【ノンフィクション・ドキュメンタリー】タグの実用書
世界は「親日」で溢れていた!世界各地を訪れ、現地の人々と交流した筆者が見たのは、日本人が想像もしない各国の親日ぶりだった。一部の国の「反日」ばかりがクローズアップされるなか、その他の多くの国々では、日本の過去の貢献や功績をいまも語り継いでいたのだ。親日の背景には、そうした先人たちが流した汗、払った犠牲があった。日本人が忘れてしまった歴史の真実に光をあてる。◎ミャンマーが忘れない独立支援の恩◎カンボジアの紙幣に描かれた日の丸◎ガダルカナルで日本兵を弔う人々◎ポーランドで語り継がれる孤児救出◎フィンランドが熱狂した日露戦争勝利など、12か国の親日とその背景に迫る。現地の人々の貴重な証言と、各地で撮影した戦跡や歴史的遺物の写真も多数収録。※この作品はカラーを含みます。
明治41年10月26日永眠。享年73。東京の新聞は、榎本武揚の葬儀を盛大な‘江戸っ子葬’と報じた。旧幕府軍で蝦夷国総裁として新政府と対立し、箱館戦争で‘敗軍の将’となった榎本武揚。しかし敗将の‘その後’は、新政府の中枢で日本の外交史と‘因縁の地’北海道の開拓に大きく貢献を果たすものだった――。榎本武揚の生きざまと榎本を巡る人々を生き生きと描写したノンフィクション。
ホセ・トーレス、マイク・タイソン、アイラン・バークレー、ティム・ウィザスプーン、ジョージ・フォアマン――。拳で世界の頂点に立った、黒人ボクサーたちの栄光と挫折を描く傑作ノンフィクション。
シリコンバレーは全世界の注目を集めている。時代の花形ITを発想し、今なお電子産業の最先端を走っている場所だからだ。ここには世界中の天才たちが集まり、あすの技術を産み出そうと競い合っている。現地に居を構えた著者は、企業を取材し、天才たちの話を注意深く聞いた。日本のIT産業の未来を読みとるための書。
「グラドル=グラビアアイドル」から「株ドル=株アイドル」へ! 雑誌やバラエティ番組で活躍しながら、ソフト補正下着のブランドを立ち上げ、実業家としての顔も持つ杉原杏璃。23歳のとき30万円で始めて、5年目で1000万円に! これまでの投資経験やノウハウ、投資を通して手に入れた自分らしい生き方を綴った一冊。初心者でも大丈夫! 株式投資の始め方。
仕事の動線、意識してますか? トヨタの現場では、「人の動きを示す線=動線」をいつも意識していました。動線を常に見直してムダな動線を減らすことで、労働生産性を高めることができます。さらに、スムーズな人生も送れます。会議、打ち合わせ、メール、スケジュール、机の上……あなたのその動き、9割はムダ! 「巧遅」よりも「拙速」。これがビジネスパーソンの最適解だ!
今そこにある――人生を決める決断の妙。「マグロの空輸」に成功したあと、御巣鷹山への慰霊滞在した日航社員、パリ大学野球部からエルメス日本の社長になった男、深夜営業の安売り店「ドン・キホーテ」を躍進させた男、友人を守るため「敵前逃亡」をはかった憲兵分隊長など、「決断」によって人生を変えた9人の男女の生き方を追う、渾身のドキュメント!
ゴーン事件は黒い氷山の一角にすぎない!マネーロンダリング、仮想通貨2.0、人工知能との仁義なき投資戦争……。元経済ヤクザが明かす、金と暴力が支配する「黒い経済」の地下世界。そしてフィンテックが切り開く金融市場の最前線。「マネーの世界に正義はない。あるのは最強の暴力の所有者による思惑だけだ。」 * * *[本書の内容]はじめに第1章 元経済ヤクザが明かすゴーン事件の最深層第2章 世界を行き交うマネーのシステム 第3章 獲物を狙うアメリカ第4章 私の黒い経済史第5章 マネーのブラックホール第6章 金融閉鎖列島を脱出したブラックマネー第7章 フィンテックが生み出す新世界 * * *これを知らなければ、来たるべき国際金融の世界は生き残れない!
