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ニュータウンの社会史

高度経済成長期に誕生したニュータウンは、新しいライフスタイルとして「あこがれ」の的になった。
丘陵を切り開いて建設した東京・多摩ニュータウンや大阪・千里ニュータウンが代表する集合住宅は、都会で就職した地方出身者には誇らしい住空間だった。
それとともに、私鉄は都心と直結することで交通網を整備した。
2DK・3DKという間取りを生んだ住宅政策の原点でもある。
しかし、現在、日本各地のニュータウンで深刻な問題になっているのが、居住者の高齢化である。
これは、同時期に同年代層が大量に入居し、また定住志向が強かったため、居住人口の中心年齢が固定化されたまま一気に押し上げられたためだ。
さらに、少子化に伴う学校の統廃合問題、建物の老朽化と建て替え問題、商店街の衰退など、現在のニュータウンではさまざまな問題が同時並行的に発生している。
もてはやされた時期から少子・高齢化が急速に進んでその対応策に苦慮している現在までの50年間をたどって、日本の縮図であるニュータウンを通じて社会の変貌を描き出す。




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