【ノンフィクション・ドキュメンタリー】タグの実用書
【内容紹介】「上皇陛下の執刀医」初の自伝的生き方本人生100年時代は、個人として何度でも生き直せる。キャリアを通して得たものが求められる場所は必ずある。だから50代60代こそ、あきらめるな、心を燃やせ──。「三浪」して日大医学部に入学。「父の死」「恩師からのクビ宣告」……数々の逆境を乗り越え、執刀手術9000例/成功率99.5%以上の「神の手」と呼ばれるまでになった心臓外科医・天野篤。命を救う現場にこだわり、定年を拒否して、メスを置く「その日」が来るまで闘い続ける。信念の人生哲学に、迷い多き「今」を生き抜くヒントがある。【著者紹介】[著]天野 篤(あまの・あつし)心臓血管外科医。順天堂大学医学部教授。1955年、埼玉県蓮田町(現・蓮田市)に生まれる。1983年、日本大学医学部卒業後、医師国家試験合格。関東逓信病院(現・NTТ東日本関東病院。東京都品川区)で臨床研修医ののち、亀田総合病院(千葉県鴨川市)研修医となる。1989年、同心臓血管外科医長を経て、1991年、新東京病院(千葉県松戸市)心臓血管外科科長、1994年、同部長。1997年、新東京病院での年間手術症例数が493例となり、冠動脈バイパス手術の症例数でも日本一となる。2001年4月、昭和大学横浜市北部病院循環器センター長・教授。2002年7月、順天堂大学医学部心臓血管外科教授就任。2012年2月、東京大学医学部附属病院で行われた上皇陛下の心臓手術(冠動脈バイパス手術)を執刀。2016年4月より、2019年3月まで順天堂大学医学部附属順天堂医院院長。心臓を動かした状態で行う「オフポンプ術」の第一人者で、これまでに執刀した手術は9000例に迫り、成功率は99.5パーセント以上。
【内容紹介】500年以上の歴史を持つ世界最古の人工林の軌跡と奇跡一度触れたら、心が動く――。’心と五感を満たす’木は、日本広しといえども、この吉野杉をおいて他にはないと、断言することができます。地元の木を使い、地元の職人たちが家を建て、地元の人々が住まう。そして、木を使うことで地元の森が循環していく。地元の行政も巻き込んで、本文の木の家づくりにこだわる理由はここにあります。500年以上にわたり守り続けられてきた吉野の森からの’恵み’を使って建てる「吉野杉の家」の魅力に迫る!【著者紹介】[著]井村 義嗣(いむら・よしつぐ)株式会社イムラ 代表取締役社長。1976年関西学院大学商学部卒業。卒業後は木材問屋の山五に入社。1981年に材木商の三代目として家業に従事し、1985年に住宅業に転業。川上さぷりと提携し、2000年から「吉野杉の家」を本格的に販売。2015年に「500年の吉野林業を住まいづくりで守る! 川上村との取り組み」、2016年に木製内部建具「GENPEI」、2017年に「代官屋敷の古民家再生」でグッドデザイン賞を3年連続受賞。また、2017年には「吉野杉の床」でキッズデザイン賞とW受賞した。
ミスを無くすためだけではない校閲。本に似合った衣装を着せる装幀。紙を本にする製本。本の声ともいえる書体。もちろん紙がなければ本はできない。そういった「本づくり」の舞台裏を私たちはあまり知らない。本を支えるプロフェッショナルの仕事に対する熱い想いを届けるために、彼らの言葉を聞きにいく。読めばきっと、見方がぐっと変わり、本が愛おしくなる情熱のノンフィクション。形のある本を愛するすべての人へ。
奇蹟のピアニスト、フジコ・ヘミング。幼い頃から才能を発揮し、高く評価されていたにもかかわらず、不遇の時代をすごしてきた天才ピアニスト。1969年、リサイタル直前に風邪で聴力を失い、やむなくすべてのコンサートをキャンセル。その後、耳の治療に専念する傍ら、ピアノ教師として生計を立て、演奏活動を行ってきた。1999年、そんなフジコを取り上げた『フジコ〜あるピアニストの軌跡〜』(NHK)が放送されたことがきっかけでブレイク。多くの苦難を乗り越えたフジコの演奏は視聴者の魂を揺さぶり、大反響を巻き起こした。ピアノと共に壮絶な人生を歩んできたフジコ。本書では「うまくいかないほうが当たり前」「じぶんらしく生きる」という、偉才ならではの人生観や死生観、生活観に迫った気持ちが軽くなるエッセイです。フジコに密着し続けてきた写真家・中嶌英雄氏の貴重写真も多数掲載。
