せっかくこれだけ古本を蒐めても、墓場までは持っていかれない ──そのことに気づいた著者が、厳選に厳選を重ねトランク一つ分に本を詰めてみたり、私家版『暗黒館の殺人』の製作に着手したり、再び日下三蔵邸の本棚整理に行ってみたり……本を愛してやまない本棚探偵。<br />第68回日本推理作家協会賞〈評論その他部門〉受賞作!カラー口絵を特別収録。<br />