【ノンフィクション・ドキュメンタリー】タグの実用書
夢のクリーン・エネルギー、史上最大のイノベーションが、いよいよ現実に。「水素を制する国は世界を制す!」なぜ、米国、中国より日本が優位なのか。そのために、日本が取るべき道とは!?
オスが1パーセントしかいないギンブナ、オスからメスに性転換するクマノミ、ハーレムを作るゾウアザラシ、メスに貞操帯をつけるギフチョウ、一夫多妻のオランウータンと乱婚のチンパンジー、おしどり夫婦ではないオシドリ……人間が男と女で苦労しているように、実は、生物たちもオスとメスの存在に振り回されている。それは子孫を残すための熱い戦い。その悲喜こもごもの世界に迫る一冊!
性的虐待の果て、父親の子どもを産んだ女性。長年の介護生活の果て、両親とともに死のうと川に車で突っ込み、娘だけが生き残った「利根川一家心中事件」。介護離職から路上へ、そして支援者となった男性――。ごく一部の富裕層を除き、多くの人々にとってすでに他人事ではない「貧困/自己責任大国」日本の現実とその構造を、さまざまな「当事者」たちへの取材を通して、平易な言葉であぶり出す。疲弊する個人と社会に、今、どんな処方箋がありうるのか。<貧困問題>を10年以上にわたりさまざまな角度から追ってきた著者による、いままさに、切実な1冊。超格差・超高齢化社会の中で、今後、必然的に<弱者>となる多くの私たちは、どう生き抜くことができるのか? 奨学金、ブラック企業、性産業、そして原発事故や外国人労働者問題など、現代のこの国に潜む、あらゆる「貧困」に斬り込んだ渾身の一冊。
「ブルネイと日本の架け橋になる!」。堅い決意で赴任したのはいいものの、この国独特の「社会の壁」にぶち当たって仕事は何一つうまく行かず、おまけに上司からのパワハラに遭って、暗い日々の連続。そんな中、ストレス発散で中学時代に熱中したバドミントンを始めたのだが……。下っ端外交官が「世界一の金持ち王国」でなしとげた奇跡と感動の実話。
最強にして最高のチーム・北海道日本ハムファイターズ監督の自叙伝。苦悩の連続を経て日本一の監督になるまで。夢は見るものではなくつかみとるもの。夢を叶えて熱く生きたいすべての人へ。
【第一章無料配信!試し読み増量版】最強にして最高のチーム・北海道日本ハムファイターズ監督の自叙伝。苦悩の連続を経て日本一の監督になるまで。夢は見るものではなくつかみとるもの。夢を叶えて熱く生きたいすべての人へ。※試し読み増量版では、第一章を最後までお楽しみいただけます。
「移動は常に早歩き」「挨拶はされる前にする」「返事は誰よりも早く」「話をしている人を見る」この「行動四原則」で、弱小吹奏楽部をわずか2年で全国大会出場へと導き、‘夢の頂’に挑んだ若く熱き教師の指導・育成法とは! ?吹奏楽は集団でひとつのものを同時に作り上げていきます。 多くの人間でひとつのことを成し遂げるのですから、そこには協調性や責任感、さらに物事に真面目かつ積極的に取り組む姿勢など、いくつもの「人間力」が必要とされます。その人間力を、全国大会にいたるまでの3年間にいかに育むか。それが肝心なのです。――本文より
放射線はどんなに微量でも線量に比例して害がある’と勧告されて以降、放射線への怖れが広がった。しかし、その勧告の根拠はなにか。現在より10倍も高い放射線のなかから進化してきた私たちは、放射線に十分に対処できるどころか、むしろ体内で有効利用していたのである。福島第一原発の事故による放射線の影響はどの程度なのか。3.11後に現地で放射線量測定にあたった著者が、研究で明らかになった驚くべき事実を解説。
末梢型肺がんに対する臨床試験がスタートした、最新のがん治療法「光線力学的治療〈PDT〉」とは――?国内初の臨床試験に参加した一人の患者が、自らの体験をもとに、がんを克服するために重視したことと、PDT治療の実感を語る。がんサバイバーとして、また経営コンサルタントとして磨いた俯瞰的視野から、望ましいがん闘病のあり方を考察し、がんと告知された人にこれからどう行動すべきかを提案する、患者目線の一冊。