東日本大震災から十年。日本写真学会の正会員であり、「3.11を忘れない写真家の会」代表を務める谷口雅彦氏が10年間、被災地に通い続けてカメラに収めた6万枚超の写真の中から厳選して一冊にまとめたドキュメンタリー写真集。東北地方の被災直後の状況と、10年間で町が生まれ変わるプロセス、そして再生した現在が収められている。※この商品は固定レイアウトで作成されており、タブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。貴重な写真と図版をフルカラーで完全収録。書籍と同じレイアウトのFIX版。東日本壊滅はなぜ免れたのか? 取材期間10年、1500人以上の関係者取材で浮かび上がった衝撃的な事故の真相。他の追随を許さない圧倒的な情報量と貴重な写真資料を収録した、第一級のノンフィクションがついに刊行。736ページの完全保存版思いも寄らない真相が次々明らかに真相1 吉田所長の英断「海水注入」はほとんど原子炉に届かなかった真相2 1号機で唯一残された冷却装置は40年間にわたり「封印」されてきた真相3 原子炉を救う減圧装置には、高温高圧になると動作しにくくなる弱点があった真相4 2号機の消防注水の失敗が皮肉にもメルトダウンの進行を遅らせて「最悪の事態」を防いだ真相5 巨大な津波に備えて、津波対策に着手していた原発があった東日本壊滅が避けられたのは偶然の産物だった!?極限の危機。核の暴走を食い止めようと、吉田所長らは、爆発や被ばくの恐怖と闘いながら決死の覚悟で現場にとどまり、知恵を絞り出して、原子炉に水を入れ続けた。幸いにして、格納容器の爆発は免れた。当時の政府のシミュレーションでは、最悪の場合、福島第一原発の半径170キロ圏内がチェルノブイリ事故の強制移住基準に達し、半径250キロ圏内が、住民が移住を希望した場合には認めるべき汚染地域になるとされた。半径250キロとは、北は岩手県盛岡市、南は横浜市に至る。東京を含む東日本3000万人が退避を強いられ、これらの地域が自然放射線レベルに戻るには、数十年かかると予測されていた。10年にわたる取材で、この最悪シナリオが回避されたのは、消防注水の失敗や格納容器のつなぎ目の隙間から圧が抜けたりといった幾つかの偶然が重なった公算が強い。この事故では、当初考えられていた事故像が新たに発見された事実や知見によって、どんでん返しのように変わった例は枚挙に暇がない。この極限の危機において、人間は核を制御できていなかった。それが「真実」である。*本書には、デバイスの画面サイズや文字サイズの変更などに合わせて、テキストやレイアウトが流動的に表示されるリフロー版もございます。
クズ芸人だからわかった、人望と信頼をラクにゲットできる明るい人生の送り方とは?巨額の借金を背負い、金融機関に24時間追われて発狂寸前の思いをした芸人、スパローズ・大和。ギリギリの苦境の中で彼が編み出した、人から好かれ、大金を借りられるだけの人望や信頼、幸福感を効率よくゲットできる、ちょっとズルいけど、笑えて周囲を明るくできるテクニック集をお伝え!本の後半では、そんな大和の半生から、甘えられる&守られる人になるクズ道を探る! 売れない芸人、売れっ子になった芸人たちの舞台裏も知れる、笑えて、少し怖くなって、熱くなって、生きるのがラクになるストーリー!お笑いコンビ・キャイ〜ンのウド鈴木氏&天野ひろゆき氏、博多華丸・大吉の博多華丸氏&博多大吉氏、ヒロシ氏、バイきんぐの小峠英二氏&西村瑞樹氏らも本書の内容を推薦!‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥人間関係ってのは、一番大変だ。でもクズとして生きていくなら、人間関係は回避できない。なぜならタダ酒を飲ませてもらったり、お金を借りたりしないといけないから、相手に好かれないといけないからだ。実はクズなやつほど、人間関係をスムーズに進める技術を持っている。逆に、長年マジメで通ってきた人、優等生でやってきた人ほど、人を頼ることができず、苦しい人生を歩んでいるのではないか(一緒に飲んでいても、つまらないしね)。そんな、自分で人生を生きづらくしているマジメな方々に、人生がぱっとラクで楽しくなる、珠玉のテクニック集を、’下から目線’でお届けする。
