江戸時代はセックスレスとは無縁だった。<br />十五、六歳で初体験を済ませ、夫婦になったら毎晩色々な体位を楽しむ。<br />夜這いはし放題、密通も日常茶飯事で、女郎買いにもおおらかな社会。<br />性風俗も吉原、岡場所から夜鷹まで百花繚乱。<br />その裏には蔓延する性病や身売りなどの悲劇も、もちろんあった。<br />江戸の性生活を、素人の部と玄人の部に分けて、浮世絵も交えながらしっぽり解説する。<br />