「こうして行くところまで行ったのが大東亜戦争です。<br />敗けましたが、私は何も恥ずかしくないと思う(林)/あの戦争で日本民族はじつによくやったと思います(岡)」。<br />1968年、奇しくも明治百年の節目に、日本を代表する数学者と文学者が東京・芝明舟町で対座する。<br />岡潔(67歳)、林房雄(65歳)、民族の自信回復をうながす二日間の対話。<br />