稲盛和夫、松下幸之助、本田宗一郎……超一流は、皆’謙虚’キャリアアップを目指すビジネスパーソン必読人望を得て成功を収める秘訣謙虚さ――。それはビジネスで大きな成功を収めるための必須条件といわれます。実際に、超一流の経営者である稲盛和夫氏(京セラ・KDDI創業者)や松下幸之助氏(パナソニック創業者)、本田宗一郎氏(本田技研工業創業者)などといった名立たる経営者たちもまた、謙虚な人柄が後世に伝えられています。歴史を振り返っても、最後に勝利を収めるのはいつも謙虚な者でした。謙虚な者が勝つというのは、万古不易の法則なのです。しかし、「謙虚であれ」と言われても、具体的にどう実践すればいいのかつかみどころがありません。言葉どおりただ控え目に振る舞っても、ビジネスの場面では損をすることも多いでしょう。「声の大きい人が勝つ」という言葉もあるくらいです。実際のところ、ビジネスの舞台が世界へ広がった昨今、日本人のつつましさが国際競争で裏目に出ているケースは多いものです。そこで提案したいのが、「謙虚力」を磨くという考え方です。「謙虚力」とは、単に相手にへりくだり譲るのではなく、相手を尊重し立てながら謙虚にしなやかに自己主張をする力のことです。「謙虚力」があれば、自分の意向とともに働くメンバーの主体性を両立させ、組織のパフォーマンスを最大化させることができます。またビジネスの舞台が世界に広がった現代、自己主張に長けた外国人と折衝しなければならないような場面でも競り負けることがありません。本書では、この「謙虚力」の定義と磨き方、実際のビジネスシーンにおける実践方法などを紹介します。キャリアアップを目指す、すべてのビジネスパーソンにブレイクスルーをもたらす一冊です。