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【ノンフィクション・ドキュメンタリー】タグの実用書

臨床試験で女性が排除される、コロナ禍でマイノリティの人々が受ける影響、アメリカで中絶の権利が争点になる理由は著者がアメリカで出産したとき、彼女は死にかけた。痛み止めが効いていないと訴えても無視された。痛みを証明するために手術台まで歩くように言われた。彼女はこの医療トラウマ体験をきっかけに、女性の痛み、特に有色人種の訴えがまともに受け止められない事実を、あらゆるデータ、記事、証言をもとに執筆した。さらにコロナ禍で女性、マイノリティの人々が受けた甚大な影響も考察する。初期設定が男性になっている現状は、医療ケアにおいても例外ではない。「女の痛み」が軽視されている事実と、医療ケアにおける性差別・人種差別に切り込むノンフィクション。「女性の痛みという概念が、世界中でどのように捉えられ、管理され、考えられているかを見れば、それは常に男性や『文化』によって定義されてきたことがわかる。多くの社会では男性による支配が続いていることから、女性の痛みや苦しみに対する世界の認識は、女性ではなく、男性によって確立されてきたのだ」(「日本の読者へ」より)「困惑させられたのは、『女性は自分の健康や身体について決めることができない』と、いまだに世間が思い込んでいる点だ」(5章「知られざる女性の身体」より)「私はできる限り、フェミニズムと平等主義を重んじる結婚生活を送っていた。そんな夫婦ですら、コロナは伝統的な男女の断層を露呈させた。ロックダウンで誰もが自宅で仕事をするようになれば、より稼ぎの多い人の仕事が優先されるようになる。気づけば夫は自宅のオフィスを占拠しており、私はやむをえず家庭という領域に追いやられた。まるで、1950年代の主婦みたいに」(5章「知られざる女性の身体」より)(目次)日本の読者へ本書に寄せて――ジェシカ・ヴァレンティはじめに第1章 私が出会った最初のフェミニスト第2章 バングラデシュ女子、キャピトル・ヒルに立つ――アメリカでの中絶の権利をめぐる混沌第3章 気のせいにされる有色人種の女性の痛み第4章 見えない症状第5章 知られざる女性の身体第6章 コロナ禍で妊娠するということ第7章 代替手段の模索第8章 自分の体の声の一番の代弁者になるには第9章 自分の声を届けるおわりに謝辞訳者あとがき出典
公開日: 2022/10/08
単行本・雑誌
 
ASD/ADHDの大学教員、コロナ禍を生き、ウクライナ侵攻下のウィーン、アウシュビッツを行く。日常と非日常が交差する、はてなきインナートリップの記録。10年ぶりにウィーンへ研究旅行に行くべく、羽田空港に赴いた著者を待っていたのは、出国許可がおりないというまさかの措置だった……。発達障害特性を持つ著者が、コロナ禍、ウクライナ侵攻の最中に、数々の苦難を乗り越え日本を出国し、ウィーンの研究者たちと交流し、ダヴォス、ベルリン、そしてアウシュヴィッツを訪問するまでの、めくるめく迷宮めぐりの記録。発達障害者には、日常もまた、非日常的な迷宮である。装丁・川名潤、装画・榎本マリコ。「障害があるということは、ふだんから被災しながら生きているようなものだ。著名人の誰かがそのような発言をしたと思うのだが、(…)僕はこの言葉に大いに首肯できる。僕たちの日常は、災難だらけなのだから。障害者とは日常的な被災者なのだ。もとから被災していて、それだけでも大変なのに、疫病が流行し、コロナ禍の時代が出現した。(…)精神疾患の当事者がコロナ禍を生き、戦争を身近で感じた日々のちょっとだけ稀有な記録。それが本書の内容だ。」(「はじめに」より)【目次】はじめに──大学教員と精神疾患第一章 コロナ禍時代の日常──京都にて自助グループを主宰する発達障害者基本、失敗の人生を生きている好評を博した『みんな水の中』「当事者研究」から「当事者批評」へ研究の快楽授業について食べもののこと「推し」に支えられて生きる第二章 出国できませんでした──羽田空港での洗礼いま海外って行けるんだ!夢見心地の朝大使館の窓口と格闘する書類は揃ったぞ!楽勝コースのはずだった出国失敗栗isうまい第三章 中途半端な時期──ふたたび京都にて立ちあがれ、オレよ頭木弘樹讃続・頭木弘樹讃まさかの鼻血大出血、出発日前日の不眠第四章 ウィーンとの合一──かつて帝都だった街でウィーンを体になじませる中心街住居とマスク着用義務食と障害者モードグリーンパス狂想曲第五章 学ぶことを通じてのみ──教養体験、研究、外国語美術とガラクタ伝統音楽との戯れ研究生活「なろう系」としてのオーストリア語学習?第六章 旅行と戦争──戦時下のアウシュヴィッツ訪問各地への旅行(一) グラーツ、リンツ、ザルツブルク、インスブルック、クラーゲンフルト、ハルシュタット、メルク各地への旅行(二) ダヴォスとベルリン各地への旅行(三) ブラウナウ・アム・イン各地への旅行(四) アウシュヴィッツ/ビルケナウ帰国参考文献
公開日: 2022/10/08
単行本・雑誌
 
