「‘生きる’という事は、本当はもっと‘泥くさい’事なのだよ。<br />そして、それは美しいのだ」。<br />同い年の「戦友」の死、愛着あるホテルの営業終了、長崎で平和を我が子に語る若き母親、「十七歳」の犯罪……。<br />日本中を歌い歩いてきた「旅芸人」だからこそ綴れる、この国が忘れてはならない「心」と「情」と「志」。<br />胸に沁み入るエッセイ集。<br />