【ノンフィクション・ドキュメンタリー】タグの実用書
オンライン投稿サイト「note」にて、20万PV突破!!!注目のノンフィクション・ノベル!僕は医師として、安楽死を世界から無くしたいと思っていた。安楽死を願った二人の若き患者と過ごし、そして別れたある夏に何が起こったか――。オランダ、ベルギーを筆頭に世界中で議論が巻き上がっている「安楽死制度」。その実態とは。緩和ケア医が全身で患者と向き合い、懸命に言葉を交し合った「生命(いのち)」の記録。オランダでは年間七〇〇〇人が安楽死を迎え、日本の世論でも国民の七割が賛成を表する「安楽死制度」。スイスに行く手続きを進めながら、それが叶わないなら緩和ケア病棟で薬を使って眠りたいと望んだ三〇代の女性。そして看護師になることを夢に、子供たちとの関わりの中で静かに死に向かっていった二〇代の男性。二人と過ごした日々を通して見えてきたものとは。写真家で多発性骨髄腫をかかえる幡野広志氏、世界中の安楽死の事例を取材して紹介した宮下洋一氏、そして精神科医の松本俊彦氏と、在宅で緩和ケアを行っている新城拓也氏との対談も収録。【目次】プロローグ・吉田ユカからの電話1:止まってしまった心――吉田ユカの場合2:もう一人の安楽死――Yくんの場合3:暮らしの保健室・看護という力・死の色と雨4:スイスに行けない5:安楽死に対峙する、緩和ケアへの信頼と不信――幡野広志と会う・幡野広志と吉田ユカ・緩和ケアを信頼できない理由・耐え難い苦痛とは何か6:安楽死の議論はやめたほうがいい――宮下洋一に会う・パンクするスイスの現場・流れ作業化する安楽死・海外の安楽死システムは完全か7:命ではなく、希望を守りたい・Yくんの右腕8:安心して死にたいと言える社会――松本俊彦に会う・安楽死をしたい人に、安楽死で応えるべきなのか9:もし未来がわかったなら10:少し先の未来がつなぐもの・緩和ケア病棟にて11:欲望を換金する――新城拓也に会う・二極化する中での個人責任論・鎮静についての考え方と予防的鎮静・ノックされたら開けてしまう12:一〇日間の涙・月曜日の憂鬱・カンファレンスにて・ラインを引く・一〇日間エピローグ・釧路の海に
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。【こちらも(実は)ドラマの原作です】なんもしなかった日々が――TVドラマ化主演は増田貴久さん!2020年4月より、テレビ東京ほかにて放送。今回も引き続きなんもしてません。首里城炎上、においをかいでほしい、亡くなったお祖父ちゃんの生家を一緒に探してほしい、「となりのトトロ」を歌うので聞いて欲しい、作ったご飯を食べてほしい、人に話せない自慢を聞いてほしい、惚気話を聞いてほしい、ダブルベッドに一緒に横になってほしい、降りられない駅に行ってほしい、アンドロイドの練習に付き合ってほしい、仏像になりたいので見守ってほしい、ヘルプマークを付けて外出するのに同行してほしい、呪いの人形と一晩過ごしてほしい……etc2019年2月から2020年1月のドラマ化決定までの約1年間に起こった出来事を時系列で紹介。様々な悩みや欲望とゼロ地点で交錯する日々を記す、現代の報告書。
This is an English translation of a long-term series titled, and a writing style of nonfiction ’Kaku Kairo o Aruku’ (Walking along nuclear corridors), which was carried in the Mainichi Shimbun daily. The series covered nuclear development in Pakistan, Iran and Japan.
