背景からスッキリわかる ローマ史集中講義
・なぜ小さな都市国家が‘世界’を制覇できたのか?・なぜローマ帝国はかくも戦いつづけたのか? ・アメリカとローマ帝国の共通点とは?・戦上手のハンニバルはなぜ最終的にはローマに敗れたのか?・江戸幕府とも思いがけない共通点がある?・地域勢力に留まったギリシアとの違いは奴隷制度にあった!?建国から共和政の確立、権力闘争、ローマの平和、分裂・滅亡へと至る古代ローマ帝国の歴史を、ベテラン講師が‘背景からわかりやすく解説’。
知識ゼロでも、2時間でスッキリわかる一冊!【Q】なぜローマ帝国はかくも戦いつづけたのか? 【A】当時のローマ社会では、軍事的資質に優れていることは指導者にとって最も重要であり、出世競争に不可欠であった。
民衆は軍事的資質に優れている指導者を指示し、指導者は支持されるために戦争で活躍する機会を望んでいた。
【Q】アメリカとローマ帝国の共通点とは?【A】(他にもあるが一例を挙げれば)マケドニアと戦争になったローマはマケドニアが支配していたギリシア人たちに、「自分たちは、マケドニアの支配からあなた方を解放して自由にするために戦っている」といったスローガンを積極的に展開して支持を増やしていった。
【著者略歴】長谷川岳男(はせがわ・たけお)1959年神奈川県生まれ。
上智大学大学院文学研究科を単位取得のうえ満期退学。
駒沢大学、国学院大学などの非常勤講師を経て、鎌倉女子大学教育学部教授。
専門は西洋古代史で、研究テーマはヘレニズム期のポリス世界、ローマ人のギリシア認識、西洋文明におけるギリシア文化の受容など。
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