91歳の生涯で1000に余る企業・学校を育成・支援した大実業家の自伝。<br />武州深谷の百姓に生まれた少年が攘夷倒幕を志すも、あろうことか徳川家の直臣として異郷の地パリで維新を迎える羽目となり、のち明治政府を出て実業界に転じる33歳までの青春の履歴を、円熟期を迎えた渋沢翁が、子弟に請われるまま座談のかたちで物語る。<br />