【ご注意】※この電子書籍は紙の本のイメージで作成されており、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。人間国宝、歌舞伎俳優、最期の日々に迫る。●コロナ禍、名優が悟った「舞台でしか生きられない…」倒れる直前まで書き続けた連載エッセイ。数年先まで演じたい役があったという吉右衛門丈だが、老境の人生観、未来への金言が綴られていて、まるで我々への遺言かと思われるような話に胸が熱くなります。「生きていることは本当に本当に幸せで嬉しいことです」(2章 随筆より)●舞台での圧倒的なオーラをカラーで堪能。芸談も!命がけで挑んだ晩年の舞台は圧巻。若い役者やファンに向けて語った貴重な芸談も見逃せません。●描き溜めた役者絵、日日の絵の数々若い頃から描くことが日常だった吉右衛門丈。当たり役から、カレンダー裏に書き込んだラフ画、未完成の絵本など一挙公開。●貴重な吉右衛門夫人インタビューも19才の時、ひと回りはなれた吉右衛門丈と結婚した知佐夫人。今まで表に出てこなかった夫人の、出会い、右も左もわからなかった歌舞伎世界、素顔の吉右衛門丈など、初めて語る内容が満載です。●鬼平ファン必読。作家逢坂剛が特別寄稿「鬼平犯科帳」で吉右衛門ファンになったという方々にも!ぜひご一読ください。(底本 2022年8月発売作品)※この作品はカラーです。
不幸で、嘘つきで、どこまで優しく。昭和の男社会を「溢れるしずく」を武器に、その身ひとつで生き抜いたストリッパーの本格評伝。ウーマンリブが台頭してきた時代、わいせつ裁判を通して、図らずも「反権力の象徴」に祭りあげられた一条。普通の生活がしたいと願うも、周囲はそれを許さず、本人もまた酒と嘘と男に溺れていく。極貧の幼少期、絶頂期、刑務所暮らし、夫の自死、大やけど、生活保護、ドヤ街での暮らし、孤独死……。ひとりの女性としては幸せだったと言えないかもしれないが、芸人としては最高の人生だったと、生前の彼女を知る者は口を揃える。人間が持つ美点と欠点を、すべて曝け出しながら駆け抜けた彼女の生涯を描く。プロローグ 中田カウスの恩人第一章 溢れるしずく第二章 一条さゆりの誕生第三章 警察との攻防第四章 時代が生んだ反権力の象徴第五章 芸術か、わいせつか第六章 塀の中、束の間の平穏第七章 暗転第八章 釜ケ崎に暮らす第九章 ドヤ街の酔いどれ女神第十章 過ぎゆく日々のなかで第十一章 見事な最期エピローグ 拝まれる人
1973年、春の全国高校野球。優勝候補の名門校が、一回戦で姿を消した――歴史的敗戦によって厳しい批判を浴びる中、打倒「昭和の怪物」を目指して奮闘した高校球児と名将に迫る、渾身のルポルタージュ。良いことも悪いことも人生の一部として教えてもらった野球に、そしてその野球人生のスタートだった銚子市と、野球を教えてくれた関係者の皆様に対して、感謝とお礼のつもりでこの作品を手がけた。(本文より)
みなさん、赤とんぼをご存じと思います。実は、その赤トンボ(アキアカネ)が絶滅の危機にあると言われています。ですが、その一方で、地域によっては毎年大発生している所もあるそうです。著者の山口進さんは、その謎を解くべく、新潟県柏崎市の米作りの達人内山常蔵さんを訪ねます。内山さんの田んぼではアキアカネが大発生していました。その秘密は内山さんの農法にありました。有機農業で米を育てる内山さんの田んぼは、万葉の時代には日本各地に見られた湿地環境に近かったのです。本書では、里山の自然環境の豊かさを描くにとどまらず、現代的な問題も視野に入れた内容になっています。
