百歳を超えた今でも筆をとり、制作に励む孤高の美術家、篠田桃紅。<br />その墨を使った独特の作品は、世界中から注目されている。<br />「人の成熟はだんだん衰えていくところにあるのかもしれない」「人生、やり尽くすことはできない。<br />いつもなにかを残している」。<br />老境に入ってもなお、若さに媚びず現役を貫く、その強い姿勢から紡がれる珠玉のエッセイ集。<br />