2001年の9・11同時多発テロ後、アメリカの情報・軍事政策は一変した。<br />中東やアフリカの各地で、中央情報庁(CIA)は無人機に頼った暗殺作戦に血道を上げる準軍事組織に様変わりし、一方で国防総省(ペンタゴン)は自前のスパイ組織を立ち上げ、特殊部隊が 正規の戦場の外でテロリストを狩り始める。<br />両者は互いの縄張りを奪い合い、次第に確執を深めていく――。<br />