「ルームメイトは逃亡しました」国からは「高度」と見なされない、圧倒的多数(外国人労働者)の世界。大宅賞『八九六四』著者が、絶対的な弱者でも敵でもない、彼らの「現実」に迫るディープルポ!日本政府をはじめ、公的機関が使用している言葉、「高度外国人材」。「高度」な人材がいるということは、国の定義とは真逆の属性を持つ人材も存在するはずだ。それは、「(年齢だけは若いかもしれないが)学歴・年収が低く、日本語はろくに喋れず専門知識もない、非熟練労働に従事している」人たちといえる。しかし、日本社会は彼らにこそ強く依存しており、必要としているではないか。生身の「’低度’外国人材」は、紋切り型の報道のなかで語られるような、絶対的な弱者や被害者たちの群れではない。ましてや、陰謀をたくらむ存在でもない。そもそも中国は経済成長をとげ、稼げない日本に見切りをつける中国人は多く、外国人労働者の主役はベトナム人に移行している。──われわれは記号としての弱者や敵を想定していたのに、いたのは人間だった。3年にわたって中国、ベトナム、日本各地を回り、生身の姿に迫ったディープルポ!【目次】はじめに第一章 コロナ、タリバン、群馬県――隣人は平和な「イスラム原理主義者」第二章 「兵士」たちの逃亡と犯罪――主役は中国人からベトナム人へ第三章 頼りなき弱者――ベトナム「送り出し」業者に突撃してみれば第四章 「低度」人材の村――ウソと搾取の「破綻した制度」第五章 「現代の奴隷」になれない中国人――稼げない日本に見切りをつけるとき第六章 高度人材、低度人材――「日本語だけは上手い」元技能実習生第七章 「群馬の兄貴」の罪と罰――北関東家畜窃盗疑惑の黒い霧おわりに主要参考文献
「きっと、弱い自分を認められるはず」弱さを強さに変える。毎日を必死に生きる人々にエールを。ロックバンド・THE ORAL CIGARETTESで、作品の作詞作曲を手掛けるフロントマン、山中拓也。彼が紡ぐ、人間の本質を表す言葉は、なぜ多くの若者を虜にするのか。そして、いかに生み出されるのか。生死をさまよった病、愛する人の裏切り、声を失ったポリープ手術、友人の死etc.そこには数多の挫折や失敗があり、周りにはいつも支えてくれた家族や仲間、恩人たちの存在があった。山中拓也は、これまでもこれからも、他に生かされて我がままに生きていく。そんな彼の半生や人生観。過去と未来のこと。今の時代に伝えたいことを綴ったエッセイ。故郷・奈良の思い出の地巡り、ドイツや国内で撮影した作品写真、貴重なレコーディング風景など撮り下ろし写真も多数収録する。2021年に30歳という節目を迎える、人間・山中拓也のすべてをさらけ出した一冊。山中拓也の吐く言葉は、何よりも弱くて強い。【出版社からのコメント】山中さんは多くを語りません。ただ、発する言葉選びは丁寧で重く、心を打ちます。初めて生のライブを見た時は、その迫力に、音に殴られるような感覚を覚えました。ああ、この音と言葉が組み合わさり、多くの人々を虜にしているのだ、と腑に落ちました。純粋に言葉だけを紡いでもらったら、どれだけ純度の高いものが生まれるだろう? 言葉を生業にする者として圧倒的な好奇心を抱き、出版をお願いせずにはいられませんでした。
<<累計68万部突破!>>韓国のいう「強制徴用被害者」は、なぜ笑っていたのか?便利に利用できる嘘なら「証拠」、そうでない嘘は「歴史歪曲」実証主義をもとに、韓国の100年にわたる虚妄を暴く!・密航者が激増するほど競争率が高かった軍艦島・「もっと多くの朝鮮人労働者を受け入れろ」と日本側に要求・韓国の絵本『恥ずかしい世界文化遺産・軍艦島』の地獄図・「反人道的犯罪に関する分は、基本条約に含まれていない」・請求権資金で、GDPが31億ドルから217億ドルに・「日本軍による残酷な朝鮮人虐殺」の「文化的証拠」として君臨する小説・彼らにとって民主主義とは、「自分にとって一番良い世界」……etc.【目次】第一章「元徴用工」は、なぜ笑っていたのか第二章「基本条約」締結と、韓国の反応第三章「一つの声のルール」を無視した韓国第四章「被害者中心主義」の思惑第五章「文化的制裁」という名の社会的監視体制第六章「いわゆる朝鮮人虐殺」の信憑性※この作品には、電子版限定の特典として、シンシアリー著『「反日」異常事態』(扶桑社刊)の一部が巻末に収録されています