裏モノJAPAN2022年10月号【抜粋】体験ベースの欲望追求エンタテイメントマガジン・【マンガ】何時間でもしゃぶってくれる女と暮らす幸せ【俺は王様】・【マンガ】ターゲットは飢えた工員たち ブサイク売春婦 トヨタに遠征して荒稼ぎ!・【マンガ】予約日に自分を高める 学習マンガ テッチャンジン君のこの世のひみつ・【マンガ】公園のおっさんをハメる置き引きトリオの手口■著者 鉄人社編集部編集部より★本誌掲載記事の中には真似をすると法律に触れるものも含まれています。悪用は厳禁です。(本データはこの書籍が刊行されたに掲載されていたものです。)
裏モノJAPAN体験ベースの欲望追求エンタテイメントマガジン・【マンガ】俺はウォシュレット泥棒だった・【マンガ】俺の名は空き家ジプシー・【マンガ】この世のひみつ★正しいコロナ観・【マンガ】ウーバーイーツのリュックはどこでも侵入できるパスポートだ・【マンガ】この世のひみつ★夏の二の腕作戦・【マンガ】コロナでも風俗でヌキたい男ども・【マンガ】この世のひみつ★パイスラ天国・【マンガ】ひょんなことから援交プレイのグレードが上がっちゃいました・【マンガ】舐め犬クンが遭遇したクサマン四天王■著者 鉄人社編集部編集部より★本誌掲載記事の中には真似をすると法律に触れるものも含まれています。悪用は厳禁です。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)※一部変更して再申請している作品です。お間違いないようお気を付けください。
新時代のニューノーマル・育児エッセイ。今、家族をつくること。その不安と痛みの、先にある希望とは。会社員兼ライター・岡田悠による育児エッセイ。2020年、コロナウイルスの脅威が広まる中での「結婚式中止」という苦渋の決断に始まり、妻の妊娠、出産、育児は、「自粛」の空気による困難の連続。コロナに限らず、「こんな時代に家族をつくる」ことには不安と痛みがつきまとう。だけど、その先には希望のようなものが、たしかにあった。1年弱の育休を取り、仕事復帰後も家庭中心の日々を送る、2020年代の父親像。我が子へ語りかける手紙の形式で紡ぐ、ユーモアと愛情に包まれた新時代のニューノーマル・育児エッセイ。《著者プロフィール》岡田 悠(おかだ ゆう)1988年、兵庫県生まれ。会社員兼ライター。旅行記を中心に様々なWebメディアで執筆。 著書に『0メートルの旅』(ダイヤモンド社)、『10年間飲みかけの午後の紅茶に別れを告げたい』(河出書房新社)。一児の父。好きな育児グッズは電動鼻吸い器。
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※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。世界には未だ見ぬ、不思議な場所がたくさんある。アメリカの砂漠に突如現れる地面に突きたった自動車のオブジェ、数十万頭もの生贄が捧げられるネパールの奇祭、これまでに八百万人も命を落としたボリビアの死の鉱山、シャーマンが誘う幻覚世界、大型ハリケーンの直撃を受けたキューバ、ジョージアの巨大廃墟に住人々、新型コロナで戒厳令が布かれたインド・ニューデリー、そして戦争で揺れるウクライナのチェルノブイリ……。世界の異境を訪ね歩く写真家フリオ・アシタカが撮らえた未だ見ぬ変境の姿!
ホラーとファンタジーの故郷(ふるさと)に、ようこそ! 『ハリー・ポッター』や『指輪物語』など話題の幻想ファンタジー小説や西洋オカルト思想、妖精妖怪研究、魔女と古代信仰、風水とレイライン……ヨーロッパの神秘と怪奇の起源を訪ねる旅。吸血鬼ドラキュラのトランシルヴァニア、怪物ゴーレム伝説のプラハ、ルートウィヒ2世の楽園ミュンヘン、パラゴーニアのお化け屋敷、幽霊ツアーのロンドン……。ヨーロッパの深くて古くて不思議な旅にあなたを誘う!!