私は本書執筆で「友」を喪う覚悟を決めた──著者。リベラルで知られる政治学者が書き下ろす警世の書。いつまでも「オトナ」になれない日本の野党勢力を痛烈に批判する。 ≪著者の言葉より≫私はこれまで本を書くことで、たくさんの人たちと友人になることができました。思いを共有できるとは、本当にうれしいことです。「思っていたことを代弁してくれた」と言われれば、物書き冥利に尽きるというものです。しかし、今回は、ひょっとすると、これまで友人だと思っていた人たちから「さよなら」をされるかもしれません。「よく言ってくれた」ではなく、「そんな人だと思わなかった」という言葉が返ってくるかもしれません。でも私はこの本を書きました。見たいものだけを見て安心し、もう決めてしまったことを再確認することを続けていても、これ以上に友人を増やすこともできませんし、それでは世界は変わらないと思ったからです。友を失い、そしてまた新しき友を得るための「安心しにくい」答えと、それを導くきっかけを、身もだえしながらこれから示そうと思います。(「はしがき」を再編集)
「そうだ。おれたちはこんな黄金ラーメンでぐんぐん育ってきたのだ!」(椎名誠さん推薦!)安くてボリュームたっぷりで昭和の胃袋を満たしてくれた町中華。特別な味でないのにクセになり、通いたくなる店、個性的な店主たち。中華なのになぜオムライスがあるのか。なぜ戦後に増え始め、なぜ常連客に愛されるのか。町中華探検隊・隊長であるブームの火付け役が、数百軒を訪ね歩いた経験から描ききる、町中華の来し方行く末。アメリカの小麦戦略や、化学調味料ブーム、つけ麺で人気の『大勝軒』の復刻メニューのエピソードなども交えて、昭和を生きた男たちなら誰もが持っている記憶の琴線に触れる。消えつつある食文化の魅力あふれる1冊!
街で出会う、障害のある人やお年寄り、赤ちゃんを連れた人を手伝ってあげたいと思うことがあります。でも、どうしたらいいかわからず躊躇してしまうことが多いものです。声掛けやお手伝いの方法を知っていたら自信をもってできるのでは? 方法を学びながら、当事者の事情や気持ちにも寄り添い考える内容で、小学生向けですが、大人もいっしょに読んでほしい本です。【もくじ】第1章 目の不自由な人を手伝う 第2章 車いすの人を手伝う 第3章 赤ちゃんを連れた人を手伝う 第4章 耳の不自由な人を手伝う 第5章 外国人旅行者を手伝う 第6章 お年寄りを手伝う 第7章 ヘルプマークをつけた人を手伝う 第8章 補助犬ユーザーを手伝う
ビル・ゲイツ絶賛! AIやロボット兵士が戦場に投入される時、何が起きるのか? ――急速に開発が進む「自律型兵器」の現場にレインジャー部隊出身のアナリストが迫る。先端軍事技術に関わる人々を訪ね、導入と規制の課題、戦争と人類の未来を展望する。解説/佐藤丙午
〔「シンギュラリティ」を葬り去る〕「二〇四五年、AI(人工知能)は人類を超える」著名な科学者や企業家がシンギュラリティ(技術的特異点)の到来をまことしやかに予測するが、そんなの嘘八百! 過剰なAI言説の背後にある、GAFAら巨大IT企業の政治的野望とは? 哲学者による警告の書。解説/西垣通
スキャンダラスな事件の裏の人生模様を描く。事件の渦中に立たされ烙印を押された女たち。彼女らの閉じられた心の深奥に分入り、その苦渋、怖れ、ためらいを共にし、恵まれぬ人生の素顔を描く、迫真のルポ。……世間は、簡単に〈烙印〉を押し、忘れない。烙印を押された側に、どんな秘めた思いがあるのか、思いやろうとする暇もなく、次々と事件は起き、流れ去ってゆく――。少女誘拐殺人事件、足利銀行二億円詐取事件、加藤新一老の悲願を支えた長女……6つの事件の中の女性たちを追い、人生の重さを伝える、迫真のルポルタージュ。
愛の絆が切れるとき、家族関係が壊れるとき、その端的な形は、離婚や家庭内殺人に結びつく。しかし、もっと見えない不確かな形で、家族の孤独は深まっている。今日ほど、家族崩壊の危機が深刻な時代はない。人間の絆とは何か。現代人の苦悩とは何か。誰しもが問われる家族のあり方と生きることの意味をさぐる。家族の孤独を追うルポルタージュ。
天の美禄、迷魂湯、腐腸の賊……これらはすべて、酒の異名。奥が深い日本の言葉は、知れば知るほど面白い! 聞いたことはある、見たことはある、こんな言葉あったの!? 小説の中に使われた数々の言葉をとりあげ、語源から意味までを、面白いエピソードをまじえて書き下ろした、日本の言葉に関する雑学の宝庫! 知ってる言葉が多いほど会話も弾むし知的に見える。意味がわからない、読みがわからない、そんな疑問がすっきり解決! 知れば知るほど面白い日本語の世界。