地元で出会った友達と動画を撮り始めた。東京に出てYouTubeでスターになった。今はその一人が天国で見守ってくれている。2021年7月に結成10周年を迎えるYouTuber、アバンティーズが歩んだ道のりを記録した一冊。メンバーのそら、ツリメ、リクヲに加え、エイジの家族や彼らと親交の深いすしらーめん《りく》、クリエイティブディレクターの鈴木健太へのインタビューも収録。
人間誰しも、嫉妬からは逃れられない。松下幸之助が「嫉妬心は狐色に程よく妬かなければならない」と述べたように、その存在を認めていかに飼い馴らすか、そして他人からの嫉妬をどのように避けるかが肝要である。歴史上の人物から現代各界まで豊富な事例を紹介し、日本社会で生き抜く術を説いた名著、ここに復刊。
日本で最初にかき氷を楽しんだのは清少納言? ラーメンを最初に食べたのは水戸黄門という定説は本当? だったら、カレーライスを最初に食べたのはだれ? 日本で初めて「○○した」人たちを調べて、集めた歴史エッセイ。令和のいま、みんながあたりまえに親しんでいる食べ物、イベント、グッズに、日本で最初に触れた日本人を、筆者・クスノキと一緒に探っていきましょう。身近なモノやコトがどこから始まったのかを知ることで、自然とモノやコトが生まれた当時の歴史、背景が頭に入ります。1編ずつが10ページ前後ですので、朝読の時間にもピッタリの歴史読み物です。【対象:小学中級以上】(以下、書籍概要)かき氷を食べた日本人第1号、清少納言:清少納言が書いた随筆集「枕草子」のなかに、「上品なもの」として、「かき氷にあまづらを入れて新しい銀の容器に入れたもの」が紹介されています。これが日本の「かき氷」第1号! 甘味や、氷じたいが貴重品だった当時、清少納言はかき氷を食べて、仕事のうさをはらしていたのかもしれません。とすると、「枕草子」はさしずめインスタにアップするような感覚で書かれたものなのかも…。ほかにも「マンガ」「エレベーター」「ロボット」「ファミレス」「UFO」等々の、「日本で最初」を探索します。
カンニング竹山氏この10年で僕は福島が好きになっただからこそ教えてほしいんだあの時本当は何が起こっていたかを!上念司氏細野議員が集めたオーラルヒストリーは事故の客観的な記録として有用であるだけでなく、風評被害をもたらした人が誰であり何をしたのかという告発にもなっています田中秀臣氏今も3.11に真摯に向き合う人たちとの対談政治家としての現時点での具体的な提言そして開沼博氏の周到な編集と解説で織りなした今後も長く参照される本である早野龍五氏細野さんの勇気ある「自己調査報告」に感銘を受けました 三章で取り上げられている処理水、甲状腺検査、食品摂取基準などの6つの課題と提案はいずれも首肯できる内容佐々木俊尚氏この本の注目すべき点は(中略)ステレオタイプな政治家のことばを乗り越えているということです自説を声高に訴えるのではなく、ひたすら謝罪するのでもなく、驚くほど客観的にみずからのおこないを点検しているのです矢部達哉氏長く普遍的な価値を持つであろう驚嘆すべきこの著作が事故から10年後の2021年に出版されたのは必然だったに違いない東京電力福島第一原発の事故から10年。原発事故収束担当大臣として現場と対峙した細野豪志が、改めて当事者たちを訪ねた。原発処理水、放射線、健康影響の科学的根拠原発、そして隣接自治体の今――。現場から集積した圧倒的なファクトを気鋭の社会学者・開沼博と共に読み解く。◎主な登場人物田中俊一(初代原子力規制委員会委員長)近藤駿介(元原子力委員会委員長)磯部晃一(元陸上自衛隊東部方面総監/陸将)森本英香(元環境事務次官)佐藤雄平(前福島県知事)遠藤雄幸(福島県川内村村長)渡辺利綱(前福島県大熊町長)緑川早苗(元福島医科大学内分泌代謝専門医)竜田一人(『いちえふ福島第一原子力発電所労働記』作者)遠藤秀文(株式会社ふたば代表取締役社長)南郷市兵(福島県立ふたば未来学園高等学校副校長)大川勝正(株式会社大川魚店代表取締役社長)林智裕(福島県出身・在住ジャーナリスト)<目次>はじめに 歴史法廷での自白 細野豪志第1章 最前線の闘い第2章 10年たった現場へ取材構成者手記 林智裕第3章 福島のために、わが国が乗り越えるべき6つの課題編者解題 開沼博おわりに 自己事故調がなし得たこと 開沼博