「今年はぼけますから、よろしくお願いします」広島県呉市。87歳の正月、母は娘に突然宣言した。その言葉通り徐々に変わっていく母。「私はばかになったんじゃわ」と繰り返し「迷惑になるけん、もう死にたい」と喚く母を「誰でも年とりゃあ、おかしゅうなるわいのう」と励まし支えたのは96歳の父だった――。老老介護の現実と互いを思いやる家族の愛情、深く優しい夫婦の絆を綴る感動の記録。
熱狂的阪神ファンのタレント・千秋さん推薦!1型糖尿病患者のプロ野球選手・岩田稔の不屈の半生原因がわからず、しかも完治につながる治療法が確立されていない不治の病・1型糖尿病。1型糖尿病患者は糖尿病患者全体の1〜3%の割合でしかないことから病気に対する世間の認知度は低く、また不摂生が原因となる大多数の2型糖尿病と混同され、偏見や差別に基づく悲しい事件も後を絶ちません。阪神タイガースの先発投手として、プロ野球という舞台で活躍する岩田稔選手もまた、大阪桐蔭高校2年生の冬、1型糖尿病を発病したひとりです。高校卒業後は社会人野球に進むことが決まっていたものの、病気が原因で内定が取り消される辛い経験もします。しかし、その悔しさをバネに病気と向き合い続け、大学卒業後に阪神タイガースに入団。第2回WBC(2009年)、日米野球(2014年)では日本代表にも選出され、1日4回のインスリン注射を打ちながら一線級の投手として活躍しています。「僕を通じて、もっと多くの方に病気について知ってほしい」本書は、「やらな、しゃーない!」という前向きな気持ちで、諦めずに夢を叶えた岩田選手の半生を振り返りながら1型糖尿病という病気について知っていただくと同時に、同じ病気を抱える子どもたちやご家族の希望にもなってほしいという想いで書かれました。また、10年間のプロ野球生活でのエピソードを通じ、知られざる苦悩や成功の裏側、これからの目標など、野球人・岩田稔についても率直な想いが綴られています。
日本人は、所詮野蛮人である! というスタンスに立って物事を考えると、脳みそから力が抜けて、ラクに知識が頭に入ってくる。当代随一の読書家であり、教養人である、佐藤優氏が、若いサラリーマン(野蛮人)がいま何を読めば必要にして十分なのかを懇切に教えてくれる。何者かに騙されないで生きるために必携のブックガイド。●読書によって教養を身につけるためのコツがある。数学で分数が理解できていない人が、微分、積分に関する本を読んでも、絶対に内容を理解することはできない。それと同じように政治や経済、あるいは恋愛についても、本には読む順番がある。世の中には難しい内容を入門者向けにわかりやすく書いた本がある。こういう本をきちんと読んでおけば、自分の頭で現在起きている出来事を読み解くことができるようになる。私は『野蛮人の図書室』で、読書好きの人だけでなく、今まであまり本を読んだことがないという人を思い浮かべながら、野蛮人を脱し、教養人になるための道案内をしたい。
松本清張が死の間際まで追った、戦後史最大の謎「服部機関」の秘密を暴き、吉田茂に潰された日本国防軍の全貌を初めて明らかにする、歴史巨編!! 毀誉褒貶のある軍人、服部卓四郎と辻政信の人生を縦糸に、日本人女性スパイやウィロビーなどGHQの魑魅魍魎たちが織りなす活劇は、小説の遙か上を行くほどページ・ターニング!●松本清張の最後の仕事「服部機関」●CIA文書の服部クーデター計画●東條英機の裁判を助ける手段●GHQを手玉にとった女帝●米軍が優先した北朝鮮対策●吉田茂が再軍備を拒んだ理由●警察予備隊は烏合の衆●極秘・国防軍計画の全貌●焼かれていなかった機密資料●ウイロビーが見せた武士道精神●国防軍に集った軍人たち●内務官僚の縄張り争いの果てに●秘かに戦闘にだされた日本人●『大東亜戦争全史』の秘密
英語ができるからといって国際的なコミュニケーションができるとは限らない。本書は、どうすれば真の対話能力が身につくかを、日本人の特質に照らしあわせて示す指南書!「グローバル化時代」をたくましく生きる切り札!! ●毎日が異文化コミュニケーション ●「はい」と「イエス」の大差 ●相手との心理的な距離の取り方 ●言語表現を伸ばす法 ●「話がつきました」の日米の差 ●感謝の気持ちの出し方 ●言語以前の関係をつくれる日本人 ●めちゃくちゃな英語をしゃべろう ●日本的センス・オブ・ユーモア ●世界とつきあうための必要知識 【河合】――日本人は’I am sorry.’と’I don’t know.’の2つで世間を渡れると思っている。……私がフィリピンにいたとき、友だちが向こうの大臣に会うという約束で、4時間待ったんです。ところが相手はとうとう来なかった。カンカンになって怒っていたら、大臣から手紙が来た。それに’I am sorry.’と書いてあると思ったら、謝罪どころか’It’s pity.’(お気の毒さま)と書いてある。 【石井】――私はイギリスにいるとき、非常に腹が立ったことがありました。隣の家に5歳になる子どもがいたんですが、彼は’I don’t understand.’とは絶対に言わないで、’I am not convinced.’(私は説得されていない)と言うんです。「おまえがアホだから、私をコンビンスできないんだ」という論法。私は非常に劣等感を感じてロンドンを去ったことを覚えています。
ことばは生きもの! ことばひとつで気持ちが明るくなることもあるし、疲れがとれることもある。そんな、ことばのもつ力を探りながら、ことば感覚を磨く、これまでにない日本語講座。心をとらえることば、想像力を引きだすひとこと、人間関係をはぐくむ話し方・聞き方など、日常生活を豊かにするヒントにあふれている一冊。日本語はおもしろい!
