餃子、春巻、酢豚……品書きは至って普通、しかし京都の中華はちょっと違う。<br />にんにく控えめ、油控えめ、強い香辛料は使わない。<br />だしのとり方が独特で、どの店も勘定がやさしい。<br />花街で愛されてきた割烹式中華から、学生街のボリューム満点中華まで、この街の歴史や風習に合わせて変化してきた「京都でしか成り立たない味」のルーツを探索する。<br />