一軍を支え、一軍を目指すプロ野球の二軍。各チームに所属する約70名の「支配下登録選手」のうち、一軍登録された28名を除く最大42名の彼ら二軍選手は、どんな日々を送っているのか? 一軍の状況次第で急遽昇格することもあれば、二軍戦への出場機会ですら一軍選手に奪われることも。調整中のベテランと新人選手が入り交じり、「プロの厳しさ」を肉体的・精神的に学ぶ「二軍のリアル」を元メジャーリーガーの現役監督が解説。さらには、日米ファームチームの違いや二軍の試合の楽しみ方、監督ならではの苦労や裏話も満載。
113番元素だけじゃない、スパコンからバイオ、脳科学まで、幅広い研究で基礎科学を支える日本最大の研究所「理研」。1917年(大正6年)に設立され、100年目を迎える今では450の研究室、3000人の研究者を擁し、全国に研究施設を持つ。ノンフィクション作家・山根一眞がつぶさに研究現場を訪ね歩き、今いったいどんな研究が行われ、研究者たちは何を目指しているのか、その全貌を明らかにします。
中曽根康弘、井手正敬、松田昌士、葛西敬之……重大証言と新資料が予言する「借金1000兆円をかかえた国家の未来」――本書は国鉄が崩壊、消滅に向けて突き進んだ歴史に再検証を試みたものである。昭和最後の二十年の歳月は、薩長下級武士が決起、さまざまな人物を巻き込んで徳川幕藩体制を崩壊させたあの「明治維新」にも似た、昭和の時代の「国鉄維新」であったのか。それはまた敗戦から始まった「昭和」の解体を意味していた
労働運動ひとすじ40年。全国各地で労働組合の組織化を指揮してきた「伝説のオルガナイザー」が、すべてを語った。ケンカ同然のストライキ、倒産企業の整理でヤクザと対立、労組結成を嫌がる社長への直談判――。格差に苦しむ、すべての労働者のために、時に怒り、時に涙した活動の記録。
サッカー日本代表・岡崎慎司選手も推薦!友人を守るための「傷害沙汰」、悔やみきれない「人種差別事件」、奇跡の「プレミアリーグ制覇」と「連続得点記録」――生い立ちからアマチュア時代、プレミアリーグの激闘からイングランド代表まで、奇跡の成り上がりストーリーをヴァーディ自身が語る。雑草のように踏みしだかれても、なお「夢」を追い続けたサッカー人生がここにある!路地裏でサッカーボールを追いかけた幼年時代。15歳でプロの道を断たれた少年期。工場勤務の傍らアマチュアとしてプレーし続けた青年期。両親の離婚などで生活は貧しかったが、サッカーを愛する気持ちだけは失うことがなかった。やがて、並外れた得点力を武器に頭角を現わしたヴァーディは、2012年、ノンリーグ出身者としては最高額の100万ポンドでレスター・シティFCに移籍。2015‐16シーズンには、弱小チームのレスターを誰も予想していなかった優勝に導く。それは、5年前まで町工場で汗まみれになっていた29歳が、8部リーグからトップリーグの頂点までのし上がるという、まさに「プレミアムドリーム」を掴んだ瞬間だった。人生はジャイアントキリング――。どん底を知る男の波乱の半生は、サッカーファンばかりでなく、夢に向かって頑張る人たちへの強烈な応援歌にもなっている。
大物政治家の金銭スキャンダルから芸能人のゲス不倫まで、幅広くスクープを連発する週刊文春編集部。 その取材の舞台裏を、編集長と辣腕デスクたちによる解説と、再現ドキュメントにより公開する。
