人生の目的
妻に蒸発され、小学生の息子二人を抱えてまじめに働いていた父親が、「疲れた」といって子供たちと心中した。
父親のズボンのポケットには10円銅貨一枚、子供の手帳には「おかあさんもじ国(地獄)へ行け」と書かれていた。
四十数年前にあった悲惨な事件だが、なんともいえないリアルさと、自分の胸に指を突きつけられる思いが今もする。
お金も家族も健康も、支えにもなるが苦悩にもなる。
人生はそもそも思うにままならぬもの。
ならば私たちは何のために生きるのか――。
人々に寄り添うその深い洞察が大反響を呼んだ衝撃の人生論。
時代が変わる今、再読したい心の羅針盤。
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