おてんとうさんに申し訳ない 菅原文太伝
映画俳優だけではない、菅原文太氏の一面映画俳優として確固たる地位を築き、多くの人から愛された菅原文太氏。
ただ、「映画俳優」が彼のすべてではない。
彼は2014年11月に他界する少し前に「日本を再び戦争をする国にしてはならない」という思いから命を削って沖縄県知事選の応援に臨んだ。
また、「政治の最大の責任は国民を飢えさせないこと、戦争をしないこと」という信念から無農薬有機農業を始め、さらにはラジオや雑誌の対談に同様の問題意識を持つ専門家を呼び、積極的に発言してきた。
今改めて、我々は菅原文太氏の最後のメッセージを考えていく必要がある。
【著者】坂本俊夫昭和29年(1954)、栃木県宇都宮市生まれ。
早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。
著書に『シリーズ藩物語 宇都宮藩・高徳藩』、共著に『東の太陽、西の新月 日本・トルコ友好秘話「エルトゥールル号」事件』、『明治の快男児トルコへ跳ぶ 山田寅次郎伝』(いずれも現代書館)などがある。
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