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ベーシックインカムとジェンダー 生きづらさからの解放に向けて

生きづらさと貧困をかかえる当事者が、ベーシックインカムを軸に社会構造の矛盾をめった切り。
ワーキングプアや失業者が増大する中、赤ん坊から高齢者まですべての人に無条件で最低限の所得保障を給付するベーシックインカム(BI)構想が議論を呼んでいる。
従来の議論に欠けていたジェンダーの視点からBIの可能性、限界を検討。
シングルマザー、セクシュアルマイノリティ、主婦、働く単身女性、学生…。
性別役割分業と家父長制が蔓延る日本社会で家族単位の社会保障政策の周辺に置かれ、生きづらさと貧困をかかえる当事者が、BIを軸に社会構造の矛盾をめった切り。
【著者】堅田香緒里1979年、静岡県生まれ。
埼玉県立大学保健医療福祉学部助教を経て、現在、法政大学社会学部准教授白崎朝子1962年生まれ。
介護福祉士。
ケアワークやヘルパー初任者研修講師に従事しつつ、反原発運動、女性労働、旧優生保護法強制不妊手術裁判支援などの諸活動と執筆を続けてきた。
著書『介護労働を生きる』、編著書『ベーシックインカムとジェンダー』(共に現代書館)。
2009年、 平和・協同ジャーナリスト基金賞の荒井なみ子賞受賞。
野村史子70年代初頭にウーマン・リブの活動に出会う。
以後、家族制度、女性のからだ、優生思想、セクシュアリティ等の問題について個人的かつ政治的に活動を続ける。
屋嘉比ふみ子1981年、(株)京ガス入社。
1987年、日本初の女性ユニオン、おんな労働組合(関西)の結成に参加、活動。
1998年、京ガスを相手に男女賃金差別裁判を京都地裁に提訴し、画期的な勝利判決を得る。
現在は、ペイ・エクイティ・コンサルティング・オフィス(PECO)代表として活動中。




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