コミュニケーション不全症候群
1991年に発表され、若者の共感と批評家からの絶賛を浴びた書き下ろし評論が電子版として復刊。
栗本薫の筆名でグイン・サーガ、伊集院大介シリーズほか数多くのベストセラーを生んだ中島梓が、1991年に発表した書き下ろし評論。
おタク、ダイエット、女性による男性同性愛への関心などを扱い、変容する社会において危機的な状況におかれた自我のあり方を、自身も拒食症・過食症に陥り、また「真夜中の天使」を嚆矢としてやおいと呼ばれるジャンルを拓いた体験を踏まえつつ描いた問題作。
刊行当時若者の共感と批評家からの絶賛を浴びたものの長らく絶版となっていたが、いま電子版として復刊される。
解説・藤本由香里。
【著者】中島梓1953年東京生まれ、2009年に病没。
1977年に群像新人文学賞評論部門を、1978年に江戸川乱歩賞を受賞して文壇デビュー。
小説は栗本薫名義で、評論などその他の活動は中島梓名義で発表する。
正伝130巻、外伝21巻のグイン・サーガ・シリーズを始め、400点を越える著作が刊行された。
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