ジェネレーショノミクス
すべての世代論を過去にする、社会科学としての世代論の誕生。
世代論は面白い。
しかし胡散臭い。
なぜか。
同一世代に属するすべての人に単一の特徴を当てはめ、自分の体験を相対化しないで語る。
世代区分の理論的根拠が薄い。
実証的に検証しない。
世代と歴史の関連が明らかでない。
世代交代と加齢の効果を区別しない。
従来語られてきた世代論の多くが、こういった問題を抱えている。
本書では、これらの問題を解決し、社会科学の分析ツールとして取り組むに値する世代論の構築を目指す。
社会科学としての世代論には、次の4つの特徴がある。
1.世代の多層性に着目する2.有効性と実証性を担保する3.世代と歴史環境の相互作用を重視する4.世代によって変わることと変わらないことを区別する本書は、世代論の新たな地平を開く端緒となる。
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