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重ね煮でつくる不調のときの養生スープとごはん

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以上、あらかじめご了承の上お楽しみください。
たっぷりの野菜を鍋の中に順に重ねてコトコト煮込むだけ。
滋味あふれるやさしい味で心も体もすっきりととのうスープとごはんたっぷりの野菜やきのこを切って、鍋の中で重ねる。
少しの水でコトコト煮て、天然塩でしあげるだけ。
野菜のうまみで、やさしい味のスープのできあがりです。
おいしさの秘密は、きのこ、葉物野菜、根菜と、土の上で育つ野菜は下に、土の中で育つ野菜は上と、陰陽の法則で重ねること。
春キャベツのスープには黒豆ごはん、塩豚と根菜のスープにはもち麦ごはんと、一汁一飯で立派な献立の完成です。
冬には冬の、夏には夏の、旬の食べ物には、その季節に必要な栄養分が含まれています。
自然のものを旬のときにいただくことは、体を守ることにもつながります。
食事で命を養う「食養生」。
おなかの調子が悪ければ、おかゆと梅干し、寒い日はショウガ湯で体を温める、毎日のように食べるお味噌汁も養生食に。
陰陽の調和を大切にした調理法でつくった料理は、やさしく滋味にあふれた味に仕上がります。
重ね煮で、心も体もととのう料理を、家族みんなでいただきましょう。
梅崎 和子(うめさきかずこ):健康料理研究家、栄養士。
1951年島根県生まれ。
病院栄養士として勤めるなかで、現代家洋楽に疑問を感じ、陰陽調和の料理を学ぶ。
1987年、仲間とともに、食と健康を考える「いんやん倶楽部」を設立。
「健康は毎日の食卓から」を合言葉に、陰陽調和料理の研究と普及に努め、日本人本来の食生活を提案。
各地で料理教室を開催するほか、安心できる食材をつかった商品開発を行っている。
著書に『不調・病気知らずの体をつくおくすりごはん』『おばあちゃんの手当食』『重ね煮だからすごくおいしい』などがある。




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