【ノンフィクション・ドキュメンタリー】タグの実用書
第二次世界大戦中に徴兵され、徴用船の船長として物資の輸送任務に就いていた黒岩亀吉(仮名)は知床半島沖を航行中に嵐に合い、真冬の知床の小屋に部下のシゲとともに取り残される。 飢えと寒さの極限状態の中、先に餓死したシゲの遺体を船長は口にする。シゲの肉で体力を回復した船長は、流氷の上を渡り、知床を脱出した。 新聞記者であった著者が15年間におよぶインタビューを経て書き上げた、人間の業を問い掛けるノンフィクション。
元カリスマホストの歌舞伎町・名物経営者が描き出す「人間をすべて飲み込む街」の知られざる姿挫折も、孤独も、欲望も、人間のすべてを飲み込む――。〇新型コロナ感染をめぐる新宿区長とホストクラブの連携〇渋谷で暴動が起きて、新宿では起きない理由〇歌舞伎町にはわかりすく、美味しいお店がなぜないのか〇出自を問わず、源氏名で生きるから、誰がどこの国の人間か気にしない〇歌舞伎町で長く働くと人に頼ることの大切さを覚える〇誰もがいつか歌舞伎町に救われるかもしれない戦後、新宿駅周辺の闇市からあぶれた人々を受け止めた歌舞伎町は、アジア最大の歓楽街へと発展した。黒服のホストやしつこい客引きが跋扈し、あやしい風俗店が並ぶ不夜城は、コロナ禍では感染の震源地として攻撃の対象となった。しかし、この街ほど、懐の深い場所はない。職業も年齢も国籍も問わず、お金がない人も、居場所がない人も、誰の、どんな過去もすべて受け入れるのだ。十九歳でホストとして飛び込んで以来、カリスマホスト、経営者として二十三年間歌舞伎町で生きる著者が<夜の街>の倫理と醍醐味を明かす。
かわぐちかいじ氏激賞!「浅間山荘事件以後、新左翼過激派はどうなったのか、何と山谷でヤクザと激突していた。革命か抗争か、これは共に暴力を肯定したもの同士が存在を懸けて渡り合った血の記録だ。読まずにはいられない」戦後復興にまい進する東京の片隅で、高度成長を支えた日雇い労働者たちが集まった山谷のドヤ街。一億総中流化社会からふるい落とされた、消したい過去を持つ無宿人たちがやけっぱちの賑わいに片時の安息を観抱いていたこの街は、およそ40年前、いまやともに絶滅危惧種となった「ヤクザ」と「過激派」の抗争による殺戮の場と化した。なぜヤクザと過激派はこの街で全面衝突を余儀なくされたのか?日雇い労働者たちのオアシスはなぜ衰退したのか?ヤクザに存在意義はあるのか?左翼活動家に大義はあったのか?繁栄から取り残された労働者たちと、時代から見捨てられた過激派、欲望に取り憑かれた暴力団、さらには警察権力を交えたヤケクソの暴力がほとばしる、戦後史に埋もれた「日本社会の歪」が激しく暴発するピカレスク・ノンフィクション!序章革命か抗争か第一章現場闘争第二章暴力手配師を撃て第三章ドヤ主と活動家第四章過激なる者たち第五章いいかげんな男第六章左翼・右翼・ヤクザ第七章金町戦 皇誠会登場第八章金町戦 互助組合の策謀第九章金町戦 撮影現場の悲劇第十章金町戦 襲い来る銃弾第十一章戦線離脱第十二章映画と民間権力第十三章山口組國粋会第十四章それぞれの戦後終章北帰
NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」出演で大反響! 業界に変革を起こす、若き納棺師初の著書。納棺師の家に生まれ、数千人の納棺と葬儀に接して気づいた死生観。「あの人といえば」──関わった人にどう覚えられるか意識すれば生き方は変わる!
