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私は自分のパイを求めるだけであって人類を救いにきたわけじゃない

――10年前の私なら、「ユニコーン系男子」と出会えなかった自分の運命を呪いつつ、それまで通りに生きていたでしょう。
もちろん、世界の人口の半分を占める女性のパワーや、家父長制に立ち向かう効果的な方法を知ってしまった今は違います。
女性が諦め、それまで通りに生きようと思うことこそ、男性中心社会の望むところです。
(「日本の読者のみなさんへ」より)生きづらい男性社会の中でキャリアや夢を実現したい女性たちから支持され、韓国では発売3カ月で5刷を記録。
ニューヨーク・タイムズにも紹介されたフェミニズム空間「ウルフソーシャルクラブ」運営者の著者による、等身大のフェミニズム・エッセイ。
広告業界の第一線で20、30代を送った著者は、40代で#MeToo運動の波を被って初めて、これまでの自分に疑問を持ちます。
『セックス・アンド・ザ・シティ』を地でいくバリキャリのつもりだったけれど、全く自由でなかったのではないか……。
仕事をしていく中で、社会への疑問や憤りが高まっていきます。
2021年4月には「女性の党」の党首としてソウル市長選にも立候補。
落選したものの4位に入る。
コピーライターであり、ブックカフェのオーナーを務める著者が、自らの経験をもとに発信します。




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