いま日本の一部ビジネスエリートや高学歴層のなかで、極小の国家と最大の自由を目指す人びとが、確実に増えている。<br />その名は「リバタリアン」。<br />「日本史より世界史を教えろ」「福祉は国による強奪である」などの主張の背後には、人間の欲望への深遠な洞察と、自由への限りない憧れがある。<br />「リバタリアン」の思想を理解してこそ、日本の将来が浮かび上がる。<br />右翼でも左翼でもない「リバタリアン」への格好の入門書。<br />