膝が痛くて歩けない、階段昇り降りがつらい、遠出ができなくなるなどの悩みをかかえる人は多い。ひざの痛みの原因になる変形性ひざ関節症は、骨と骨の間にあってクッションの働きをしている軟骨が、加齢によってすり減り、摩擦を生じるようになって、炎症を起こしたり水がたまって起こります。患者数は1200万人、要治療者は700万人いるといわれています。軽症であれば、歩き方や姿勢、日常動作の工夫、ストレッチや筋トレなどで改善することができます。手術をする前に、減量や術前のリハビリテーション、術後のセルフケアなど、知っておくべきこと、するべきことがあります。手術をするかどうかの見極めから病院選び、治療の選択肢、セルフケアの法を、専門医がわかりやすく解説。2014年10月刊行の書籍に最新情報を収載。カラー「ひざの痛みを治す健康体操」つき。毎日のストレッチや運動で、ひざの痛みは確実に軽くなる!