資料を読み、彼らを教えた日本人教師に取材し、現地・台湾を訪れる。ついに「少年」の遺族や幼馴染みに会って真実を突き止め、台湾人の日本と日本語への思いを明らかにする。 皇民化教育と日本語という、忘れてはならない課題を、一人一人の「生き死にの束」から捉えたノンフィクション。●村上政彦(むらかみ・まさひこ)作家。1987年『純愛』で福武書店(現・ベネッセ)主催の「海燕」新人文学賞を受賞。以後『ドライヴしない?』『ナイスボール』『青空』『量子のベルカント』『分界線』で5回の芥川賞候補に。また『ナイスボール』は相米慎二監督により『あ、春』として映画化、ベルリン国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞。アジアの物語作家を自任している。近著に『台湾聖母』(コールサック社)。日本文藝家協会常務理事。日本ペンクラブ会員。文化庁国語分科会委員。「脱原発社会をめざす文学者の会」事務局長。
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。子どものいない女性共感必至のあるある満載。’子どものいない人生’を歩く女性は、いま6人にひとり。近い将来、全女性の3人にひとりになるといわれています。理由は不妊、病気、仕事、お金、介護、時機を逸してなど人それぞれ。でもちょっとした生きづらさや気まずさを抱えているのは、おひとりさまも、既婚者も、同じです。本書では、そんな子どものいない人生を生きることになった6人の、本音と迷いと覚悟(のようなもの)が描かれます。4年間の不妊治療を終えて自分の存在意義に悩むミホさん。気付いたらタイムリミットを迎えていたマユミさん。後輩ワーママの活躍と昇進にモヤる独身のリョウコさん。「欲しくないから産みません」が言い出せないミサキさん。じつは夫に原因アリ。だからか「もしも」を捨て切れないカオリさん。そして62歳の先輩が包み隠さず教えてくれた、「今」の受け入れ方、乗り越え方。原案の元になったのは、著者のくどうみやこさんが聞いて歩いた400人の取材データ。リアルな’子どもいないあるある’エピソードの連続に、笑って泣けること必至!読んだらきっと「’キラキラ’も’活躍’もない人生、でもそれでいい」と思える自分に出会えるはずです。(底本 2021年4月発行作品)
〈顧客を’信者’に変える――新時代の企業コミュニケーション〉未曾有のパンデミックを経て、急速にDX(デジタルトランスフォーメーション)が進む今、顧客との強固な関係を築くことは、業種・企業の大小に関わらず急務となっている。既存の広告手法の限界が叫ばれる中、注目を集めているのが、カルトブランディングである。北米を発祥とするこの手法によって、ひとたび信者となった顧客は、自身とブランドの関係を周囲に伝える伝道師となる。小さな集団は、やがて熱狂的なコミュニティーに成長していく――。本書は、世界のコンテンツマーケティング業界を取材してきた著者が、カルトブランディングの基本から実践方法までを解説したものだ。新時代の企業コミュニケーションの羅針盤となる1冊。
なぜ日本人は、草木や山川までもが成仏できると考えるのか? なぜわれわれは「ご先祖様」をお祀りするのか?――ふだんは当たり前のこととして、何気なく見過ごされている何気ない日常の習慣、思考パターンにも、それぞれに隠された精神の歴史がある。縄文から現代まで。土偶から「ゆるキャラ」まで、日本思想史の第一人者とともに、さまざまな事象の中に「日本人の心の歴史」をたどる。
どれほど過酷な環境にあっても教育こそが社会を変える――。日本の憲法学者が見た、ペン(識字教育)とミシン(職業訓練)ヴァイオリン(芸術教育)の力で闘うアフガニスタン女性革命協会(RAWA)などのエンパワメントの記録。
ひきこもり歴35年、「世界ひきこもり機構」(GHO)を創設した50代の著者が、インターネットを通じて世界のひきこもりたちやその支援者たちと対話した記録。フランス、アメリカ、インド、カメルーン、アルゼンチン、中国、フィリピンなど、世界13カ国に及ぶ国のひきこもりたちが普段何を考え、どのように暮らしているのかを明らかにした「ひきこもり」の常識を覆す衝撃的な本。
戦後長らく、最前線で戦った海軍将兵のほとんどは、戦地での経験について沈黙していたが、戦後50年を経て多くが晩年を迎えたころから、戦死した仲間のことを後世に伝えたいとぽつりぽつりと語り始めた。そんな彼らの最後の証言、遺言ともいえる声を、神立尚紀氏が「零戦搭乗員の会」との関わりの中で、丁寧に取材したエピソード集である。【主な内容】真珠湾攻撃に参加した搭乗員たちがこっそり明かした本音〜決して「卑怯なだまし討ち」ではなかったミッドウェー海戦で大敗した海軍指揮官がついた大嘘〜搭乗員たちが語り残した真実とは?ヒトラーの要請で日仏を往復した潜水艦乗組員たちを待ち受けた過酷な運命〜無寄港、6万3千キロの旅たった2日で3千人以上が戦死したマリアナ沖海戦の悲劇〜からくも生き残った搭乗員の怒りの証言特攻を超える戦死率75%…その戦場を生き抜いた搭乗員は何を見たか〜敗戦を見通しながら戦う悲劇「戦艦大和」特攻を「思い付きの作戦」と痛烈批判した副砲長の無念〜大和はなぜ特攻、沈没しなければならなかったか生存者は語る…日本軍捕虜1100人「決死の蜂起」その壮絶な記憶〜偽名のまま命を落とした若者たち知られざる「終戦後」の空戦 8月15日に戦争は終わっていなかった〜降伏決定後に戦死した若い搭乗員たち秘密裏に36年間も遂行されていた皇統護持作戦とは?〜海軍の精鋭部隊に下された密命日本人なら知っておくべき特攻の真実他。
格差拡大、世界経済の停滞の原因はGAFAなど巨大企業の独占に理由がある。「ネット・ニュートラリティー(ネット中立性)」理論の提唱者が現在を打開する五つの方針を提言。日本の財閥支配と戦後の日本経済の躍進についても検証。