【ノンフィクション・ドキュメンタリー】タグの実用書
海堂尊が、世界の頂点に立つ心臓外科医の人間像を、圧倒的筆致で描く、興奮ノンフィクション! 超一流は突然出現する。まるで、夜空に突然眩い光を発する超新星のように。日本初の心臓外科手術、「バチスタ手術」に挑んだ超新星・須磨久善とはどんな人物なのか。須磨が、「破境者」として多くの人々をインスパイアし、世界の心臓外科医の頂点に至るまでの航路を、胸ゆさぶる筆致で描く興奮ノンフィクション。
鬼門とは何か? 迷信か、風評か、家相が伝承した鬼門の謎に迫った書。今日、忘れ去れている伝承家相の意味を論理的に解析、さらにメタファーとして作用している鬼門の謎の解明を試みた書。「鬼門」という意識は平安時代ごろから日本人の深層意識に根深く伝承し、その影響は神社や寺院の建築造営、土地の仕切り方などとともに、広く住居の設計にまで及じます。今では単なる昔の迷信と片づける向きもあり、また建築や住居環境はここ数十年、画期的な変化を遂げており、かつての家相で問題とされたことが、論理的には意味がないことは確かです。伝承家相の大半は、意味が薄い迷信であると唱えたのは、建築家で家相家の、多田花外師でした。本書は、多田氏の家相説を太陽(火)と水回り(湿気・水)の問題に抽象し、現代で適切な家相のあり方を説明していますが、ただ一つ、どうしても論理的には解明できない問題をピックアップしました。それが「鬼門」です。鬼門は迷信かというと、そうとは言いきれない問題があり、それは日本人として生まれた限りは無視できない謎です。確かに鬼門に問題がある家には問題が多く発生します。建築や土地では、鬼門は守らないと安定した生活が得られません。そういう心の問題が、日本人の深層意識にあります。それはどこから来たものなのか? ところが、鬼門の常識を破った神社がありました。九州、高千穂の秋元神社です。この神社の御祭り神は「国常立尊」、記紀神話の独り神です。鬼門の問題は記紀神話の神にまで及び、さらに鬼門とは恐れるだけのものではないことが見えてきます。鬼門方位のエネルギーには意味がありました。使い方次第なのです。鬼門の秘密を知ると、神社の観方が変わります。
今、明かす『NEWS ZERO』の舞台裏。今を去ること12年前。著者は、嫌われ者の財務省出身の元・官僚で、しかも県知事選の落選者だった。そんな著者にまさかの、キャスター就任の依頼が!? そこから始まった怒涛の日々。化粧やコンタクトレンズ装着、発声練習に、アクセントの矯正…。とまどいばかりの毎日が始まるも、持ち前の鈍感力と、「日本をよくする」という思いで、駆け抜けていく。 『NEWS ZERO』のコンセプトは、「日本をよくする」。これは、番組開始前夜、番組の幹部と著者が何度も語り合って決めたもの。この目標のため、著者は硬いニュースを、わかりやすく伝えようと東奔西走する。著者だけではない。スタッフはもちろん、星野仙一氏や小林麻央氏、櫻井翔氏といった共演するキャスター陣も奮闘する。しかし、視聴率を重視せざるを得ないスタッフとの対立も目立ち始めて…。 「素人キャスター」だった著者だからこそ語れるNEWS番組の熱き舞台裏。「網走一家」に属していた少年時代や、「悪代官」と呼ばれた官僚時代の知られざる事実も紹介! さらに、著者だけが知る、星野仙一氏や、櫻井翔氏、桐谷美玲氏らのエピソードも満載!
1946(昭和21)年、毎日新聞が「日本国憲法草案(宮沢乙案)」をスクープ報道した瞬間、日本の憲法と皇室典範の受難は始まった。情報漏洩元は東大憲法学の権威・宮沢俊義(彼の弟が毎日の記者)。この一件がGHQを刺激し硬化させ「マッカーサー憲法」作成の契機となる。天皇条項には当初、天皇の身分の保障すらなかった。憲法の次は皇室典範だった。自らの公職追放を逃れるため今度はGHQの意向に添わんとする宮沢と、天皇と皇室を守るため立ち上がる宮内省参事官・高尾亮一の壮絶な闘い。誰も書き得なかった皇室典範成立秘史、衝撃のスクープ・ノンフィクション!