あのとき、レギュラーになれなかったからこそすばらしいチームが作れたのだ。【登場監督】聖カタリナ学園 越智良平国学院久我山 尾崎直輝済美 中矢太鶴岡東 佐藤俊高知 島田達二仙台育英 須江航天理高校 中村良二スター選手の陰に隠れ、チームを支えてきた経験が、どんな影響を与えているのか。コロナ禍、目標を失ったチームとどう向き合ったのか。監督それぞれの体験と、向き合ってきたチーム、球児たちとのエピソードを元に、本当に強いチームになるということはどういうことなのか、たくましく人生を歩む球児たちはどう育つのか、7人の監督の珠玉の言葉で紐解いていく。自分で考えるスターはいらないチャレンジを忘れない甲子園ファンはもちろん、困難に立ち向かうすべての人へ、未来への光となる熱いメッセージです!【本書の主な内容】第1章 名門・早稲田を支えた控えのキャプテン第2章 29歳の監督がつかんだ甲子園の切符第3章 ‘松井秀喜5敬遠’をベンチで見た男第4章 全員野球の神髄を求めて第5章 少年野球に新風を吹き込む知将第6章 1000日で日本一を目指す‘補欠監督’第7章 プロ野球で一流になれなかった苦労人
3.11からの10年、福島の詩人が詩作と対話と日々の随筆から求めたカタストロフとの対峙の記録。東日本大震災で被災した福島の詩人は破壊への恐怖と、不条理への怒りに言葉で抗った。ツイッターから放たれた言葉は「詩の礫」と名付けられ、多くの共感を得た。あれから10年――。現在も福島に暮らし、高校教師の職と並行しながら詩人として活動する和合亮一氏はこの歳月を克明に言葉に刻んでいる。本書はその十年記の書である。2011年3月11日から10年となる今年。和合氏は1月1日から犠牲になられた方々にとって最初の祥月命日となる1月11日まで祈りのように連日の詩作を試みた。第一章の「貝殻詩篇」はその結実である。10年の歳月を、その折々の出来事と思いの変遷を綴ったエッセイ集成「十記」。ASIAN KUN-FU GENERATIONの後藤正文氏批評家の若松英輔氏と共に『詩の礫』がこの歳月に何をもたらしたのかを語る「対話篇」。そして「おわりに」のかわりに書き下ろされた新作詩「OVER」を収録。和合氏の言葉は、被災したまち、そしてこの世界の未だ来たらぬ未来に向けて放たれた光の矢となる――。<目次>はじめに第一章 貝殻詩篇第二章 対話篇後藤正文氏(ASIAN KUN-FU GENERATION)時代の異常な速度感から外れてみる第三章 十年記第四章 対話篇若松英輔氏(批評家)死者と共に在ることが未来をつくるOVER (「おわりに」にかえて)
負けねど、福島!原発事故に奪われたふるさとを取り戻すために男達は立ち上がった。福島の自然を武器に「再生可能エネルギー」による地産地消の電力会社をつくろう!東日本大震災と東電福島第一原発事故から10年電力の素人集団が歩んだ苦闘と希望の日々に徹底密着した群像ノンフィクション!放射能汚染で牛の肥育ができなくなった飯舘村の和牛農家。江戸時代から続く家業が風評で廃業に瀕した喜多方の造り酒屋当主。単身赴任先から妻の実家に帰省中に被災した外資系サラリーマン。元居酒屋店主、有機農家、温泉街の顔役日本最奥にある出版社代表…電力会社とは縁もゆかりもなかった人々。小さな小さな発電所がもたらしたものは「2050年温暖化ガスゼロ」を大手電力会社に先駆けて実現する大きな大きな希望だった――。<目次>主な登場人物プロローグ 十年後の飯舘村で第一章 二〇一一年三月十一日第二章 転機第三章 出会い第四章 許認可第五章 飯舘電力応援団第六章 帰還第七章 会津の水の力エピローグ コロナを超えて年表:原発事故やエネルギー行政の経緯と福島の再生可能エネルギーを巡る動き