夏目漱石は、ハイカラでした。本書は、漱石のハイカラであった事実を、エピソードや作品を通じてご紹介していきます。第一章は「ハイカラ漱石の洋服」と題して、洋服にまつわるエピソードを取り上げます。第二章は「ハイカラ漱石の身だしなみ」と題して、漱石のおしゃれにまつわる身だしなみや服飾品の歴史を語ります。第三章は「漱石のハイカラものがたり」として、漱石の珍しいおしゃれグッズの数々をご紹介します。第四章は「漱石作品とハイカラ」と題して、漱石の小説に登場するおしゃれアイテムを提示していきます。第五章は「漱石の通ったハイカラ店」として、漱石が通ったり、小説に登場させた店をご案内します。本書は、これらの研究により、ハイカラな衣服に隠された漱石の真実が、浮かび上がってくることを狙っています。夏目漱石の日常・第4弾。
公開日: 2022/10/08
単行本・雑誌
 
農業生産者のサポートや「夜のパン屋さん」「大人食堂」など食品ロス×飢餓ゼロ運動に力を注ぐ人気料理研究家が伝える、未来を捨てないために今考える食のこと。藤原辰史京都大准教授との対談、食材にも体にもやさしい保存法やレシピも。
公開日: 2022/10/07
単行本・雑誌
 
現在も75カ国、21の言語で連載が続いているコミック「ピーナッツ」。スヌーピーたちの生みの親チャールズ・M・シュルツは亡くなる直前までアシスタントもつけずに連載を書き続けていた。その生涯とキャラクターたちが生まれる過程に迫る、本人が唯一認めた本格的伝記。
公開日: 2022/10/07
単行本・雑誌
 
世界中の子どもと大人が読む18世紀の英国の名作を、実力と人気を兼ね備えた柴田元幸が、見事に翻訳し注釈する。小人国、巨人国、空飛ぶ島ラプータ、馬たちが暮らす理想郷。次々と起きる出来事、たっぷりの諷刺、理屈ぬきの面白さ! 朝日新聞好評連載の書籍化。
公開日: 2022/10/07
単行本・雑誌
 
倭人は朝鮮半島で戦ったのか──高校教科書に「ヤマト政権が6世紀に百済の支配を認めた地域」と記される加耶(任那)とは何か。古代史研究の長年の成果をもとに日本・朝鮮半島相互で出土する金冠、甲冑や前方後円墳などの考古資料から明かす。
公開日: 2022/10/07
単行本・雑誌
 
苦節7年!30年ぶりのチャンピオン獲得を手繰り寄せた、エンジニアたちの群像劇2015年、2008年シーズン以来のF1復帰を果たしたホンダ。しかし、かつて16戦15勝という圧倒的強さをほこり、アイルトン・セナが駆った「マクラーレン・ホンダ」の復活として、大きな期待を集めたが、復帰当初は技術力不足から大きな挫折を経験。そこから7年。ホンダのエンジニア達は、オールホンダの力を結集し、30年ぶりのドライバーズタイトル獲得。どん底から世界一に登りつめた、エンジニア達の苦難と栄光を追う。Prologue:奇跡のファイナルラップ第1章;決意と覚悟と意地と第2章:苦難から信頼へ第3章:強力なパートナー第4章:確執第5章:受け継がれる本田宗一郎の「魂」
公開日: 2022/10/07
単行本・雑誌
 