家族の病理を鋭く描き出した『家族という病』がベストセラーとなった著者にとって、初めての「若者論」。「お金」「恋愛」「組織」「感性」「言葉」などの多様な観点から「若者とは何か」を考察すると共に、昨今の若者へ、元若者だった全ての人へ、自身の体験を交えながらエールを送る。また本書は「子離れできない親、親離れできない子」の問題を起点に、避けては通れない「若者との向き合い方」の指南にもなっている。我が子や部下が理解できないという親・上司世代にとっても目から鱗の一冊。【目次】第一章 若者よ、早く独り立ちしなさい/第二章 若者よ、個を強く持ちなさい/第三章 若者よ、出会いを大切にしなさい/第四章 若者よ、未来を掴みとりなさい/第五章 若者よ、感じる心を持ちなさい/第六章 若者よ、組織を知りなさい/少し長めのあとがき
ヤバいとはvery badとvery coolのWミーニング。世界各地を飛び回る著者が、情報最先端の事象を紹介しつつ日本人の知らない日本と日本人を論じる。世界から取り残されてしまったIT戦略をこのままにしていいのか? 国家ブランド戦略をきちんと立てなくていいのか? 日本が世界に広めたハイブリッド車のように、異なる要素を組み合わせて新しいスタイルを創ろう、それこそが日本人の得意分野で、世界から「クールでヤバい」と評価されるはずじゃないか? 日本への憂慮と愛が溢れる、元気の出る本。今後10年間のデジタル社会の変化を予言する書でもある。【目次】はじめに/第1章 ITとデジタルの終焉――インターネットの現在、過去、未来/第2章 ブランド「日本」――国家ブランディングとしてのコンテンツ戦略/第3章 ハイブリッド日本人の提案――スタイル・クリエイティブの時代/とても長いあとがきを最後に――この本をまずあとがきから読む人のために/あとがきのあとがき/付録 高城式次世代キーワード33
‘話題’のクリエイターが説く新しい価値観! オーガニックとは、単なる健康食ブームではない。20世紀的資本主義からの脱却を希求する「運動」だ。金融危機に揺れるロンドンで出会った、新しい価値観への啓示を語る。【目次】はじめに/第1章 21世紀のオーガニック・ロンドン/第2章 オーガニックへ至る道――イギリス‘金融帝国’の狂騒と凋落/第3章 オーガニック・ライフ実践編/おわりに/参考文献・資料
イギリスの二大諜報機関MI5とMI6に在籍していたことを明かし、詐欺師だった父親の奇想天外な人生を打ち明ける。スマイリーなどの登場人物のモデル、紛争地域への取材、小説のヒントになった出来事、サッチャーをはじめとする要人との出会いも語る話題作
11歳から14歳までの3年半、不登校やひきこもりを経験し、生きることが辛いほどの孤独に苦しめられた吉藤健太朗。中1の夏、ふとしたきっかけで出場することになったロボットコンテストで奇跡の優勝を果たす。師匠と呼ぶ先生との出会いを経て高校に進学後は、画期的な車椅子の発明から世界最大の高校生の科学大会「Intel ISEF」でみごと栄冠に輝く体験をすることに! ところが……。それまでの辛い経験、努力が報われたことや、栄えある受賞の誇らしさを感じながらも、猛烈に湧き上がってくるのは「自分は何のために生きているのか」という強烈な不安感だった。人生のいろいろな壁を、常識破りやクレイジーと言われる方法で突破しながら、‘理論’ではなく‘感覚’でロボットを研究する筆者の思考回路、発想法が詰まった、自分のあらゆる可能性の扉を開きたくなる1冊。*目次より*・分身ロボット「OriHime」・足を使って移動することでわかること・私の白衣はなぜ黒いのか・人と馴染めなかった幼少時代・ひきこもりからの脱出・学校は行きたいときに行くもの・師匠への弟子入り・世界大会への挑戦と世界の高校生との出会い・「孤独」という問題と向き合う・大切なことは野外活動が教えてくれた・なぜ「擬生命化現象」は起きるのか?・たった1人のロボット開発・ALS患者の孤独を解消せよ・自分への挑戦 ほか
最新北朝鮮ジョーク満載、本書の最大の読みどころは、ここかもしれません。ユダヤ人はジョークを作っては、それを人に伝え広めるという習慣があり、著者のところにも、ユダヤ人の友達から毎日4、50通ものジョークメールが入る。本書はこの最新メールを編集した一冊。笑いには思わぬ効用があり、ユダヤ人が、こうして知らず知らずのうちに知力を磨いているのは間違いないようだ。