中野信子さん(脳科学者)推薦!「家族法研究者 山口真由が明かす家族の本質」「ふつうの家族」――それは聖なる呪いである。家族も、親子も、夫婦でも――常に「スイッチオン」でなくていい。その関係は「点いたり、消えたり」でいい。「’ふつう’を押し付けられたくない私は、’多様性’を押し売りしたいわけでもない。新しく生まれつつあるマジョリティの側にまわって、「空気を読まない」古臭い奴らをつるし上げたいわけじゃない。(略)これからの時代、私たちがすべきことは’違い’をあぶりだすことじゃなくて、’同じ’を探しにいくことなんじゃないか。家族のあり方が変わってもなお、昔と変わらない普遍的ななにかをその真ん中のところに見つけにいくことじゃないかと、私は思うようになった」(「おわりに」より)はじめに第1章 親子言葉を失った「卵巣年齢50歳」の衝撃結婚じゃない! 子どもなんだ!!精子バンクはオンラインデート「フェミニストの希望の星」が残した宣言 他第2章 結婚親友の結婚話でヒートアップした私同性婚を認めた感動的な判決ジャネット・ハリーというロック・スター権利と義務の束としての結婚 他第3章 家族謎だった「男のお母さん」私が育った日本の家族多様になりつつある日本の家族「家があります。緑と白の家です」 他第4章 老後日本の「家」は会社だった?現代社会における「家」の残り香「家」か? それとも「個人」か? 他第5章 国境アメリカの「実子」、日本の「養子」「結婚」なんて点いたり、消えたり「親子」ですらも、点いたり、消えたりステイタスとしての家族、プロセスとしての家族 他おわりに装画:赤 | aka装幀:原田郁麻
東日本壊滅はなぜ免れたのか? 取材期間10年、1500人以上の関係者取材で浮かび上がった衝撃的な事故の真相。他の追随を許さない圧倒的な情報量と貴重な写真資料を収録した、第一級のノンフィクションがついに刊行。思いも寄らない真相が次々明らかに真相1 吉田所長の英断「海水注入」はほとんど原子炉に届かなかった真相2 1号機で唯一残された冷却装置は40年間にわたり「封印」されてきた真相3 原子炉を救う減圧装置には、高温高圧になると動作しにくくなる弱点があった真相4 2号機の消防注水の失敗が皮肉にもメルトダウンの進行を遅らさせて「最悪の事態」を防いだ真相5 巨大な津波に備えて、津波対策に着手していた原発があった東日本壊滅が避けられたのは偶然の産物だった!?極限の危機。核の暴走を食い止めようと、吉田所長らは、爆発や被ばくの恐怖と闘いながら決死の覚悟で現場にとどまり、知恵を絞り出して、原子炉に水を入れ続けた。幸いにして、格納容器の爆発は免れた。当時の政府のシミュレーションでは、最悪の場合、福島第一原発の半径170キロ圏内がチェルノブイリ事故の強制移住基準に達し、半径250キロ圏内が、住民が移住を希望した場合には認めるべき汚染地域になるとされた。半径250キロとは、北は岩手県盛岡市、南は横浜市に至る。東京を含む東日本3000万人が退避を強いられ、これらの地域が自然放射線レベルに戻るには、数十年かかると予測されていた。10年にわたる取材で、この最悪シナリオが回避されたのは、消防注水の失敗や格納容器のつなぎ目の隙間から圧が抜けたりといった幾つかの偶然が重なった公算が強い。この事故では、当初考えられていた事故像が新たに発見された事実や知見によって、どんでん返しのように変わった例は枚挙に暇がない。この極限の危機において、人間は核を制御できていなかった。それが「真実」である。*本書には、写真と図版をフルカラーで収録した【フルカラー・固定レイアウト版】もございます。
時代は移り変わっても、宮澤賢治の残した詩や散文の数々は日本のロマンの、ひとつの到達点を教えてくれる。農学校教師、農民芸術運動家としての賢治はよく知られるが、肥料の炭酸石灰、建築用壁材料のセールスマンとして、東へ西へと駆け回っていた最晩年近くの姿はあまり知られていない。賢治が生涯にのこした膨大な書簡から、オロオロと歩きながらも、生活者として必死に生きようとしたサラリーマン・賢治が、浮かび上がってくる。雨ニモマケズ、デクノボーと呼ばれても…。宮澤賢治、知られざるセールスマンの日々!