’本当の豊かさ’を模索する人へ新たな人生のヒントがみつかる冒険心にあふれる物語生きづらくなったら旅に出よう!元自衛官×世界一周×田舎移住たどり着いたのは山奥の茶畑に囲まれた古民家……。ゲストハウス開業に踏み出し、新しい生活をスタート。1005日の世界一周/オーロラの見える町で犬ぞり操縦ガイドとして働いた話/大きな家を無料でもらった話/世界一尊敬する人、ウルグアイのムヒカ大統領に謁見できた話/オンラインで知り合ったフィリピン人に出会って二日でプロポーズし半年で結婚した話/新婚早々コロナによって妻と一年間も引き裂かれた話 etc.【目次】プロローグドロップアウトするまで世界一周の旅二度目の海外放浪田舎移住山奥で事業エピローグ【著者】坂本治郎(旧名:堀内励)1985年12月25日生。福岡県三井郡大刀洗町出身。里山ゲストハウス「天空の茶屋敷」の主。高校を卒業後、地元を離れ陸上自衛隊として6年間日本全国転々とした後依願退職し海外放浪の旅へ出る。長年の放浪の果てに空き家になっていた福岡県八女市の祖母の家に移住。出会いに恵まれ山奥の空き家をもらいそれを改装し2017年よりゲストハウスとして開業する。以後は宿業をベースとしてのコミュニティ作り、外から来る人と地域の人をつなげたり移住者を積極的に応援したりなど身の丈に合った地域活性化に奮闘する。
公開日: 2022/10/07
単行本・雑誌
 
施設や里親のもとで育ち、今を生きる20人の声福祉の総合専門誌「月刊福祉」において2015年から続く連載。子ども時代を里親・養子縁組家庭や児童養護施設等で過ごした当事者が、どう自らのルーツに向き合い、今を生き、未来に向けて歩みを進めているのか、インタビューを通じて発信している。本書では、そのなかの20人の声を届けている。【目次】第1章 消えた記憶-私の記憶が消えた理由第2章 施設と家庭-子どもにとって施設とは?家庭とは?第3章 親と私-親との関係と私の中の変化第4章 出会い-人生を変えた人やできごと第5章 新しい世界へ-未来の私を語る第6章 座談会 彼と彼女たちの今【著者】月刊福祉「MyVoice,MyLife」企画委員会福祉の総合専門誌「月刊福祉」の連載を担う社会的養護の研究者達(谷口 純世〈愛知淑徳大学 教授〉、長瀬 正子〈佛教大学 准教授〉、林 浩康〈日本女子大学 教授〉、山縣 文治〈関西大学 教授〉)
公開日: 2022/10/07
単行本・雑誌
 
祖国フランスのために、愛する人のために、レジスタンス活動に身を投じ、収容所に送られた9人の女たち。その過酷な日々と壮絶な逃亡劇、そして仲間の絆を描き出す感動のノンフィクション!
公開日: 2022/10/07
単行本・雑誌
 
猫一匹拾っても、世界は変わらない。でもその猫と家族にとっての世界は、まったく違うものになる。暑い夏の夜、街をさまよっていた「わたし」はヨッパライの夫婦に家へ招き入れられ……。猫の視点で語られる、実話を元にした’家族’の物語。猫びよりプラスで好評を博した連載小説が電子書籍化!※本書の売上の一部は、猫の保護活動に寄付されます。著者:堀 晶代(ほり・あきよ)日仏を往復するワイン・ライター。著者に『リアルワインガイド ブルゴーニュ』(集英社インターナショナル)。大阪でともに暮らす2匹の猫の年齢差は14歳。年齢にあったお世話に悩む日々。
公開日: 2022/10/07
単行本・雑誌
 
日本人の戦争体験の本当の意味を現代に手渡す。現代史研究の第一人者が、世代論によって昭和史を見つめ直すライフワーク。
公開日: 2022/10/05
単行本・雑誌
 
「あの人たちにハンディキャップなんてなかったですよ。ただ聾(ろう)というだけでした」(本文より)アメリカ・ボストンの南に位置するマーサズ・ヴィンヤード島。20世紀初頭まで、遺伝性の聴覚障害のある人が多く見られたこの島では、聞こえる聞こえないにかかわりなく、誰もがごく普通に手話を使って話していた。耳の聞こえない人も聞こえる人と同じように育ち、社交し、結婚し、生計を立て、政治に参加した。「障害」「言語」そして「共生社会」とは何かについて深く考えさせる、文化人類学者によるフィールドワークの金字塔。解説:澁谷智子(成蹊大学教授、『ヤングケアラー』『コーダの世界』著者)
公開日: 2022/10/04
単行本・雑誌
 
