錆びた看板に初めて魅かれたのは、能町みね子が中1の時だった。<br />そんな著者が全国ローカル線を計画性不十分にめぐるとどうなるか。<br />「平成22年2月22日の死闘」「琺ホーロー瑯看板フェティシズム」「あぶない! 江ノ電」など、タイトルからして珍妙な乗り鉄イラストエッセイが出来上がるのです。<br />本書を読めばあなたも鉄道旅に出たくなる……たぶん!