なぜ、いたるところでお節介を焼くのか? 中国は、その座に取って代わることができるか? オバマ政権は、もはや死に体。でも――衰えそうで衰えないアメリカの不思議。
【こんな話を知っていますか?】鉄を食べるパンダ、人に食べられるパンダ珍獣はパンダではなくレッサーパンダ「コスパ」が悪いパンダパンダの指は七本?アルパカの知能は植物レベル?協調性がなく陰険なカピバラ自分から「爆死」するワラビー「子殺し」をするチンパンジーの凶暴さチンパンジーは「売春」もしているニホンザルという珍獣人間も魚もDNAは変わらない!?人間の男は好きでも女は嫌いなタカがいる「鉄のツメ」を持つイヌワシの恐るべき攻撃力命の危険と鳥葬地上最強の動物はアフリカゾウゾウの「人喰い事件」草食動物も肉を食べる?サイやカバにはライオンでも勝てない!?カバは「血の汗」をかくのか?最終兵器、スカンクの屁の正体イヌとオオカミは同じ動物イノシシがいれば鬼だって怖くない!?黒い魔獣、モリイノシシはすごいヤツ!タスマニアタイガーは絶滅していない!?シマウマの縞模様は虫よけ? 体温調節?ウマとイヌはどちらが賢いか実は楽しいゴキブリの飼育人間とゴキブリは「共進化」してきた?動物に「心」はあるのか?ヒッピーにも似たボノボのフリーセックス二足歩行と性器の位置性欲が強すぎる有袋類、アンテキヌスパンダの繁殖はなぜ難しいのか?イヌ科の生きた化石、タヌキクマの祖先から発生したオットセイほか
『法華経』は、すべての宗教が力を合わせて人類の平和を実現する教えである――。ただ一つの信念を胸に、世界の宗教指導者と交流を重ね、不可能とされた諸宗教の協力機構「世界宗教者平和会議」を実現させた、立正佼成会開祖 庭野日敬(にわの・にっきょう/1906-1999)。その後半生を不屈の平和行脚に捧げ、数多の人びとを訪ねて世界中を駆けめぐる日々を書き留めた、開祖の‘自伝’第二幕。
人を救い、世を建て直す。その一念から立正佼成会を創立し(1938年)、東西の宗教者と協力して世界平和の実現に心血を注いだ庭野日敬(にわの・にっきょう/1906-1999)。激動の時代と共に歩んだその半生を、みずから筆を執って記した‘自伝’です。雪深い故郷・新潟県菅沼で過ごした少年時代の記憶。父の言葉を胸に上京し、世のため人のためと懸命に働いた青年期。やがてわが子の病をきっかけに、その生涯を捧げることになる『法華経』と出遇う――。昭和51年の発刊以来、多くの人に読み継がれ、信仰の喜び、生きる勇気を読者に与え続けている一冊です。
来日して40年、サンマリノ大使にして在京各国大使を束ねる「駐日外交団長」であるマンリオ・カデロ大使と加瀬英明氏による異色の日本文化論。大使は熱心なカトリック教徒であるが日本の神道を高く評価、サンマリノに欧州初の神社を建立した。神道は宗教ではなく自然と一体となった「生き方」であり、その精神が世界の中でもまったく類を見ない、日本人の他人に対する思いやり、やさしさの源泉であると分析。この日本人独自の世界観が世界の将来を救うと言う。
宇宙開発の新たなステージ! それはSFでも、夢幻(ゆめまぼろし)でもない! 地上のエレベーターと同じように、ケーブルを使って宇宙を‘昇り降り’する――これはSFの世界ではありません。その原理は、科学的に認められています。原理だけではありません。2013年、IAA(国際宇宙航行アカデミー)は実現可能性を評価、翌年には常任委員会を設置しました。また、大林組では、実現に向けたプロジェクトが立ち上がっています。本書は宇宙エレベーターのしくみをやさしく解説、宇宙開発の歴史や最新情報(インタビューあり)を通して、その実現性を探るものです。100万円で宇宙に行ける!? 本格的な宇宙時代の到来に、乗り遅れずに!