朝日新聞の大人気連載が待望の書籍化!二冠獲得の舞台裏から睡眠時間、勉強法まで、将棋界の歴史を動かした不世出の棋士を知る決定版。貴重な写真もカラー口絵で多数掲載。どのような環境で生まれ育ち、どのように将棋と出合い、強くなっていったのか。本人、家族、個性豊かな対戦相手の棋士の取材で浮かび上がった、ニューヒーローの素顔と、強さの本質。【目次】第一章 成長編 ――誕生、将棋との出合い2002年「羽生世代」の時代聡太をつくった子育て法6歳、夢は名人「早くおじいちゃんになりたい」「名人を超えてみせろ」奨励会への登竜門「選ばれた才能の持ち主」の手将棋盤を覆って号泣、母がひっぺがした9歳、詰将棋で大人に次々と勝つ始まりの「クリームソーダ」第二章 修業編――史上最年少棋士の誕生小4、関西奨励会へ羽生や加藤一二三より早い初段トップアマのアパートに通う日々中高一貫校への受験を決めた理由「神業としか言いようがない」詰将棋の速さ鉄道好き、公式戦帰りに各駅停車の旅豊島将之との練習将棋東京での武者修行匿名でネット対局、中1でプロ並みの点に幹事の予想を覆す勝ちっぷり振り飛車に敗れる序盤の活路はAIにプロ入り争いは最終戦へ史上最年少棋士の誕生第三章 飛躍編 ――驚異の29連勝の舞台裏「神武以来の天才」との初戦「ジョーズに攻めてクルーニー」「優勝できたのは望外です」色紙に書いた27手詰め「炎の七番勝負」で羽生と対決有力な「将棋めし」は?「神に選ばれた」20連勝大人びた読書で培った言語感覚藤井家を訪ねる「相対的にというよりは、絶対的に強くなりたい」睡眠時間、学校生活、勉強法について異様な興奮と静寂連勝止めた佐々木「私たち世代の意地」豊島が指さなかった手を指摘「やっぱり強いな」AIの影響感じた豊島対照的なプロ入りをした「しょったん」「意表をつこう」増田の秘策藤井と対照的な指導法第四章 挑戦編――「雲の上」の存在との戦いブームの到来将棋一本か進学か近づけど、なかなか届かぬタイトル戦「雲の上」の名人を破る「肉を切らせて骨を断つ」最短の勝ち羽生先生と「夢の対決」「1〜2カ月で、グンと強く」脅威感じた斎藤「追われる怖さ感じた」広瀬「国民的スターとどう戦うか」「藤井君の本気」を引き出す都成を奮起させた谷川の苦言第五章 激闘編――トップ棋士への道藤井の「恩返し」脈々と引き継がれる師匠の願い「趣味」の詰将棋で浮かべた笑顔猛スピードで詰将棋を解く幼稚園児がいた!藤井に公式戦で勝った最年長棋士羽生と一騎打ちの将棋大賞選考井上一門4人目の刺客歴史に残る「ホームラン」の一手「寝て起きると強くなっている」トップ棋士の条件45歳苦労人、スーパースターに挑む「1分将棋でも本当に正確」最後の新人王戦へ初めての番勝負で最年少優勝「弟」を気遣う姉弟子「棋士」でいる間、母は第六章 鮮烈編――師弟の絆まさに「最先端の将棋」最年少、最速100勝へ藤井の丁寧な感想戦A級棋士に圧巻の指し回し和装の「勝負服」で師匠は挑んだ「歴史的瞬間」は最終局へ行方「この子と真剣勝負か」渡辺明とのギリギリの戦いあの子もこの子も将棋教室へ「振り駒」には弱い?八段に昇った師匠「共に戦える日を待っている」目隠し詰将棋に4秒で正解藤井が仕掛けた「毒まんじゅう」第七章 鍛錬編――しのぎを削る棋士たち藤井が描く新しい棋士像平成生まれの名人が語る危機感受けの名手・木村へ、宣言通りの鋭い攻め「率直に言って、強すぎる」将棋以外もうまくなった?難敵・久保「タフな対局」その歩を取るか!超早指し戦で羽生も感嘆「ポカしない」豊島が採用した藤井の「あの構想」くじ運嘆いた佐々木の負けん気他