「九軍神」は、「大東亜戦争」の戦端が開かれたハワイ真珠湾への還らざる「特別攻撃隊」へ与えられた「称号」である。この戦争は、決死の真珠湾特攻で開幕し、片道燃料の人間爆弾の特攻で閉幕した。真珠湾特攻の真相と、「軍神」賛美とはうらはらに残された家族の悲惨を、いま改めて問うノンフィクションの力作。ハワイ真珠湾攻撃に散った「九軍神」とは? なぜ彼らは「軍神」にされたのか?
「14歳で変わり、15歳で風俗の世界に飛びこんでくる。もう手のつけようがない」――いとも簡単に援助交際に走る少女たち。救うべき親もまた、何も言えず放任のまま。帰るべき家庭はなく、身を売ることで自分を消す少女たち。その生態を明かす。家族の崩壊と揺れる性を綿密に追う著者最後の渾身のルポ。「帰る家庭もなく、身を売る私たち。でも死なないわ。諦めないわ」という、援助交際する少女たち、 14歳のホンネと生態。
いまも聞こえる君の声に励まされ、勇気をもらって、僕はこうして生きている――京都大学iPS研究所所長・山中伸弥氏の言葉です。山中氏をはじめとする15人の友が、天才ラガーマン・平尾誠二と過ごした人生の宝物のような日々、そして、いま平尾が語りかけてくることを綴ります。平尾誠二は、いまも人々の心の中で生きているのです。涙なしには読めない、喪失と再生の15の物語――なぜ君といると、あんなに楽しかったのだろう。そして、平尾誠二とワールドカップを見たかった‥‥。
2013年刊行『ウェディングプランナーになりたいきみへ 笑いと涙の結婚式』の続編。東海地方を中心に直営店型の結婚式場を展開しているブラス。その現場で活躍するウェディングプランナー11名が、新郎新婦とともに結婚式を創り上げていく仕事の舞台裏をリアルに語る。
2018年夏、世間を賑わせた‘ボクシング騒動’。「再興する会」の告発を受け、一躍渦中の人物となった山根明前会長が、疑惑の真相を激白。韓国からの密入国、ボクシング経験、黒い交際など、初めて明かす自身の過去から、世界ボクシングでの修羅場、日本アマチュアボクシング連盟による「山根降ろし」の内幕まで、すべてを語った男・山根、初の自叙伝。
病気とまっすぐに向き合った1年を振り返る回想録2018年4月、所属事務所の公式サイトと本人のブログを通じて、みずから乳がんであることを発表した矢方美紀さん。当時、まだ25歳という若さで乳がんにかかったことから大きな話題となりました。そんな彼女が病気と闘いながら治療を続ける姿を、NHK名古屋放送局が追い続け、「#乳がんダイアリー 矢方美紀」として放送してきました。番組ホームページでは、のべ100日以上の自撮り動画の日記が公開されています。この番組が、SNS等で口コミ的に広がり、同世代の女性や、同じ病気を患った方々から、大きな反響を呼んでいます。そして、病気の発見からおおよそ一年が経過したいま、治療を続けてきたこの間を振り返りながら、現在の気持ちを一冊の書籍にまとめたのが本書です。現在、日本人女性の11人に1人が乳がんにかかるというデータがありますが、矢方さんの「この本が早期発見・早期治療の一助になってほしい」という思いが込められています。
大谷翔平がアメリカ中を熱狂させた2018年。そのおよそ半世紀前、同じ「ショーヘイ」の名を持つ男が全米にその名を轟かせていた。男の名前は、ショーヘイ・ババ。巨人軍に入団する高い身体能力を持っていた馬場は、プロレスの本場・アメリカでその才能を大きく開花させる。そして1964年2月、NWA、WWWF、WWAの世界三大タイトルに連続挑戦という快挙を成し遂げる。巨体にコンプレックスを抱き続けた男が、自らの力でそれを乗り越える。マットの上で人生を戦い抜いた男の旋風ノンフィクション!
