著者は、男の最高の美徳とは何かについて三島由紀夫氏と対談した時、期せずして「自己犠牲」で意見が一致したと語る。<br />男だけが理解し、共感し、歓び、笑い、泣くことのできる世界。<br />そこには女には絶対にあり得ない何かがある。<br />執念、友情、死に様、責任、自負、挫折、情熱、変節……42の鮮烈なエピソードが紡ぎ出す究極のダンディズム。<br />