1904年11月、日露戦争の国際世論をめぐる攻防に、天心が投じた英文著作。<br />日本文明の源泉をたどり、明治維新の大要を解き、「黄禍」の妄説を覆す。<br />2年後の名著『茶の本』に通ずる詩趣をたたえた本書は、時のルーズヴェルト大統領が手にとり、英米有力紙誌が取り上げ、全米年間4位の書店売上を記録した。<br />