もうマネジメントしなくていい
社員一人ひとりが考え、学び、成長していく「自律成長型組織」のすすめマネジメントにおいて、特に経営者の悩みが多いのが’ヒト’のマネジメントです。
本書は、著者が実際のクリニック経営で組織運営で悩み、それをどのように「自律成長型組織」に変えていったのかという流れを時系列でわかりやすく解説しています。
業績は右肩上がりで伸びているのに、社内の雰囲気はどんどん悪くなり、辞めていく人が後を絶たない…。
そんな会社が今では、経営者がほぼマネジメントに携わることなく、自走する組織としてうまく回っている。
スタッフも生き生きと働き、その良い雰囲気がクリニックを訪れる患者にも伝わり、評判のクリニックとして好循環が生まれている。
そのように変われたのは、まず経営者自身が考え方を変えたことでした。
少しずつ自分を変化させ、同時にマネジメントのやり方も変えてきたことで自走する自律成長型組織はつくられていきました。
いま著者が大切にしているのが「マネジメントの5つの原理原則」です。
原則(1)「自分が変わることでしか相手は変えられない」原則(2)「人を理解してはじめて人から理解される」原則(3)「自分ができることに集中し、影響の輪を広げる」原則(4)「人間の能力には得手不得手がある」原則(5)「生産と生産能力のバランスを取る」著者がこの5つの原理原則にどのように行き着いたのか、この原理原則と「自律成長型組織」がどのように結びついているのか。
組織が思うどおりに動いてくれない、離職者が後を絶たないなど、マネジメントのやり方が悪いから組織がうまく回らないのだと考えがちな経営者・リーダーの方にとって、マネジメントをしないというこの手法は大きな気づきにつながるはずです。
特に著者のように手に職を持つ業態の経営者には参考になることが多いと思います。
ぜひ、ご一読ください。
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