(章立て)はじめに第一章 発覚--このタイミングでなぜ!?第二章 入院--それでも前を向く第三章 秘訣--「辛い!」を乗り越えるためのヒント第四章 起動--コロナと私と#STAY HOME第五章 寛解--どん底が教えてくれた「生きる力」おわりに
二〇〇一年四月二十六日、80%台の驚異的な支持率を背景にスタートした小泉内閣。その最大の目玉・田中真紀子外務大臣が乗り込んだ外務省は、かつてない危機を迎えていた。年初に明るみに出た松尾克俊元要人外国訪問支援室長の横領事件をきっかけに、「機密費」という得体の知れない存在が、国民の目にさらされたのだ。本書は、「個人犯罪」にすりかえられた「機密費」スキャンダルに光を当てるとともに、事件を生んだ土壌、事件が提示する数々の疑惑等を検証し、「日本にとって機密とは何か」という根源的な問いに挑む!
「東大は、クソだ」。長年のタフな論争を闘い抜いてきた文芸評論家の原点は東大闘争、しかしながら大多数の同時代人とは異なり、医学部を中心に華々しく展開したメインストリームに較べれば幾分「地味」な文学部闘争にあった……。6年間の学生生活で著者がきたした変調、払拭し得なかった違和感とは。周りを囲む様々な知性との交錯を重ねながら、やがて導かれた独自の結論としての、「内在」から「関係」への転轍。かつて自身が幕末の尊王攘夷に用いた概念が、ラストでは加藤自身に照射される。2019年5月に急逝した日本を代表する文芸評論家が、まったく新しい文体で「パンドラの箱」に挑み、骨太な思想の淵源を初めて明かした、唯一無二の青春記。
「教育虐待」とは何か? 気鋭の若手評論家として活躍する著者が、なぜ両親との「絶縁」を宣言せざるを得なかったのか? 高校一年の冬に発症以来、現在まで続いている「パニック障害」の恐怖。それを引き起こした原因ともいえる、「教育」の美名のもとでの両親による「教育虐待」。そして結婚を機に両親との過去に正面から向き合おうとした結果、「絶縁」という選択に至った結末……。自らの半生をつまびらかにする衝撃の告白は、著者と同様の体験を持つ読者に向けて、逃げ方と戦い方の範を示す。
ウェインライト賞、スタンフォード・ドルマン紀行文学賞、ナショナル・アウトドア・ブック・アワード(自然史部門)受賞作。ニューヨーク・タイムズ紙が選ぶ「今年の注目書籍100」、およびガーディアン紙が選ぶ「21世紀ベスト・ブック100」に選出。 英国の丘陵の下に広がる恐ろしくも美しい洞窟、鉱山の地下深くのダークマター観測所、カルスト地形の地下を流れる川、大戦の傷が残るスロベニアの山地、氷河が解けつつあるグリーンランドの青い氷穴、北欧の島の地下に作られた核廃棄物の墓――英国の優れたネイチャーライターが様々な土地の地下と、そこに関わる人々の思いをたどる。数々の賞を受賞したアウトドア文学の傑作
今ほど、自分で考え・評価するために、情報を正確に理解することの必要性を痛感せざるを得ない時代ではないかと思います。「読解力」は生きる力。仕事や人間関係は読解力で差がつきます。池上彰さんが自身の体験と現実社会をテキストに磨き方を伝授します。
素人の戯言? 違う、専門家への挑戦状だ――。ファクトを積み上げ、日本における新型コロナの真の姿を解き明かす。新型コロナの不安を払拭し、次の一歩を踏み出す、「覚悟」のノンフィクション対談。事実とデータの比較・検証を通じて、専門家を問い質す。そして、あなたの「経済活動再開」に論理的な根拠を与える一冊になるはず。