暴君に支配された「平成JR秘史」。2018年春、JR東労組から3万3000人の組合員が一挙に脱退した。同労組の組合員はあっという間に3分の1に激減し、崩壊の危機に追い込まれてしまった。いったい、何が起こったのか――。かつての動労、JR東労組委員長にして革マル派の実質的な指導者と見られる労働運動家・松崎明の死から8年。JR東日本が、「JRの妖怪」と呼ばれたこの男の‘呪縛’から、ようやく「解放される日」を迎えたのか。この作品は国鉄民営化に「コペルニクス的転換」といわれる方針転換により全面的に協力し、JR発足後は組合にシンパを浸透させて巨大な影響力を持った男・松崎明の評伝であり、複雑怪奇な平成裏面史の封印を解く画期的ノンフィクションである。
道路沿いにひっそりと佇むドライブイン。クルマ社会、外食産業の激変の荒波を受けながら、ドライバーたちに食事を提供し続けた人々の人生と思いに迫る傑作ルポ。
ユニクロ、楽天、セブン‐イレブン等の企業、今治タオルなどの物産品、幼稚園や大学などの社会施設……様々な領域でブランド戦略を手掛ける佐藤可士和が、2012年から慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)で行っている画期的な授業「未踏領域のデザイン戦略」を書籍化。一見、デザインとは無縁な「健康」「平和」「防災」「幸福」など抽象的なテーマに、どのようにデザイン的思考が反映されるのか? 全ての人が活用できる「デザインの力」とは? 新しい「視点」を発見するためのヒントが満載!
「最後の対談」で明かした仰天秘話と人生訓。大ベストセラー『大往生』をはじめ、テレビやラジオ、作詞など様々な分野で歴史的名作を遺した永六輔(享年83歳)。彼が晩年、病気を押して最後の対話相手に選んだのが「さだまさし」だった。時間を決めず「話し疲れるまで」という条件で続いた対話は、永六輔の好奇心、行動力、人間関係、仕事の秘密、ヒットの舞台裏、有名事件の真相など、本邦初公開のエピソードが盛り沢山!〈思わず大爆笑!〉●黒柳徹子に「ごめんね」事件●「歩こおぅおぅおぅ」で坂本九と大げんか●渥美清は「浮浪児のあんちゃん」●倉本聰との‘気持ち悪い’縁●タモリが語った二人の共通点●永六輔じゃなくて井伊直弼?〈生きるヒントにも!〉●酒が飲めないなら「杯をわたる風を飲め」●「人と人とのターミナル」でありたい●会話が病気のリハビリになる●百遍繰り返せばネタになる●2020年パラリンピックに出たい!●つらい場面も笑って話そう「笑ってください。泣いてください。でも、少しだけ何かを考えてみてください」――永六輔の背中を追い続けているという「さだ」が、数々の偉業の裏話を余すことなくお伝えいたします!(2016年11月発表作品)
さだまさしは「病」を伝播させている!さだまさしとは何者か!?コンサート回数は日本一の4300回超。作った曲は570曲以上。ベストセラー本多数。かつて背負った借金は35億円。デビュー45周年……。数字を羅列しただけでも、その「特異性」が垣間見える。何より、「さだまさし」によって人生が変わったという人がたくさんいる。本書は、そんな人たちの様々な視点を通じて、さだまさしの「正体」を説き明かそうとするものです。参画した豪華な面々の「プロファイリング」は下記の通り。案内人は寺岡呼人。●笑福亭鶴瓶×立川談春 「談志も嫉妬したトークの腕」●高見沢俊彦 「しゃべりにギターをつけさせられた」●鎌田實 「『病』を世間に伝播させている」●小林幸子 「『小銭ならある』と楽しませる人」●ナオト・インティライミ 「アラファト議長との共通点」●カズレーザー 「焼きたてのトーストみたいな存在」●泉谷しげる 「個人的な『ため息』を表現」●レキシ 「破天荒な生き方は初期衝動のため」●若旦那 「さだまさし=親父」●堀江貴文 「『1兆人に1人」のレアな価値」NHK『生さだ』の「テレビじゃ言えないウラ話」も特別公開!(2018年9月発表作品)
高齢化社会の将来を占う渾身ルポルタージュ。一年中温暖、物価は日本の3?5分の1、やさしく明るい国民性、原発ゼロ、年の差婚当たり前。日本で寂しく貧しく苦しい老後を過ごすなら、いっそのことフィリピンで幸せな老後を送りたいと、日本脱出の道を選んだ高齢者たちは少なくない。はたして、老後の楽園はフィリピンにあるのだろうか。果たして、現実は……。恋人候補200人のナンパおじさん、19歳の妻と1歳の息子と、スラムで芋の葉を食べて暮らす元大手企業サラリーマン、東日本大震災を機に、東北から原発ゼロのフィリピンに移住した夫婦。ゴミ屋敷暮らしだった母親をセブ島に住まわせる娘、24歳年下妻とゴルフ三昧の元警察官。90歳の認知症の母親をフィリピン人メイドと介護する夫婦、「美しい島」で孤独死を選んだ元高校英語女性教師……。さまざまな「脱出老人」のジェットコースター人生を、開高健ノンフィクション賞受賞作家が、フィリピン&日本で3年間にわたり徹底取材した衝撃のノンフィクション。「老後の幸せ」「人間の幸福感」とは何かを浮き彫りにする、話題作。解説は、映画監督の崔洋一。※この作品は過去に単行本として配信されていた『脱出老人』の文庫版となります。