一度は挫折し、方向転換した若者たち。その大胆な選択が成功だったかどうかを、語ることはまだ出来ない。何しろ彼らは、迷いや惑いの青春の真っただ中にいるのだから。自らも不安や悩みの放浪の旅から、自己確立をしたという著者は、職業も種々な11人の若者たちと、夜を徹して語り合う。鮮烈な人間ドキュメント。……あらゆる失敗の可能性を見すえつつ、大胆に生きた人こそ、よく青春を生きたと、言うべきだろう。
90年代のパソコンをプロデュースする男たち。TRONの坂村健をはじめ、PC‐9801を擁する日本電気の渡辺和也、一太郎のジャストシステムの浮川和宣など、パソコン界を牽引する13人が語る熱いビジョン。この戦国時代を乗り切り、パソコン必携時代を担うのは誰か。画期的なパソコン・ノンフィクション。
「人質司法の生贄」、過去最長2年8ヵ月勾留バブル期の野村證券で最も稼ぎ、オリンパス事件の容疑で実刑判決を受けた男が、検察のデタラメなシナリオを、怒りの完全論破!著者が退職する1998年までの20年間、野村證券は金融国際化とバブル経済に湧き、トヨタを上回る約5000億円もの経常利益を叩き出す日本一儲けた会社だった。その激動の時代にトップセールスマンとして多額の手数料収入を稼いだ著者は、しかしその後オリンパス巨額粉飾事件の「指南役」とされて逮捕・起訴。根も葉もない容疑を一貫して認めず、過去最長となる2年8ヵ月もの間、東京拘置所に勾留されることになった。カルロス・ゴーン事件で世界から非難の声が上がった悪しき「人質司法」の生贄となったのだ。著者は拘置所に事件関連資料を取り寄せて徹底的に読み解き、検察が作り裁判所が追認したデタラメなシナリオを完全論破、事件の真相を独力で明らかにした。【目次】第1章 ノルマとの闘い第2章 「コミッション亡者」と呼ばれて第3章 「主幹事」を奪え第4章 ブラックマンデーと損失補填問題第5章 大タブチ、小タブチ――「ノムラ」な人々第6章 やりすぎる男第7章 さらば、野村證券第8章 オリンパス会長の要請第9章 オリンパス事件の真相第10章 人質司法の生贄第11章 司法ムラの掟
「30年以内に70%の確率で、マグニチュード7クラスの首都直下地震が襲う」と言われています。また、都心南部直下でM7.3の地震になると、1都3県の面積の約3割が震度6弱以上になってしまいます。その結果として、最悪のシナリオでは2万3000人が亡くなり、61万棟が全壊・焼失してしまう可能性があるのです。ちなみに関東大震災での死者・行方不明者は、10万5385人と言われています。この企画では、首都直下地震のメカニズム、脅威、軽減対策、そしていかに生き残るかを解説します。目前に迫る大災害に5人のエキスパートが、各々の専門の立場から警鐘を鳴らします。国債暴落の可能性など、経済学的な見地からのアプローチも行っています。その5人の顔ぶれを紹介します。・平田直氏(東京大学地震研究所教授・一般社団法人防災教育普及会会長) 地震研究の第一人者。・武村雅之氏(名古屋大学減災連携研究センター客員教授) 防災のエキスパート。・鍵屋一氏(跡見大学女子大学教授)危機管理に関する専門家。・有吉章氏(国際大学国際学関係研究科特任教授・一般社団法人ジャパン・リスク・フォーラム代表理事)国際金融のスペシャリスト。・齊藤誠氏(名古屋大学経済学研究科教授)マクロ経済理論、ファイナンス理論、金融理論のプロ。この企画は、一橋大学の同窓会である「一般社団法人如水会」が開催したファーラムをまとめたものです。
豪快な末脚と無尽蔵のスタミナ。規格外のレースでファンの度肝を抜いたかと思えば、予想だにしない惨敗を喫する。強さと脆さが同居し、ファンを魅了してやまなかったゴールドシップ。探し、見つけ、守り、紡いできた血の意味と、積み重ねられた半世紀もの「時」が結実し、花開くまでのドラマ。【内容】第1章 引退の日/第2章 初めての種牡馬展示会/第3章 種牡馬としてのゴールドシップ/第4章 産駒の誕生/第5章 種牡馬2年目を迎えて/第6章 札幌競馬場でのお披露目/第7章 産駒たちの公開調教【著者】山口県出身。北海道大学文学部国文科専攻を卒業後、株式会社リクルートに入社。1996年に同社を退社したのち、執筆活動を始める。同年、「優駿エッセイ賞」を受賞。著書『遙かなる馬産地の記憶』(主婦の友社)、『ウイニング・チケット』(原作、講談社)など。電子書籍『ミスター・ジャパンカップと呼ばれた男』『競馬 衝撃の敗戦列伝(1)(2)』『ウオッカvsダイワスカーレット』『JRAディープ・インサイド』『超サバイバル時代の馬産地ビジネス』など。競馬関連の著作について業界の内外を問わず高い評価を得ている。
