ダウン症の書家として活躍する金澤翔子さんは、東日本大震災後、困難を極めた被災地に「共に生きる」というメッセージをたずさえ、何度も足を運んできました。<br />福島の子どもたちとの書画コラボレーション。<br />岩手の仮設住宅で語り合った夢。<br />そうして重ねた日々の出会いは、日本各地の「いのち」をめぐる旅でもありました。<br />人びとに希望の灯を届けた2年間を、母・泰子さんの文章と多数の記録写真で見つめるフォト・エッセイ。<br />