新聞と日本人 なぜ、真実を伝えないのか
新聞がダメなのか? 日本人が悪いのか? 報道が歪められる、日本独自の理由に迫る!悪い事態を思い浮かべると、それが現実になる。
「事故が起こる」と言えば、実際に起こる。
だから嫌なことは口にしないし、考えもしない。
これがわれわれを縛りつけてきた「言霊(ことだま)」であり、今もって日本人はその支配下にある。
とりわけ報道機関は──。
新聞はなぜウソをつくのか。
この重大な疑問を考えつづけた著者は、真実を伝えられないのは「言霊」の呪縛ゆえだと看破(かんぱ)した。
新聞は読者あってのことである以上、読者である国民が「言霊」信者である限り、正解で冷静な報道など出来ようはずがない!報道の陥穽(かんせい)を衝く、スリリングな文化論!
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