隣には、あなたが―ベーチェット病により19歳で失明したぼくと誘導者の方々―
自然の中で遊びまわり、サッカーに夢中になっていた少年。
中学2年生のときに突如、目に違和感を覚え、大学病院へ行くと、医師から「ベーチェット病」であることを告げられる。
さらに、「将来、失明するだろう」という宣告。
そして、19歳で両目を失明――。
失明するまでに味わった恐怖、葛藤。
そして抱いた絶望。
その暗闇から著者を救い出してくれたのは、街中で「大丈夫ですか?」と声をかけて誘導してくれた、名前も、顔も知らない、通りすがりの人たちだった。
本書は、著者が失明するまでの体験をリアルに綴るとともに、その後に出会った誘導者の方たちとの心温まるエピソードで構成。
「第53回 NHK障害福祉賞」優秀賞受賞エッセイも加筆・編集して収録。
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