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野垂れ死に ある講談社・雑誌編集者の回想

おもしろうてやがて哀しき編集者」初めて書かれた大手出版社への挽歌。
本書には、平成史を彩った数多のスター、政治家などが次から次へと登場する。
オウム真理教事件をはじめ日本社会を震撼させた大事件を描く際の臨場感も圧巻。
また、編集長として戦友のように付き合った名物記者たちを活写する筆致は深い感動を呼ぶ。
著者にとっては、「有名無名」より、「人間」一人ひとりに焦点を絞ることが何よりも大事なのだ。
同時代を生きてきた誰もが自らの来し方を想起できる点も本書の大きな魅力である。
【著者】元木昌彦1945年新潟県生まれ。
早稲田大学商学部卒。
1970年講談社入社。
「月刊現代」、「婦人倶楽部」、「週刊現代」を経て、1990年「FRIDAY」編集長。
1992年から1997年まで「週刊現代」編集長・第一編集局長、1999年オンラインマガジン「Web現代」創刊編集長。
2006年講談社を退社し、「オーマイニュース日本版」編集長・代表取締役を経て、現在は出版プロデューサー。
「週刊現代」編集長時代には週刊誌5位に低迷していた売上を、創刊以来最大発行部数150万部、当時の週刊誌トップにまで伸ばした。




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