自由を尊重し、富の再分配を目指すリベラリズムが世界中で嫌われている。<br />米国のトランプ現象、欧州の極右政権台頭、日本の右傾化はその象徴だ。<br />リベラル派は、国民の知的劣化に原因を求めるが、リベラリズムには、機能不全に陥らざるをえない思想的限界がある。<br />これまで過大評価されすぎたのだ。<br />リベラリズムを適用できない現代社会の実状を哲学的に考察。<br />注目の哲学者がリベラリズムの根底を覆す。<br />