元警視庁交通機動隊の白バイ隊員が語る、交通取り締まりのリアルエピソードです。昭和50年代から約33年間を、主に交通機動隊の第一線で過ごしてきた氏。牧歌的な雰囲気のあった昭和時代から、平成の後半に至る現代までの仕事・職場の変化、また取り締まり事情の変遷などをまとめてもらいます。
公開日: 2022/10/04
単行本・雑誌
 
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。【緊急出版】2022年9月8日に逝去した英国女王エリザベス2世の生涯を、ナショナル ジオグラフィックの秘蔵写真で振り返る。1952年から70年にわたり、女王として君臨し、公私にわたって数々の話題を振りまきながら、96歳で亡くなるまで、英国、そして世界の人々の敬愛を集めた。21歳のとき国民に語りかけた「私は私の生涯を、偉大にして揺るぎなき国家のために捧げることを皆さんの前で宣言します」という言葉通りに、彼女は生きた。
公開日: 2022/10/04
単行本・雑誌
 
「性愛」「肉食」「生殖」「自死」。それはテクノロジーの、最後のフロンティア。高性能AIを搭載し、あなたの欲望をすべて叶えるロボットは「完璧な伴侶」になりうるか? 人工で培養した肉は動物たちの権利を守り、気候変動を防ぎ、地球を救うだろうか? 妊娠も出産も、代理母すら必要ない人工子宮による生殖は本当に女性たちを社会的に救うのか? 人間にとって「満たされた、完璧な死」とは何なのか……?科学と倫理の境界でゆらぐ、21世紀の性、食、生、死。生命倫理、暴走する資本主義、ジェンダーとフェミニズム、気候変動、管理社会、ウェルビーイング……様々な命題が複雑に絡み合う最新技術開発の最前線で、気鋭のジャーナリストがその進歩や課題、あるいは華やかなシリコンバレーの起業家たちをはじめとしたプレイヤーの虚実を5年にわたって現場取材し、21世紀の「人間性」のゆくえを考察した、グレーな近未来ガイド。Jenny Kleeman ’SEX ROBOT & VEGAN MEAT - Adventures at the Frontier of Birth, Food, Sex and Death’の完訳。
公開日: 2022/09/30
単行本・雑誌
 
ウクライナ侵攻前史、米露75年間の覇権争い諜報の分野では帝政時代以来の歴史を持つソ連・ロシアと、第二次大戦後にCIAを設立した諜報の素人の米国。ソ連は冷戦時代、東欧を支配し、その勢力を全世界に広げようとしていた。一方、米国はソ連を封じ込めるために、さまざまな諜報戦(政治戦)をくりひろげた。冷戦に勝利した米国は、その後の戦略をあやまり、NATOをいたずらに拡大させたことで、ロシアは危機感を抱く。それをもっとも切実に感じていたのが、冷戦崩壊を現場で見ていたKGBのプーチンだった。彼は権力を握るや、ただちに反撃に出る。インターネットとソーシャルメディアを駆使した彼の政治戦は、前例のないものだった。米国はいつの間にか世論の分断で民主主義の危機にさらされ、民主主義のプロセスを無視するトランプに率いられることになった。しかも、トランプはロシアの影響下にあるという……。ウクライナ戦争の前史、戦後75年間の諜報活動と外交の深層からサイバー攻撃の脅威まで、『CIA秘録』のピュリツァー賞受賞作家が機密解除文書を徹底検証! 国際情勢に関心がある読者のみならず、民主主義の未来を真剣に考える方々にもご一読いただきたい。
公開日: 2022/09/30
単行本・雑誌
 