〈私はしばしば、「デモをやって何か変わるんですか?」と聞かれました。「デモより投票をしたほうがいいんじゃないですか」「政党を組織しないと力にならないんじゃないですか」「ただの自己満足じゃないですか」と言われたりしたこともあります。しかし、そもそも社会を変えるというのはどういうことでしょうか。〉(「はじめに」より)いま日本でおきていることは、どういうことか? 社会を変えるというのは、どういうことなのか? 歴史的、社会構造的、思想的に考え、社会運動の新しい可能性を探る大型の論考です。
授業崩壊が進む「教育困難校」は学力、貧困、教育行政、新自由主義経済などの問題が重層的に絡む、現代日本の縮図だ。教師でもある著者自身の体験、関係者のインタビューを通して、現場の実態をリアルに描き、公教育の再生を探る。
1945年8月6日、広島で被爆した移動劇団「桜隊」。著者は、その演出家・八田元夫の膨大な遺品を、早稲田大学演劇博物館の倉庫から発掘する。そこには戦中の演出ノートやメモ、草稿、そして原爆投下による悲劇の記録が書き残されていた。八田が残した記録やメモには、大正デモクラシーの下で花開いた新劇が、昭和に入り、治安維持法による思想弾圧で、いかに官憲に蹂躙されたか。自身や俳優たちの投獄、拷問など、苦難の歴史が記されていた。さらに、桜隊が広島で遭遇した悲劇の記録――。8月6日、八田は急病で倒れた看板役者・丸山定夫の代役を探すため、たまたま上京中だった。急ぎ広島に舞い戻り、10日から仲間の消息を追う。「桜隊」9名のうち、5名は爆心地に近い宿で即死。仲間の骨を拾った八田は、座長であり名優と謳われた丸山定夫や美人女優・園井惠子ら修羅場から逃れた4名の居場所を探し当てるが、日を経ずに全員死亡。放射線障害に苦しみながらの非業の死だった。八田自身も、戦後、放射線被爆に悩まされることになる。16日、避難先の宮島で臨終を迎えた丸山の最期に八田は立ち会った。前日、玉音放送を聴いて丸山は呟いたという。「もう10日、早く手をあげたらなあ……」10日前、8月5日に降伏していれば。本書は悲劇の記録である。と同時に、困難の中、芝居に情熱のすべてを傾けた演劇人たちの魂の記録でもある。
弱小球団を変革したのは「数学」だった――ビッグデータから選手の真の価値を導き出し、視覚的に提示し現場で活用することで、21年ぶりのプレーオフ進出を成し遂げた、ピッツバーグ・パイレーツ奇跡の実話。
あの日、あの時、溢れた涙を、僕らはずっと忘れない――。 変化し続けるロックバンドSID(シド)の、結成から15年間の軌跡と、未来へ続く物語。 メンバーそれぞれが、これまで決して語らなかった「秘密」を全てありのままに綴った、待望の初エッセイ! 【構成】第一章 息吹(ゆうや)シドはメジャーデビューしなければいけなかった。四人にとって「最後のバンド」であるべきだったからだ。僕らはそのぐらいシドに賭けていた。 第二章 焦燥(Shinji) 東京ドームでライブをやるバンドの、アラサーのギタリストが、街のギター教室でレッスンを受けているなんて、いったい誰が想像できるだろう。 第三章 夜明け(マオ) 神様か何か知らないけど、なんでこんなに俺をいじめるんだろう。 第四章 絆(明希) 出口のない苦しみから抜け出すために、僕は無我夢中で戦っていた。自分自身と。そして、あろうことか、大切な仲間たちとも
三角大福中と呼ばれた、あくなき権力闘争の時代。並みいるライバルを蹴散らし、戦後もっとも若い54歳で総理の座をつかんだのは、田中角栄だった。独特のだみ声。コンピュータ付きブルドーザーと呼ばれた馬力に加え、超人的な記憶力。さらに、政敵にさえ金銭的な援助をする心遣いによって、ついに頂点にのぼり詰めた。金脈批判によって政権を手放し、ロッキード事件で訴追されてもなお、その権力は陰りを見せなかった。1983年に発足した中曽根康弘政権は、「直角内閣」と呼ばれ、田中派は後藤田官房長官はじめ6人もの閣僚を送り込む。角栄は法務大臣ポストに自分の側近を送り込むことにも成功した。しかし、その「権力の絶頂」から、徐々に滅びの予兆が見え始めていたーー。日本の政治がもっとも激動した時代、政治家たちの息遣いをリアルに記録した名著を、待望の復刊!