放送コード完全無視。第1章 テレビじゃ言えない「危ないニッポン」●ニッポンは「1億総活躍」どころか「1億総自主規制社会」●テレビは真実なんて伝えない●ネットはバカのための拡声器●ネット情報で満足するヤツは「深い世界」に辿りつけない●18歳選挙権なら「少年法」はいらねえよ●舛添に怒って角栄に心酔する権力者に都合の良い庶民たち●災害時に「防災服を着る政治家」の白々しさったらない ほか第2章 話題のニュース毒舌分析●30過ぎて少年法に守られてる下品な少年A●笑点を本気で面白いと思ってる視聴者だからナメられる●乙武クンを「真面目」と決めつけた人に潜む差別意識●賞味期限もエコも消費者ではなく経済のためにある●ベッキー、ASKA、ショーンKほか 輝け!2016年ヒンシュク大賞 ほか第3章 テレビじゃ言えない「天国のあの人たち」の話●大橋巨泉、デビット・ボウイ、高倉健、原節子との秘話 ほか第4章お笑いBIG3と老人論●なぜ若手芸人はBIG3を超えられないか●タモリとオイラは何が違うのか●ジジイが嫌われるのが理想の高齢化社会●シルバーシートがニッポンから奪ったモノ ほか
教師・宮沢賢治の感動の授業を再現!月の夜、そば畑の花があまりに美しいので、一人でそこで泳いでしまう先生でした。いつも服やズボンのポケットの中を、何かしらない宝物でいっぱいにしている先生でした。私が、この今の人生を全部投げ出してでも、生徒になって習いたかった先生でした。(略)その先生の名は花巻農学校教諭宮沢賢治。この世で一番美しい、あの物語「銀河鉄道の夜」を書いた作者です。(本文より)大正10年から15年まで、宮沢賢治は故郷・花巻の農学校で教鞭をとった。公式だけでは絶対に解けない代数の問題。生徒たちを二班に分けて競わせた英語のスペリング競争。土壌学の授業では、地球の成り立ちをまるで詩のようにうたいあげ、肥料学では、一枚の細胞絵図から生命の記憶を説き起こす。そして、まだ生まれたばかりの『風の又三郎』や『春と修羅』の作品群を生徒たちに朗読して聞かせたという国語の授業――。教え子たちの心に忘れがたく刻まれた幻の授業がよみがえります!
地方創世を問う傑作ノンフィクション。「地方から世界へ」のスローガンを掲げ、キャリア官僚・溝畑宏の熱意によって創設されたプロサッカーチーム大分トリニータ。宴会では裸踊りも辞さないドブ板営業で溝畑はスポンサー集めに奔走。ついにはW杯の大分招致を果たし、さらにナビスコ杯を制しチームは日本一に。しかし翌年チームは経営破綻し溝畑は社長を辞任、その後はチームも低迷し、2015年にはついにJ3に降格した(昨シーズンにはJ2復帰を決めている)。 Jリーグ屈指のホームスタジアムを持ち、充実した育成システムで日本代表選手も数多く輩出、一度は日本一にも輝いたトリニータが迷走した理由は何か。溝畑はなぜ追放されたのか。チーム創設から現在までの22年を追うことで、地方でのプロスポーツチーム経営の難しさ、ひいては日本の「地方創世」の実態が見えてくる。ベストセラー『オシムの言葉』の著者が2010年に刊行した傑作ノンフィクションに、その後の取材を加えた増補版。