小津安二郎を知るにはこれ以上の本はない!『東京物語』の助監督をつとめた作家・高橋治が、原節子や岸恵子などの華麗なエピソードまじえつつ語る、巨匠・小津安二郎の光と影。映画論としても出色の幻の名著復刊!●収録作品 絢爛たる影絵/幻のシンガポール小津安二郎の代表作、『東京物語』で助監督をつとめた作家・高橋治が伝説の巨匠の生涯を鮮やかに蘇らせたノンフィクション・ノベル。カメラマン厚田雄春ほか、笠智衆や岸恵子、篠田正浩、大島渚など、生前の小津を知るゆかりの人々を訪ね歩き、多くの文献に基づきながらも、あくまでも高橋治自身の眼で見た小津、セットの空気を一緒に吸った小津を語る。小津のシンガポール時代を書いた短編も併録。
公開日: 2022/09/30
単行本・雑誌
 
充実した老後のために、「大人の推理ゲーム」を嗜みませんか?知的好奇心をくすぐる、老化防止を手助けする。入場料200 円+ランチ代+少額の馬券で丸一日楽しめる。定年を迎えた’趣味探し中’の男女に送る、競馬の新常識。元NHKアナウンサー刈屋富士雄氏推薦!ギャンブルの積み重ねこそが人生だとしたら、ヒントはこの本で。
公開日: 2022/09/30
単行本・雑誌
 
その生涯に二度「敗戦」の悲哀を味わった風雲児柴五郎―十歳のとき会津落城を、そして八十八歳のとき陸軍の最長老として大日本帝国の敗北を…。政治小説「佳人の奇遇」で文名を謳われた柴四朗を兄に持ち、北京篭城戦でその名を世界にとどろかせ、賊軍の出ながら大将にまで昇りつめた波瀾万丈の足跡を辿る。
公開日: 2022/09/30
単行本・雑誌
 
危機の時代を生き抜くためのブックガイド。コロナ禍にウクライナ侵攻、安倍元首相銃殺。さらには物価高に温暖化。遠い地で起こったはずの出来事が、あなたの暮らしを突如襲う。世界は複雑に絡まり合い、一寸先の予測さえ不可能である。ではどうするか。<時代の危機を認識するためには、読書に裏付けられた学知の力が不可欠なのである>―まえがき◎内村鑑三『代表的日本人』◎ヨゼフ・ルクル・フロマートカ『なぜ私は生きているか』◎宮本顕治「鉄の規律によって武装せよ!」◎アーネスト・ゲルナー『民族とナショナリズム』◎手嶋龍一『鳴かずのカッコウ』◎斎藤幸平『人新世の「資本論」』いずれも、階級格差、民族的アイデンティティー、国家の暴力性、革命、インテリジェンス、環境について危機を真摯に受け止め、その克服に取り組んだ(取り組んでいる)知識人の著作である。著者の案内を入り口にして、これらの作品を読み進めれば、現代を生き抜くヒントを得られるはずだ。(底本 2022年9月発売作品)
公開日: 2022/09/29
単行本・雑誌
 
「多死社会」で起きる’異常’事態。《イジョウ死》と聞けば多くの人は「異常死」という漢字を思い浮かべ「不審な死に方」を想像するが、本書で取り上げるのは《異状死》である。検視(検死)というと、殺人事件や事故死、医療ミスによる死亡などの「事件」の話に聞こえがちだが、実態は’ごく普通の死’での検視が大半だ。自宅や施設など病院以外での死亡や、持病ではなかった死因の場合は基本的に《異状死》と判断され、警察の捜査や検視が必要になる。現在は5人に1人が異状死扱いとなっており、在宅看取りが推進される中でその数は飛躍的に増えていく。親族や自身が《異状死》となった場合、どんなことが起きるのか。父母を亡くした著者の体験を入り口に、摩訶不思議な日本の死因究明制度とその背景をレポート。さらに、自身や家族が「異状死扱い」されないためにはどうすればいいのか、法医学者や警察医、在宅看取りを行う医師たちを取材し、その対策も探る。(底本 2022年9月発売作品)
公開日: 2022/09/29
単行本・雑誌
 
