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近衛文麿と日米開戦――内閣書記長官が残した『敗戦日本の内側』

昭和史の貴重な記録を読み解く。
日本が太平洋戦争に突入していく重要な時期に国政を担った、第二次・第三次近衛文麿内閣。
その内閣書記官長を務めた富田健治によって、戦後に書かれたのが『敗戦日本の内側――近衛公の思い出』である。
そこには、近衛らが緊迫する国内外の情勢にいかに対応したかが、当事者しか知りえない舞台裏と共に、息づかいまで感じられる筆致で綴られている。
解説は、昭和史研究の第一人者である川田稔名古屋大学名誉教授。
会話などからも歴史的価値を見出し、読み解いていく。
はたして、日米開戦は不可避だったのか、それとも――。




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