日本の官僚機構は当時、すでに行き詰まっていた――。<br />どうすれば改革を実現できるのか、そのためには何が必要なのか。<br />霞が関を批判するだけでは何も変わらない。<br />「日本大転換」の方向を示す明確な対案をもって、彼らを説得し、あるいは対峙していかなければならないのだ。<br />総理大臣・菅直人が1996年、今この時代を見据えて書いた決意の書。<br />