行政と自衛隊は老人50人の命を奪った!――現れない救援車両、真っ暗闇の院内、病院の車で逃げた自衛隊員。その中で孤軍奮闘する医師たちが着せられた汚名……。放射能がとびかう中での「報道の暴力」。福島第一原発から4.5キロの双葉病院で起こった168時間を、証言と取材を軸に丹念に追うスリリングなノンフィクション。「患者見殺し」報道は虚報だった!《本書の内容》プロローグ第一章 発生――3月11日 修羅場と化した医療現場第二章 迷走――3月12日 バス「災害避難」の現実第三章 孤立――3月12日 医師たちの証言第四章 空白――3月13日 病院の中と外で第五章 裏切り――3月14日 自衛隊救出の実態第六章 苦悩――3月15日 「置き去り」誤報の真実第七章 落命――3月16日 救出後の悲劇第八章 誤報――3月17日 なぜ事実はねじ曲げられたかエピローグ●「患者見殺し報道」は虚報だった!「早く逃げろっ」 玄関先に待機していた双葉署の警察官たちが、いっせいに病院の建物になだれ込んできた。まさに泡を食って動転している。ワゴン車に駆けこむものもいた。 「早く、ドアを閉めろ」 喚きちらした。そこへ、白い防護服姿の男が東病棟に飛び込んできた。(本文より)
針と糸、そしてミシンが私たちの命を救った――アウシュヴィッツに収容されながら、ナチス幹部たちやその家族の衣服を仕立てることで、地獄を生き抜いた女性たちの衝撃の記録。
バブル崩壊から自殺者3万人時代、ネット心中、コロナ禍の中の若者・女性の自殺、理由なき自殺……長年、自殺問題を取材してきたジャーナリストが迫る、この国の「生きづらさ」の真実。
中東戦争を撮り続けた知られざる巨匠ジョスリーン・サアブ。世界史的悲劇が凝縮する土地と時代を生きた彼女の生涯を通じて、自由を希求する人間の輝きを描く感動のノンフィクション。
右も左もあるものか!戦前は武装共産党の委員長として警官を襲撃し、逮捕。獄中、母の諌死を契機に転向すると、戦後は学生やごろつきを集めて共産党を襲撃。なんとも振れ幅の大きな前半生から、やがて国際的な資源外交を裏で操るフィクサーへ。資本主義の真っただ中で暗躍しながらも、学生運動に援助を続けるなど、普通では理解しがたい人生を送った男。「俺は法螺は吹くが嘘はつかない!」。その言葉は、出鱈目だけどどこか痛快。こんな男が昭和にはいたのである。昭和天皇にも拝謁し、その藩屏となることを誓ったというが、どこまで本当なのか……。筆者は、終戦直後から田中の死まで秘書を務めた人物に出会い、その素顔を知る。また、英国外務省の機密文書から、田中の国際的な活動の実態、そしてヨーロッパの貴族を巻き込んで情報を収集し、それを昭和天皇に届けていたという事実を知る。東京タイガー。海外の諜報機関では田中のことをそう呼んでいた。田中清玄は自伝を残しているが、その内容は虚実入り乱れ、本当の姿を伝えていない。筆者によって、昭和の怪物の姿が初めて明らかになる。田中の葬儀には、時の総理大臣から右翼、左翼の大物、そして暴力団大幹部の姿もあった。その人脈こそが、彼の起伏に富んだ人生を表していた。令和の現代では絶対にお目にかかれない、昭和の快男児の生涯!