還暦で世界初のインターネット生保を創業し、古希で立命館アジア太平洋大学(APU)の学長に就任した著者による待望の最新作。脳卒中から完全復活した出口治明氏が、職種・業界を問わず一生役立つ「トレードオフ」の極意を伝授する。「捨てる」というテーマで本を出す話が持ち上がったのは、2019年秋のことだった。 その後、同時進行で、パンデミックといわれる新型コロナウイルスの感染が拡大する中、この社会にとって最も大切なことは何かを考えることになった。人の命か経済か。限られた資源(時間・お金・労働力)を有効活用するには、短期的に二者択一を迫られる場面もあった。頭では分かっていても、実際にはあれもこれもと手を出し、迷い悩んだ末に決断のタイミングを逃してしまい、結局、後手に回るという苦い経験をした人も少なくないのではないか。コロナ禍で、これまでの社内業務が良くも悪くも「見える化」した。情報の偏在化が起き、社内コミュニケーションが難しくなり、ビジネスチャンスを逃す会社がある一方で、業務内容を抜本的に見直し社内連携のあり方が改善され、業績がアップした会社もある。14世紀の中世ヨーロッパで起こったペストの大流行は、後にルネサンスや宗教改革につながる契機となった。今回のコロナ禍もまた、悲劇をもたらしていることは間違いないが、長い目で見れば社会が前進する大きなチャンスになる。未来のために、捨てるべきものを潔く捨てる。その価値を認めれば、ことは簡単だ。本書では、「捨てる」ことの重要性を具体的な事例を示しながら解き明かす。【本書の内容】●人間は毎日トレードオフに直面している●捨てるために必要なのは、「悟り」ではなく「知識」●分別を捨てた人が社会を変える●怒りを捨てれば仕事がスムーズに進む●大事な案件に取り組むときは、色気を捨てる●人間はみなチョボチョボ、格好をつける生き方を捨てる●大事な決断ほど「熟慮」を捨てる●「タテ・ヨコ・算数」で色眼鏡を捨てる●長時間労働を捨てれば、イノベーションは加速する●よく捨てよく得る取捨選択力は、「本・旅・人」で養われるほか
公開日: 2022/09/29
単行本・雑誌
 
日本近現代史の泰斗、東京大学教授の加藤陽子氏は「本読みの名手」でもある。「この人の書評は面白い」「読書の幅が広がる」など、高い評価を得ている。単なる本の内容紹介にとどまらず、世の中の動きや世界の情勢に読者の目を向けさせ、考えるきっかけを作ってくれる、非常に示唆に富む書評だ。それぞれの本の書き手が、いかなる分析視角によって紡ぎ出したのか。研究書、小説、ノンフィクション、エッセイ、写真集など、加藤氏の感性ですくい上げた名著を紹介する。【本書の内容】●『神聖喜劇』(全5巻、大西巨人=著、光文社文庫)●『歴史と国家 19世紀日本のナショナル・アイデンティティと学問』(マーガレット・メール=著/千葉功、松沢裕作=訳者代表、東京大学出版会)●『毒親介護』(石川結貴=著、文春新書)●『歴史としての日教組(上)(下)』(広田照幸=編、名古屋大学出版会)●『インビジブル』(坂上泉=著、文藝春秋)●『歌集 形相』(南原繁=著、岩波文庫)●『死者の書 身毒丸』(折口信夫=著、中公文庫)●『「東京裁判」を読む』(半藤一利、保阪正康、井上亮=著、日経ビジネス人文庫)●『戦線』(林芙美子=著、中公文庫)●『国際メディア情報戦』(高木徹=著、講談社現代新書)●『小林秀雄の流儀』(山本七平=著、文春学藝ライブラリー)●『帝国の参謀 アンドリュー・マーシャルと米国の軍事戦略』(アンドリュー・クレピネヴィッチ、バリー・ワッツ=著/北川知子=訳、日経BP)●『わが青春無頼帖』(柴田錬三郎=著、中公文庫〈現在は増補版、単行本は新潮社〉)●『民藝四十年』(柳宗悦=著、岩波文庫)●『ミシンと日本の近代 消費者の創出』(アンドルー・ゴードン=著/大島かおり=訳、みすず書房)●『たまきはる』(神藏美子=著、リトル・モア)ほか
公開日: 2022/09/29
単行本・雑誌
 
「メディアはラグビー界の天才として、平尾さんの人物像をクールな理論派として描いていますが、実は情に厚い、心優しい人でした」「ミスターラグビー」の愛称で、選手としても、指導者としても、日本ラグビー界に大きな実績を残した平尾誠二。神戸製鋼のラグビー部では先輩後輩の間柄だった著者・藪木宏之が、1988年4月に神戸製鋼に入社してから、平尾誠二が亡くなる2016年10月20日までの28年間を振り返る。これまでメディアで明かされることのなかった平尾誠二の素顔やエピソードを多数収録している。 【目次】1章 出会い2章 初優勝3章 連覇4章 伝説の逆転トライ5章 七連覇6章 敗戦7章 突然のお別れ
公開日: 2022/09/29
単行本・雑誌
 