仕事の面白さと深みをたっぷり味わい、感動や興奮を仕事仲間や取引先と共有する――。部長のやりがいは、会社人生最大のものです。■■■部長ほど面白い職業はない!■■■とはいえ、成功ばかりの人生などありえません。著者が課長時代に直面した「事件」、部長時代に経験した手痛い失敗とは?働き盛りのみなさんに贈る「人生の勝負どき」を乗り切るためのヒント。…■ 豆腐屋でにわか見習い■ 成果ゼロの飛び込み営業で得た教訓■ 課長時代に直面した「事件」■ 部長時代の手痛い失敗■「やられた!」と思ったこと■ 昇進の目前に現れる「卑しい本性」■ 他人のことはいえない「酒をめぐる失敗」■ 反面教師としていた部長■ 取引先のトップと会うための早道■ 議論で負けないコツ■ 働き盛りに取り組んだこと■ 人間関係を築く基本■アイデアがひらめくヒント■ 部長として成功する秘訣■ 上に立つ人間がすべきこと■ 自分の後任を意識的に教育する■ 部下の才能をいかに引き出すか■ 優秀な社員ほど厳しい職場に送り込む■ 会社を真に変えるには■ 社内の反発をどう抑えたか■ 会社のルールをぶっ壊せ■ 参加者唖然の「ビール事件」■ 灰皿が飛ぶ職場…本書では、新しいビジネスを創造した事例とともに、いま思い返しても赤面するほどの失敗した事例も包み隠さず書きました。成功ばかりの人生などありえません。喜びや感動とともに苦悩や無念を味わうのがリアルな部長の姿です。ポストコロナ時代、「グレートリセット」と呼ばれる価値観の大転換期を迎えるなかで、会社から離れた自宅などで仕事をするテレワークが一気に普及するなど、私たちの働き方も大きく変わろうとしています。しかしどんなに働き方が変わっても、仕事の本質は変わりません。大企業であろうが中小企業であろうが、部長のあなたでなければできない仕事は多く、それが会社の進む方向を動かし、あなたの人生をも動かすのです。…【本書のおもな内容】第1章 仕事・読書・人が自分を磨く第2章 部長時代の手痛い失敗第3章 会社のルールをぶっ壊せ第4章 上に立つ人間がすべきこと第5章 なぜあなたは働くのか
コロナ禍が日本社会に与えた影響は計り知れない。特に経済では消費税増税と重なり大不況となっている。日本の支配エリートはコロナでもたない企業は潰れて良いと思っている現実。「高プロ」も愛国教育も、支配エリートの新「帝国主義」への布石だと喝破する松尾匡氏は日本のマルクス経済学者の白眉である。松尾氏はこの悲惨な現実を読み解くにはマルクスの「疎外論」が重要だと説く。本書では「生きているだけで価値がある」生身の具体的人間を主人公にして、制度や決まり事などの社会的なことが、その主人公からコントロールできなくなって一人歩きする事態を批判する。ツールであったはずの制度や決まり事などの社会的なことが自己目的化し、生身の個人を手段化して踏みにじる、こうした事態を「疎外」と呼んで批判したのがマルクスの「疎外論」というわけです。「支配階級」や「搾取」も「疎外論」から読み直すことを従来提唱してきた松尾氏は、生身の個々人のもとに経済のコントロールを取り戻すことが大切であり、社会全体で生身の個々人みんなの事情にマッチするように、社会全体の設備投資もコントロールする必要があると述べる。まさにブレグジットの「コントロールを取り戻せ」です。本書は、この考えのもと、レフト1・0、レフト2・0の思想を乗り越えレフト3・0の経済学の真髄を示す全く新しい社会変革の書である。
