さらば、欲望 資本主義の隘路をどう脱出するか
グローバリズムの矛盾が露呈し、新型コロナに襲われ、ついにはプーチンによる戦争が始まった。
一体何が、この悪夢のような世界を生み出したのか――自由、人権、民主主義という「普遍的価値」を掲げた近代社会は、人間の無限の欲望を肯定する。
欲望を原動力とする資本主義はグローバリズムとなり、国益をめぐる国家間の激しい競争に行き着いた。
むき出しの「力」の前で、近代的価値はあまりに無力だ。
隘路を脱するには、われわれの欲望のあり方を問い直すべきではないか。
稀代の思想家による絶望と再生の現代文明論。
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