ほんとうにあった犬にまつわる話を8章で展開。盲導犬になれず、登下校の見守をして小学生に大人気の犬、災害救助犬、車いすで懸命に生きる犬、大活躍のベースボール犬や、保護した犬の里親を探す大学生サークル、ドッグダンス優勝をめざす犬と飼い主、被災地の動物と飼い主を助ける獣医師、大人気・秋田犬の保護に尽力する人々など、犬と深くかかわる人間の姿も描くノンフィクション。犬と人間のきずなの強さに深く感動します。1.「きらっとレンジャーJ 参上!」盲導犬の訓練を受けながら、適性がなかったジェードは、小学生の登下校を見守る仕事を任され、アイドルになっていく。 2.「生きろ! 災害救助犬・夢之丞」殺処分寸前で命を救われ、やがて人命救助犬となった元捨て犬・夢之丞(ゆめのすけ)の物語。3.「走れ! 北里しっぽの会」青森県十和田市にある北里大学獣医学部のサークル「しっぽの会」。行き場を失った犬や猫を保護し、里親を探す学生たちの活動は、地元の人々にも広く知られている。4.「心をつないだ車いすのラッキー」鹿児島県・徳之島で、捨て犬を拾ってラッキーと名づけ、育てた楽器店店主の島田さん。ラッキーは交通事故で大けがを負い、沖縄本島の病院で治療を受けるが歩けなくなってしまう。島田さんの奔走で、ラッキーの車いすでのリハビリが始まる。5.「ドッグダンス」ドッグトレーナーの島本さんと、愛犬コマジの9年越しのコンテスト優勝までの物語。6.「ベースボール犬わさび 最後の登板」2018年に惜しまれて引退したベースボール犬わさびの最後の試合と日常。7.「熊本地震を乗り越えて 犬と飼い主の同伴避難を実現」熊本市で大きな動物病院を経営する獣医師の徳田竜之介さん。熊本地震で被災した住民たちのなかには、避難所へペットを連れていくことができずに避難を躊躇する人も多くいた。徳田医師はそんな人たちのために病院を避難所として開放したほか、自宅で動物と耐える人々を回り傷ついた動物の治療に奔走した。8.「ふたりはアイドル。マサルとザギトワ」ロシアのフィギュアスケート選手・ザギトワのもとに贈られた秋田犬のマサル。海外のセレブにも人気の秋田犬。貴重な秋田犬を保護する人々の努力を、マサルを育てたブリーダーの浜田正巳さんが語る。<小学中級から すべての漢字にふりがなつき>
横浜、巨人の主砲として球界に名を残し、2018年で現役を引退した男・村田修一。2017年オフに受けた、まさかの戦力外通告。野球人生を大きく変えた「運命の1日」に密着。どん底に落とされた時の心境、松坂世代の仲間との絆、家族と交わした言葉、そして引き際を初めて語った。
神戸の会社員が自転車で世界を走る!?大手輸送機器メーカーに勤める大島義史。会社員で、妻と2人の子どもをもつ家庭人です。大学入学後に自転車旅の虜になり、4年間で日本1周、アラスカ、オーストラリア、中国、東南アジアなど14か国5万km以上を走破。社会人になってからは、年末年始休暇や有給休暇を利用して、学生時代に走った場所を繋ぐ「サラリーマン世界縦断プロジェクト」を始め、学生時代からの通算で訪れた国は20か国以上、走行距離は15万km以上にもなります。2016年1月には、自転車で南極点に到達するという偉業を達成しました。それぞれの旅には、ユニークで過酷なエピソードもありますが、会社員、家庭人としてこだわりつつ自転車旅を続ける苦労を綴ったエッセイ集です。自転車旅を中心に仕事や家族のことまで、ハラハラドキドキ、たまにクスッと笑えたりホロっとしたりするエピソード満載。自転車好きの人だけでなく旅好きな方にもお勧めの1冊です。