2020年1月、noteで多くの反響と感動を巻き起こした記事が待望の書籍化! 100日間近所のコンビニで「ビスコ」を買い続けたら、はたしてあだ名はつけられるのか? 著者を取り巻くありふれた小さな日常が、やがて大きな「物語」を生み出していく。noteの記事では語りつくされなかった100日間+αの「その後」の話も収録。おもしろくてちょっと泣ける、まったく新しい物語が誕生する。
ホリエモン世界紀行ふたたび! ますます沸騰するアジア経済、没落していく日本――。猛スピードでグローバル化し、そして、新型コロナウイルス禍で分断された世界を、僕らはどう泳いでいけばいいのか。アフリカから南米まで堀江貴文が世界中を巡って考えたグローバリズムの辿り着く未来と、そこで強く賢く生きていくために。「アフリカ/中東編」「ヨーロッパ/オセアニア編」「南北アメリカ編」「アジア編」「日本編」を収録。
この閉塞した日本を、彼らはどう変える!?迫真の永田町リポート。人気急落、任期引き延ばしの麻生自民党政権。日本国民の不安と希望をのせた解散総選挙はいつ行われるのか?そして、その後の地殻大変動はあるのか? そのキーマンたちを徹底取材。麻生太郎、小沢一郎、太田昭宏、小池百合子、中川秀直、二階俊博、平沼赳夫、与謝野馨の8人に、さらにプラス・ワン。
祖父に次いで念願の総理に! 鳩山さんってどんな人? 一番詳しい「由紀夫本」歴史に残る政権選択選挙に圧勝し、念願の総理の座に就いた民主党・鳩山由紀夫。元内閣総理大臣の祖父、元外務大臣の父、元法務大臣他歴任の弟…鳩山家は日本のケネディ家になぞらえられる。この華麗なる一族のなかで、由紀夫はどのように人間形成されてきたのか?また、政治家になってからの歩みは?この一冊で、鳩山由紀夫まるわかり。
民主党?自民党?もうどっちでもいいから…ニッポンの政治よ、底力を見せてくれ!相も変わらず「小沢一郎」で右往左往する民主党。東日本大震災&福島原発事故以降、菅政権のダッチロールで支持率急降下。野田’どじょう’首相の登場で巻き返しを図るが、復興財源、増税問題、TPP…と問題山積。一方、すっかり野党が板についてきた感のある自民党。政権奪還を目論見たいが、対決姿勢ばかりを前面に出せる世情でもなく、ついつい矛先も鈍りがち…。日本の政治は、どう動く!?―。
自民圧勝、民主大惨敗の分岐点は、ここだ! 小泉総理大勝利の真相!「自民惨敗必至」「狂気の沙汰」と喧伝された’郵政解散’総選挙。が、ふたを開けてみれば、記録的な自民圧勝。劇場型ワンフレーズ選挙にもちこんだ小泉純一郎の大勝利であった。この圧勝劇の陰に渦巻いた様々な動きの深層を、克明にリポート。
ニッポンを変えるのは、我々だ!若手のエース安倍晋三と組んだ小泉純一郎。かたや、豪腕小沢一郎を味方につけた菅直人。自民か民主か、マニフェストを掲げて激突した総選挙。その舞台裏、水面下の動きをつぶさに取材した怒涛の永田町深層リポート。さあ、日本はどうなる。
大連立構想の真相! 衆参ねじれ国会をめぐる福田・小沢の攻防戦参院選大敗北、安倍首相自爆辞任、福田総理誕生…、結党以来の大混乱期を迎えている自民党。一方、小沢代表のもと「政権奪取!」と意気込んでいた民主党。そんなときに降って湧いた大連立構想。いったいこの時期になぜ?政界緊急レポート。
政権交代を実現し、自民党を崩壊させた凄腕戦略!史上空前の圧勝で民主党を勝利に導き、自民党を完膚なきまでに叩きのめした小沢一郎。小泉改革の歪みと後継総理たちの相次ぐ失態によって、支持率急落した宿敵にどのようにとどめを刺したのか?彼によって当選した者、彼のおかげで落選した者、双方からの生々しい証言から探る、民意をつかみ流れを引き寄せる小沢流選挙術。これは、本当に凄い。