鋭い眼が「風景」の叫び声を捉えた。『もの食う人びと』と風景は、解釈や意味を超える、腸のよじれるほどのおもしろさを秘めている。ベトナム、ブータン、中国、ウガンダ、ロシア……、世界を旅した気鋭ジャーナリストが見た、かくも狂気じみた風景の数々。前著と表裏なす傑作。北京でチェルノブイリでウガンダで……世界のいたる所を旅した著書が見たものは、風景そのものこそ真実を語っている現実だった。『もの食う人びと』が陽当たりのいい地表部分なら、本書は湿った地下茎だ。その地下茎が異議を申し立て、抑制と我慢から解放された、新しいノンフィクションが生まれた、話題の好著。
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。僕の島旅の最初は、学生時代に訪れた閉山前の軍艦島だった――土門拳賞受賞の写真家が、45年余りで訪れた73の日本の離島から、印象的な20島を振り返る。偶然の出会いを大切にする著者だからこそ辿り着けた「穴場」、150点にのぼる写真など、ガイドブックでは味わえない魅力満載の島入門。島旅エッセイの決定版!<一生で一度は訪れたい日本の離島20島を紹介>軍艦島、西表島、竹富島、与那国島、波照間島、礼文島、佐渡島、伊豆大島、八丈島、青ヶ島、屋久島、真鍋島、壱岐島、小呂島、天草下島、与論島、伊平屋島、奄美大島、加計呂麻島、与路島【巻末付録】日本の離島地図◎椎名誠さんも推薦「吹きぬける風を感性豊かにとらえ そこに生きる人々と自然を活写した島旅本の最高峰だ!」
アートをとりまく桁違いの華々しさと、深い闇。アートの価値は誰がどのように決めるのか、価値と値段は比例するのか――。最後のダ・ヴィンチ作品の発見として注目を集め、その後、史上最高額の510億円で落札され話題となった男性版モナリザ「サルバトール・ムンディ」。その謎に包まれた足跡を追う中で見えてきた美術界の闇。衝撃のノンフィクション!
「記憶していた以上に凄い本だった。これは奇書中の奇書と言っていい」解説の高野秀行氏も驚嘆! 前人未踏の養豚体験ルポルタージュ。ロングセラーの名著『世界屠畜紀行』の著者による、もう一つの屠畜ルポの傑作。生きものが肉になるまで、その全過程!世界各地の屠畜現場を取材していく中で抱いた、どうしても「肉になる前」が知りたいという欲望。養豚が盛んな千葉県旭市にひとりで家を借り、豚小屋を作り、品種の違う三匹の子豚を貰い名付け、約半年かけて育て上げ、屠畜し、食べる。「畜産の基本は、動物をかわいがって育て、殺して食べる。これに尽きる」。三匹との愛と葛藤と労働の日々に加え、現代の大規模畜産での豚の受精、出産から食卓にあがるまでの流れも併せて踏み込み、描いた前代未聞の養豚体験ルポルタージュ! ※本書は2012年に岩波書店から出た単行本を加筆修正し、文庫化したものです。【目次】はじめに なぜ私は自ら豚を飼い、屠畜し、食べるに至ったか見切り発車三種の豚システム化された交配・人工授精分娩の現場でいざ廃墟の住人に豚舎建設お迎え前夜そして豚がやって来た日々是養豚脱 走餌の話豚の呪い豚と疾病増量と逡巡とやっぱり、おまえを、喰べよう。屠畜場へ何もかもがバラバラに畜産は儲かるのか三頭の味震災があとがき文庫版あとがき解説 高野秀行
従来の経済学の限界を打ち破り、二度のノーベル賞経済学賞に輝いた行動経済学は、いまや新たな一般教養になりつつある。合理的で正しい選択をするには? モチベーションはどこから来る? 周りの人々をよい方向に導くには? ビジネス現場や各国の政策にも導入が進む学問を、世界基準のテキストで入門しよう。日進月歩の研究の基礎を網羅した、はじめて学ぶ人にも向く充実の入門書。解説/依田高典
