ふつうに生きるって何?
進路、競争、同調圧力、貧困・格差……。
気鋭の財政社会学者が贈る未来をつくる君たちへの物語。
障害がある、ないにかかわらず、女の人も男の人も、お年寄りも若い人も、すべての人がお互いの人権や尊厳を大切にし、支え合い、誰もが生き生きとした人生を送ることができる社会、これを「共生社会」といいます。
本書では、小学5年生の主人公・愉太郎が、日々の暮らしの中でさまざまな疑問と出合い、悩みます。
そして、生きづらい社会の中で、お互いに支え合うことの大切さに気づいていく過程が描かれています。
母子家庭で育った著者の実体験に基づいた物語で、社会のあり方を読者に主体的に考えてもらいたいという願いが込められています。
自己責任社会から、頼りあえる社会へ。
誰もが安心して暮らせる社会を実現するために、私たちにできることとは何か?財政社会学者ならではのアプローチを大切にしながら、子どもたちに生き方を問いかけ、また親世代の大人たちにも気づきをもたらす内容です。
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