天安門事件から30年、劉暁波の言葉が蘇る。1989年6月4日、中国の天安門広場で「その事件」は起こりました。民主化を求める群衆を威嚇するかのような戦車の隊列。巨大な戦車を前に、「轢き殺すなら轢き殺せ」と言わんばかりに一歩も引き下がろうとしなかった1人の若者。その衝撃の映像を記憶している方も多いと思います。本書は天安門事件で民主化運動のリーダーとして活躍し、獄中においてノーベル平和賞を受賞した劉暁波(りゅうぎょうは 1955-2017)の発言をモチーフにした、平和を訴えかける創作書簡集です。劉暁波夫妻の友人で劉暁波研究の第一人者・及川淳子氏(中央大学准教授・中国現代社会論)が、劉暁波の遺した発言や行動や実際の出来事を下敷きにして、劉暁波の想いを現代に蘇らせ、平和の大切さを問いかけます。本書は11通の書簡から成り、それぞれに、言論の自由や、表現の自由、良心の自由といったテーマが盛り込まれています。巻末には及川淳子氏のリアルなあとがきとともに、社会学者で民主化論の泰斗・笠原清志氏(跡見学園女子大学学長・立教大学名誉教授)による解説を収録し、「天安門事件とは何だったのか? 劉暁波とは何者だったのか?」という現代的問いを提示します。
NYで活躍する記者のジャネットはある晩、道ばたでゴミをあさる母を見かける。衝撃の再会を機によみがえる家族との日々。夜逃げつづきの極貧生活のなか、夢ばかり追う父母への怒りと愛の狭間で苦悩しつつ、少女は人生を切り拓いていく。全米350万部突破、同名映画の原作となった感動の実話。
「ヒキタさんの子どもの顔が見てみたい」35歳の妻が、何気なく言ったひと言で、45歳の作家は子どもを作る決心をした。排卵日を割り出すタイミング法を取り入れたが、一年あまり結果が出なかった。検査を受けると、精子の運動率が悪いと診断され……。そこから長い長い「懐妊トレーニング」の日々が始まった! 男性から見た不妊治療を綴ったドキュメント。
ハスカップは苫小牧の風土を象徴するソウルフード。楚々としたやや洋風な風情で、食べてみると酸味だけでなく驚くほど多様な味。苫小牧や千歳の勇払原野一帯から北海道各地に広がるハスカップは、世界の花卉園芸界でも、ポスト・ブルーベリーの位置にあるのです。苫小牧東部地域(苫東)にあるハスカップの自生地を「コモンズ」(地域が共有するかのような土地)ととらえ、地域住民への聞き取り調査などを含めた実態調査を実施。開拓時代からの暮らしの中での位置づけや、存亡の実態、環境コモンズ研究会のフォーラムでの講演や提言をまとめた、「勇払原野のソウルフード」苫東のハスカップを体系的総合的にとらえた一冊。
保守にあって改憲に反対した宮澤喜一や後藤田正晴、野中広務。「九条の会」呼びかけ人、澤地久枝・井上ひさし。『官僚たちの夏』の主人公・風越信吾のモデル、異色官僚・佐橋滋。少年兵として戦争を体験した城山三郎や「憲法を変えるなどもってのほか」と主張した宮崎駿監督、三國連太郎、美輪明宏、吉永小百合といった文化人、そしてアフガニスタンで井戸を掘りつづける医師・中村哲。 彼らがどう人生を生き、そして憲法を護りたいのか。著者だからこそ知り得たエピソードとともに紹介(本書は、光文社刊の単行本『この人たちの日本国憲法』に、新たに澤地久枝氏と井上ひさし氏の2章を増補した角川新書版です)。[もくじ]第1章 「九条の会」の孤塁を守る澤地久枝第2章 井上ひさしは憲法をやさしくおもしろく語った第3章 宮澤喜一の『新・護憲宣言』第4章 「戦争で得たものは憲法だけだ」と呟いた城山三郎第5章 ‘異色官僚’佐橋滋の非武装論第6章 派兵反対に職を賭した後藤田正晴第7章 野中広務の日本への遺言第8章 徴兵を忌避しようとした三國連太郎第9章 美輪明宏の「戦争は野暮の骨頂」第10章 「憲法を変えるなどもってのほか」の宮崎駿第11章 吉永小百合の平和への祈りと行動第12章 アフガンを歩く日本国憲法、中村哲
あなたに家族はいますか? どんな家族ですか? 一緒に暮らしている家族ですか? 別々に暮らしている家族ですか? 家族との思い出はありますか? 自分の意志の働かない歴史の中で、家族と離ればなれになった人たちがいます。会うことの叶わなくなった肉親への思いを秘めたまま亡くなった人たちがいます。あなたにとって家族って何ですか?