忘れたいことがある。忘れられないことがある――福島から語られる「いま」の声は、死者の声を響かせながら、未来へと向かう。『想像ラジオ』の著者による、21世紀の『苦海浄土』。
母と私を結びつけていたのは、心の奥の深い傷――。大ベストセラー『愛着障害』著者が急逝した母親の記憶を辿りながら、自らとの関係を初めて明かし、喪失の果てしない悲しみとその先にある希望を綴った、著者初のノンフィクションにして最高傑作。「私は母から受けたものを、何一つ返せずに、母はそれを求めることさえせずに、遠くにいってしまった」。誰もが経験することになる母親の死、あなたはそれをどう受け止めますか。
人はここまでむごくなれるのか――SNSで知り合った9人を殺害・解体した男の素顔。2017年10月、神奈川県座間市のアパートの一室で、クーラーボックスの中から切断された頭部など9人分の遺体が発見された。逮捕された白石隆浩はSNSを通じて知り合った女性8人男性1人を殺害・解体していたことがわかり、その残虐さで世間を震撼させた。白石とはどんな人物か? なぜ事件を起こしたか?ノンフィクションライター・小野一光による11回330分の獄中対話と裁判の模様を完全収録。犯罪史上まれにみる凶悪殺人犯の素顔に迫った、衝撃のノンフィクション。「腐敗臭がとにかく辛いけど、捕まりたくない一心だったんです」(面会第4回)「’獄中結婚相手募集’って出してもらえないですかねぇ」(面会第6回)「(死刑について)痛いのはイヤだなって感じです」(面会第10回)
コロナでも、ただでは起きない!2020年9月。いち早く、観客を入れてライブをおこなったさだまさし。コロナ禍に「大切な人をなくしたくないんだ」と歌ったミュージシャンの、思いと行動の感動の記録。大好きだから、会わないでおこう。気持ちとは真逆の行動が求められることになってしまった、コロナ禍の日常。さだまさしは、緊急事態宣言が発出された夜に、「緊急事態宣言の夜に」という歌を発表。「お前のおふくろ死なせたくないんだ 大切な人をなくしたくないんだ」というメッセージを伝えた。2020年、デビュー以来こんなに長期間ライブをしなかったことはなかった、というさだまさしがミュージシャンとしてどのような思いで活動してきたか、また、自身が設立した「風に立つライオン基金」が試行錯誤の中おこなってきた、医療機関、福祉機関などへの様々な支援の様子を綴る。
原発ゼロは達成できるその論拠、全廃炉へのすべて3.11で総理大臣だった私がいま言えること急成長する自然エネルギー、原発40年ルールと規制委員会の抑止力、民間企業が原発事業から次々撤退した意味……全廃炉しかない――180度方針転換して、分かったこと、してきたこと。「原発推進派は、安全面でもコスト的にも使用済み核燃料の処理でも八方ふさがりで、勝ち目はなくなっている。明らかに投了すべきなのに、しようとしない。往生際が悪いのだ。将棋では、投了した時点の局面を「投了図」と呼ぶ。プロ同士のハイレベルな闘いの投了図は、素人目にはどうして負けが決まったのか分からないことが多い。原発の現状も、それと似ている。専門用語も多いし、政治的にもデリケートな問題が多いので、明快に言い切ることが難しいのは事実だ。しかし私はこの本で、「原発ゼロ」が実質上、すでに実現しており、避けられない道だということを解説したい。将棋で言う投了図の解説を試みたい」○原発ゼロでもCO2を削減し、全電力をまかなえる○営農しながら発電するソーラーシェアリングの威力○事故後に決めた3つの政策(「エネルギー基本計画の白紙」「保安院の廃止」「FIT制度の創設」)がいま効いている○発送電分離・独立がなぜ重要なのか○廃炉へ促す「原発一時国有化」のメリット○フィンランドのオンカロ視察――使用済み核燃料の地層処分――