世界中の映画祭で喝采を浴びたドキュメンタリー映画『選挙』や『精神』。「観察映画」というユニークな手法を実践する気鋭の映画作家が、いかにして、そしてどのような哲学のもとにドキュメンタリーを撮り、編集し、公開し、経済的にサバイバルしているのか。受講者と共にインタラクティブな形式で語る。ドキュメンタリーとは、世界を切り取り、その断片を再構成することで、作り手の見方や体験を観客と共有する芸術様式。ドキュメンタリーの作り方と哲学を通じて、読者に新たな「世界の見方」のヒントを提示する。
公開日: 2022/09/29
単行本・雑誌
 
2022年から開始したYouTubeチャンネル「貴闘力部屋〜相撲再生計画〜」が、みなさんのおかげで2022年9月時点でチャンネル登録者数28万人を突破いたしました。相撲業界の土俵裏には八百長や裏金、裏社会との繋がりなど悪しき風習が山ほど残っています。これまで、私の子どもたちが角界入りしたことにより、事実を言うことができませんでした。しかし、この本が相撲業界の未来の発展に一役買うことを願って、10年の沈黙を経て全てここに告発いたします。
公開日: 2022/09/28
単行本・雑誌
 
【電子版のご注意事項】※一部の記事、画像、広告、付録が含まれていない、または画像が修正されている場合があります。※応募券、ハガキなどはご利用いただけません。※掲載時の商品やサービスは、時間の経過にともない提供が終了している場合があります。以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。「災害列島の作法」をテーマに、東日本大震災後宮城県女川町で起きた「まちづくり」の奇跡・軌跡をドキュメントとして届けます。なぜ女川町は震災後、唯一無二の町をつくれたのか?NHKスペシャル、書籍、週刊誌での記事など、大いに話題になったキーワード『首都水没」「水害列島」の著者、土屋信行さん。そもそもは東京都の職員として河川事業・下水道・道路・橋梁などまちづくりに従事。「首都水没」のもとになった江戸川区での海抜ゼロ事業。そして東日本大震災の時に、当時の石原東京都知事の命により、宮城県女川町の復興に取り組みました。実は東北地方の復興で、高い防波堤・防潮堤を作らず、景観を保ったまま地域の高台を活かしたまちづくりをした町は唯一この女川町のみでした。町長や職員、そして外部からのスタッフも加わり、土地を一から開発しなおすという一大プロジェクト。3冊目となる本書は「災害列島日本の作法」をテーマに、宮城県女川町で起きたまちづくりの奇跡・軌跡をドキュメントとして届けます。土屋 信行(ツチヤノブユキ):工学博士。1975年東京都入都、道路、橋梁、下水道、まちづくり、河川事業に従事。この間環状7 、8号線の設計・建設、下水道処理場・ポンプ場の設計・建設、多摩ニュータウン、つくばエクスプレス六丁目土地区画整理事業、秋葉原および汐留再開発事業、江戸川区の「ゼロメートル地帯」安全高台化土地区画整理事業のまちづくりに携わる。ゼロメートル地帯の洪水での安全を図るため2008年に江戸川区土木部長として海抜ゼロメートル世界都市サミットを開催し幅広く災害対策に取り組んでいる。東日本大震災の復興では学識経験者委員として宮城県女川町のまちづくりに取り組んだ。現在、公益財団法人リバーフロント研究所技術審議役、一般社団法人全日本土地区画整理士会理事、日本河川・流域再生ネットワーク代表理事、水の安全保障戦略機構・水害BCP推進チーム事務局長、ものつくり大学非常勤講師。
公開日: 2022/09/28
単行本・雑誌
 
人間は生涯にわたって運動を楽しむことが可能である。遺伝子の働きにより老年期のほうが壮年世代よりも身体活動が活性化する「アクティブな祖父母仮説」など、リーバーマン教授が人体の新たな可能性を提言。
公開日: 2022/09/28
単行本・雑誌
 
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