世界一わかりやすい日本憲政史 明治自由民権激闘編
なぜ日清日露戦争に勝てたのか? こんなことやってて……・明治の指導者は立派だったが、昭和になってだめになった・明治時代の日本は、藩閥専制の時代だった・非民主的な明治憲法により、政党内閣制はなかなか実現しなかった・明治憲法下の衆議院は、最弱の存在だった。
・民衆は自由民権運動で政府に対抗した――こうした明治日本の通説はみな大間違いだった。
明治から現代に至る日本の憲政史、すなわち憲法というルールに基づいて行われる政治というゲームの歴史を読み解く鍵は、拒否権です。
帝国憲法でも現行憲法でも、「何ができるか」という指導力ではなく、「何をさせないか」という拒否権で、日本の政治は動いているのです。
要するに、「誰が一番、人の邪魔をするのがうまいか」を見ないと、真の権力者が誰だか、わからなくなるのです。
何を実現したかという指導力ではなく、誰が誰を潰したかという拒否権を通して見ると、全く違う世界が見えてきます。
(「はじめに」より)「拒否権」というキーワードから見れば、すべての謎がすらすらと読み解ける!教科書では絶対に教えない、今に続く日本政治の不甲斐なさの理由が、世界一よくわかる本。
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