自分の字の汚さに、今さらながら愕然とした著者(52歳)は考えた。なぜ自分の字はこんなに汚いのか、どうすれば字はうまくなるのか、字のうまい人とヘタな人は何が違うのか、やっぱり字は人を表すのか……。そんな素朴な疑問を晴らすべく、字の汚さには定評のあるコラムニストの石原壮一郎氏、女子高生みたいな字を書くライターのゲッツ板谷氏、デッサン力で字を書く画家の山口晃氏、手書き文字を装丁に使うデザイナーの寄藤文平氏らに話を聞き、作家や著名人の文字を検証し、ペン字練習帳で練習し、ペン字教室にも通った。その結果、著者の字は変わったのか……!?美文字になりたくてもなれないすべての人に捧げる、手書き文字をめぐる右往左往ルポ!【目次より】■子供の頃から「字が汚い」と言われていた■石原壮一郎さんの字の汚さは‘病気レベル’!?■編集者からの手紙の文字も千差万別■『30日できれいな字が書けるペン字練習帳』に挑戦!■当代随一の絵師・山口晃さんの文字は……?■ポイントは〈道具・メリハリ・ひと手間〉■悪筆ナンバーワン作家は誰だ!■筆跡を変えれば性格も変わる!?■丸文字はいつどのようにして生まれたのか■‘いい感じの字’は図形的に書くべし!