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三浦半島と鎌倉の縄文地名

「不入斗」は湊、「久留和」は、魔力をもつ神です。
では、「十二」の意味は?アイヌ古語で解明しています。
縄文文化は現代の私たちの生活や宗教心の根源に位置しています。
三浦半島の夏島や諸磯海岸、鎌倉市大船小袋谷には古い時代の遺跡が残っています。
本書は 1 万年前から三浦半島に暮らした人々が伝えてきた地名を縄文由来のアイヌ古語で分析をし、彼らの生活や神々への思い、海との関りを明らかにしています。
例えば、「雪の下」の地名は、「雪が積もった所」と解されています。
しかし、アイヌ古語では「鹿が多い所」になります。
神々への思いも東京湾と相模湾方面では異なります。
本書は三浦半島文化の根源を探っています。
【著者】神谷真昭和18年、長野県小川村に生まれる。
法政大学卒。
元神奈川県立図書館長、アイヌ語による地名解読を通じて縄文文化を研究。
現在、中世に滅んだ長野市中条の虫倉山麓の夷一族の痕跡を探索し、その民俗を研究している。
著書『信州鎌倉一族千年の歩み』『お焼きとおぶっこみと「からかさ石」の里』『空蝉の旅立ち(「猫の寄り合い」)』『解き明かされた明された謎の縄文地名』。




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