天下分け目となった関ケ原合戦。<br />東軍が勝利し、西軍の大名のほとんどが所領を没収された。<br />そうした失領大名のなかで、のちに大名として復活をとげた男たちが実在する。<br />ただの牢人に落ちた人間が、再び大名に成り上がる、すなわち「逆転大名」となる。<br />なにゆえ彼らは、‘奇跡’を生みだし得たのか? すべてを失ってもまた登ってくる人間とは、いったいどのような人たちなのか?