両親を射殺して出頭。しかし「刑事責任能力」はナシ。統合失調症により心神喪失した凶悪殺人犯はどこへゆくのか。犯罪精神医療界の構造的な歪みと限界を暴く第一級のノンフィクション。【精神医療、司法制度に関心のあるすべての人の必読書】--------------------------------------愛を知らない孤独な青年が、ある日、自宅で父と母を射殺した。しかし、統合失調症のため、司法精神病院へ措置入院となる。過剰投薬の拒否、回復の徴候、脱獄未遂、自ら弁護人となっての本人訴訟……。――そして彼は、今なお病院から出られないでいる。--------------------------------------犯罪者は逮捕後、世の人々の前からは消えるが、いなくなったわけではない。人生は続くのだ。重警備の刑務所で、あるいは司法精神病院で……。本書は、評決が読み上げられ、判決が下されたところからはじまる物語だ。複雑かつ混沌としてはいるが、その後のストーリーはひっそりと、たしかに存在している――。《当代随一のノンフィクション作家にして精神分析医が描く、殺人犯の青年に降りかかった判決後の驚くべき人生とは》--------------------------------------【目次】■はじめに1……止まった時間2……汝の父母を敬え3……想定外の誕生4……水よりも濃し5……罪の重さは6……「フォーカス・オン・フィクション」7……第八病棟8……リハビリと抗精神病薬9……「拘束衣を解いて」10……過剰に宗教的11……転換点12……薬男13……疑惑14……思考犯罪15……怒りと拘束16……煉獄17……レディ・キラー18……「みな恐れている」19……本人訴訟20……正気が回復するまで■訳者あとがき
刻まれた傷跡と隠された死因。死してなお語りつづける骨たちの声に耳を澄ます──。DNA鑑定も利かないとき、「骨」の分析は最後の砦。解剖学・法人類学の世界的権威が冷静な筆致で解き明かす、人体の不思議とそれを支える骨に秘められた多様性とは?生々しい犯罪捜査の実録譚も収録した迫真のドキュメント。《頭蓋骨〜足先のあらゆる骨片から遺体の身元と人生の物語を読み解く、スリリングな知的エンターテインメント》--------------------------------------本書はみなさんを、人体を巡る旅にお連れする。人の人生や経験がいかに骨に書き込まれているか。その物語を科学の力でどんなふうに明らかにするか。そこではきっと、驚くような事実に出合えるだろう。まさに、事実は小説より奇なり。--------------------------------------【目次】■序章………骨格第一部 〈頭部〉頭蓋骨■第一章……脳の容れ物(ブレイン・ボックス)──脳頭蓋■第二章……顔──顔面頭蓋第二部 〈体〉頭蓋骨後中軸骨格■第三章……背骨──脊柱■第四章……胸──胸郭■第五章……喉──舌骨と喉頭第三部 〈四肢〉頭蓋骨後付属肢骨格■第六章……胸帯(肩帯)■第七章……骨盤帯■第八章……長骨■第九章……手■第十章……足◆尾部◆謝辞◆訳者あとがき
最大10%還元 本のまとめ買いキャンペーン子どもを産まないと決めたが、ある日「1人ぐらい産んでおいたら?」と姉に言われ不安が止まらなくなった著者は、同じ選択をした17人の女性たちに会いに行くことにする。ある人は家族について、ある人は仕事について、ある人は韓国という社会について、彼女たちが語る「ママにはならない」理由に、一つとして同じものはなかった。出生率が「1」を切る現代の韓国で、子どもを持たずに生きる女性たちの悩みと幸せ。目次プロローグインタビューに参加した人たち第1章「子なしで生きる」と100%確信して決めたのか?