大好評! 政界深層レポート。日本の、あしたはどっちだ?体制を磐石なものにしたい安倍晋三自民党。政権交代の足がかりとしたい小沢一郎民主党。いずれも参院選の必勝を目指して活発な動きを見せている。新聞・テレビなどのニュースでは伝わらない水面下の暗闘を、自民・民主のキーマンに直撃取材。
角福戦争がわかれば、自民党がわかる。自民党総裁選の真実!自民党総裁選の歴史は、角・福戦争の歴史だ!ポスト小泉レースもこの視点から眺めてみると、また違った様相を呈してくる。田中角栄と福田赳夫の権力闘争の影がいかに自民党を動かしているのか、そのパワーバランスを総裁選を軸に検証する。
民主党内の暗闘は要注目だが、はっきり言って、この国の将来を真剣に憂う!「こんなはずじゃなかった」「いや、思ったとおりだ」―熱い期待をもって政権交代を支持した多くの国民は、民主党に対してイエローカードを突きつけている。外交内政ことごとく寒々しい民主党政権のていたらくは、いったいなにが原因なのか?明るい展望は開けないのか?参院選惨敗、菅・小沢代表選、尖閣問題、多発失言…迷走民主党の現状と今後を探る。彼らはなにを考えているのか。
政界大胆密着真相レポート。どうなる?小泉純一郎!圧倒的な国民の支持を得て船出した小泉内閣。派手なパフォーマンスや真紀子人気も手伝い、閉塞日本を一新させるかと期待も高まったのだが…。外務省・宗男問題で揺さぶられ、郵政・道路公団など一連の民営化問題では、お膝元の自民党内の抵抗勢力によって大揺れに。下がる支持率、高まる批判。内閣改造は巻き返しのきっかけとなるのか?党首選を終えたばかりの民主党の動きは?政界大胆密着真相レポート。
日本の教員の労働時間は世界一長い。また、教員間のいじめが起きたりコロナ禍での対応に忙殺されたりと、労働環境が年々 ブラック 化している。その理由とは何か。現職の教員のインタビューを通し、現状と課題を浮き彫りにし、教育行政、教育改革の問題分析も論じる。
宅配便の多くは送料無料で速く確実に届く。だが、コロナ禍でネット通販は大膨張し、荷物を運ぶトラックドライバーの労働実態は極めて過酷になっている。物流ジャーナリストの著者が運転手に同乗取材し、知られざる現場を克明に描く。
GDP4倍の相手に挑み、全国を焼土とし、推計戦没者軍民310万人。戦死者の約6割が病死・餓死だったという。最後通牒とされたハル・ノートをあくまで叩き台に交渉継続し、開戦回避ができれば、米ソ冷戦構造の中、20世紀中盤に重要なプレイヤーとなることも可能だった。最終局面にいたる外交交渉過程には数々の愚策が重なり、冷静で明晰な対応がとられることなく、外交という国際政治の舞台で身動きがとれなくなった遠因を満州事変後リットン調査団の訪日から遡っていく。日露戦争後まで極めて良好だった日米関係。世論の反発により、南満州鉄道の米資本との共同経営が頓挫して以降、アメリカは日本を仮想敵国とみなしていく。日本の北進を恐れたソ連による外交的駆け引き、国際防諜活動が活発化、日中戦争の泥沼化により、軍指導部は南進策を選び、結果、開戦に踏み切ることになる。多くの国民も大陸進出や開戦の熱に浮かされ、戦時体制に進んで協力し、世論が開戦への最大の圧力ともなった。一億総玉砕を叫び、市民と兵士、英霊の膨大な犠牲のうえに立って我々は一体何を望んだのだろう。【戦後75年書下ろし】