【内容紹介】大きく急激な変化の波を乗りこなしチャンスにしたい人とお子さんの可能性を広げ未来を輝かせたい親世代に贈る「デジタル&グローバル」社会で一生困らない生き方・育て方の指南書本書は、いま世界規模で起こっている大きな変化とその背景や本質、その中での日本の現状を紐解きながら、これから起こることを大胆に予測、その中で生き抜いていくために必要な「7つの能力」と身につけ方の指南書です。【著者紹介】小笠原泰(おがさわら・やすし)明治大学国際日本学部教授、トゥールーズ第1大学客員教授1957年、鎌倉市生まれ。東京大学文学部卒、シカゴ大学社会科学大学院国際政治経済学修士・同経営学修士。マッキンゼー&カンパニー、フォルクスワーゲンドイツ本社、アグリメジャーの1社、カーギルミネアポリス本社、同オランダ、イギリス法人勤務を経てNTTデータ経営研究所へ。同社パートナーを経て2009年4月より現職。他に、静岡大学大学院工学研究科事業開発マネジメント専攻客員教授、NTTデータ経営研究所フェロー。OECD、CFA(租税委員会)FTA Tax e-auditグループ委員なども務めた。主な著書に『日本的改革の探究 』(日本経済新聞社・現在は日本経済新聞出版社)、『なんとなく、日本人』(PHP新書)、『没落する日本 強くなる日本人』(さくら舎)などがある。
哲人天風最後の感動の教え。胸に迫る朱玉の一言一句「いのちの力」が新たに甦る。真の幸福は現在感謝を実行する謙虚の心から期せずして招来される(箴言25)――本文より
真人生に目覚めよ!森羅万象の中に人間として生を享(う)けた――この尊厳なる真実をもう1度深くかみしめて日日に新しく活きよう。艱難辛苦(かんなんしんく)の果て盛大な人生を築いた天風の信念から迸(ほとばし)り出た生命(いのち)あるメッセージ。
青森県五所川原市にある一軒の農家の屋根裏から、膨大な数の古文書が発見された。当初は新たな古代文明の存在に熱狂する地元。ところが1992年の訴訟をきっかけに、その真偽を問う一大論争が巻き起こった。この「東日流外三郡誌」を巡る戦後最大の偽書事件を、東奥日報の一人の青年記者が綿密な取材を重ね、偽書である証拠を突き付けていく──。事件後見えてきた新たな考察を加えた迫真のルポ。
本書は、体外離脱の体験によって異界への冒険を試みた偉人が伝える物語を集めたもの(カラー写真満載)。体外離脱とは、身体と「身体」を洋服のようにまとっている「魂」が分離する現象。その最も身近な例が「夢」。意識を失って眠っている次元から、私たちは目覚めによって意識を取り戻します。その睡眠中に、私たちの意識はいったいどこに行っていたのでしょうか。だれもがふつうに経験する夢には、荒唐無稽な断片の記憶だけではなく、現実の問題を解決する示唆に富んだ閃きもありますが、夢を見ている間私たちの意識は、肉体を離れ時空を越えた異界の深層を漂っていたかのようです。目覚めているときにも意識が体から離れる経験をした記録が昔からたくさんあります。芸術家は創作活動の最中、無意識に体外離脱状態である場合があります。体外離脱の経験は、決して特殊な人だけではありません。だれでもが体験する可能性があります。本書はそんな雑多な体外離脱に関する事柄を集めたもの。体外離脱のさまざまな事例は、死後、私たちがどうなるかということのヒントを教えてくれます。
皇室番組「皇室の窓」を制作してきた著者が、美智子さまと交流してきた様々な分野の11人に綿密な取材を行い、その素顔とお人柄にせまる。美智子さまの凜とした美しさと魅力あふれる一冊!
2011年9月、仕事先の広島から戻る飛行機の中でコータリさんは倒れた。くも膜下出血だった。一命をとりとめたものの、左半身には麻痺が残った。これまでの暮らしは一変し、リハビリと車椅子の生活が始まった──。朝日新聞の好評連載「コータリンは要介護5」初の書籍化。