――自分の心と、「母性」について考えたこと誰もがママになりたいと思うものなのか?産むか産まないか、そう簡単には決められない妊娠や出産は人生をドラマチックにするための演出じゃない妊娠中絶について子どもが嫌いだから産まないのですか?ママになることへの恐れある日「マンマ・ミーア! 」を観ていて親にならないと大人になれないって?子なし人生のゆとり お金と時間はこう使うわが子の代わりに世界中の子どもに手を差し伸べる第2章 出産するのは私なのに、なぜ非出産はすべての人が納得しなければならないのか?――配偶者、両親、友人たちとの関係について配偶者とはどうやって合意しましたか?子どもがいないという理由で別れるなら結婚は四方からの攻撃だ! 義両親からの圧力結婚は四方からの攻撃だ! 実家の両親の期待避妊はどうしてますか?もし、男性が子どもを産めたなら…オー、わが甥っ子!猫を飼う嫁として生きること子どもがいてもいなくても いつだって友達でいられたら両親のせいなのかと聞かないでくださいあらゆる無礼とおせっかいのオンパレード「じゃあ、なんで結婚したの?」という質問に答える方法第3章 韓国でママになることは何を意味するのか――子なし女性の就職とキャリア、そして社会構造について子なし夫婦の家事分担「子どもを育てるために必要な金額」を計算してみたら…非出産がキャリアに及ぼす影響子なし女性と産休・育休子なし女性の求職が大変な理由地方で子なしで暮らすことバラエティ番組で育児を学ばないようにノーキッズゾーンに行かない理由子なし夫婦のための政策は必要か?韓国で子どもを産みたい日はくるか?エピローグ訳者あとがき
写真家の著者は約半世紀にわたり、ベトナム、カンボジア、アウシュヴィッツ、広島、長崎、沖縄…など、戦争の悲劇に襲われた地の撮影、取材を続けてきた。現在、コロナ禍において取材がままならない中、一旦立ち止まり、これまでに訪れてきたそれらの場所に思いを馳せてみる。すると、世界は今も戦争の影響の下にあることを強く感じる。戦争は必ずしも戦闘の顔をしていない。砲火、蹂躙の後に何年、何十年と続く物心両面に残る後遺症もまた戦争の顔である。ベトナム戦争時に子ども時代を送った人、治療を続ける広島、長崎の被爆者…。著者はその表情に眼差しとレンズを向け、いつも寄り添う。ウクライナへのロシア軍の侵攻が起こってしまう現状に警鐘を鳴らすとともに、戦争をもたらす差別や狂気、それらを生き延びる道を考える。著者撮影の写真も約40点掲載!
学歴も社会的基盤もない。仕事は自分でつくらなければならない。気力、集中力、目的意識、強い思いが、自らに課したハードルを越えさせる――フランス、イタリア、ドイツ、アメリカなど欧米、そして中国、韓国、台湾などアジアでのビッグプロジェクトも注目を集める世界的な建築家が「明日を担う子どもたちが夢を見いだしてほしい」と、自ら建築費を負担して日本全国に図書館「本の森」をオープンさせている。80歳を迎え、ますます精力的に仕事をし続けるANDOを突き動かす、そのエネルギーの源泉はどこにあるのか。本書には、出世作「住吉の長屋」から2021年オープンのパリの現代美術館「ブルス・ドゥ・コメルス」までの代表作品がカラー写真で一同に並ぶ豪華なミニ写真集を挟み、目で見るANDOの軌跡にも読者は打ちのめされるだろう。
2009年1月、約1万kmの命がけの道のりを辿り、僕はようやく自由を手にしたのだ――北朝鮮での過酷な23年間の生活に耐えかね、豆満江を渡り中国経由でベトナムを越え、カンボジアの韓国大使館から韓国へ。自由への道のりは果てしなく遠い。でも、男は諦めなかった。日本在住の脱北者が語る唯一無二のライフヒストリー。人生で困難にぶち当たったときにどう立ち向かうか、壮絶な体験から紡がれる言葉に思わず胸が熱くなる!