終戦直後の北海道に生きる少女・桂子と、彼女を軸に織り成される素朴で美しい日々。<br />雪深い開拓地に暮らす苦しみ、親友との別れ。<br />徴兵された父や叔父たち、それを見送った開拓一世の祖父母。<br />戦争に巻き込まれる人々の悲哀が、純真な少女の目を通して語られる。<br />