15世紀半ば、嘉吉の乱による将軍暗殺のあと、幕府は求心力を低下させ、首都近郊では一揆が続発。<br />主を失った牢人が京にたむろし、博打に興じ、乱暴を行うなど混乱を生じさせていた。<br />その後の10年に及ぶ応仁・文明の乱で暗闘した足軽は、いったいどこから現れ、何をしていたのか。<br />下剋上そのものといわれた足軽の姿を明らかにし、室町時代の実像に迫る。<br />